◆田中敦子さんのご冥福をお祈りいたします

 

 

 アニメ『攻殻機動隊』草薙素子役などで知られる声優の田中敦子さんが、8月20日に亡くなった。61歳。所属事務所の公式サイトと、息子で声優の田中光が自身のXにて報告した。


 田中光はXにて「いつもお世話になっている皆様へ」と切り出し、「令和6年8月20日、私の実母であります声優 田中敦子が永眠いたしました」と報告。

 「田中敦子を愛してくださったファンの皆様、 生前お世話になりました業界関係者の皆様、 本人に変わりまして深謝いたします。このような形で親子関係をお伝えすることとなりまして、 非常に残念でなりません」と惜しんだ。

 「本人の意向により具体的な病名は伏せさせていただきますが、 約1年に及ぶ闘病生活も含め、真面目で凛々しく、ちょっぴりお茶目な、 田中らしい人生だったように思います。こんなに自慢の母を持つことができ、本当に幸せです」と闘病生活だったことを説明。

 「最後になりますが、田中敦子が真摯に携わってきた作品を、 田中敦子が愛情を注いできたキャラクターを、 田中敦子という声優をどうか忘れないでください。尊敬する女優/声優であり、愛するお母さんへ愛を込めて」とつづった。

 また、田中敦子さんの所属事務所も公式サイトを通じて「弊社所属俳優 田中敦子 儀(61歳) 病気療養中のところ薬石効なく令和6年8月20日永眠いたしました」と伝えている。

 田中敦子さんは、ニコール・キッドマン、ジェニファー・ロペスなど数多くの吹き替えを担当し、アニメでは『攻殻機動隊』草薙素子役、『ジョジョの奇妙な冒険』リサリサ役、『サラリーマン金太郎』末永美鈴役、『Fate/stay night』キャスター役、『呪術廻戦』花御役、『葬送のフリーレン』フランメ役などで知られる。

 

 

キャラクター | 劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」

 

 

実質のGDPの年率3.1%増、名目600兆円を初めて突破いたしました。内閣府が15日に発表した2024年4月から6月期の国内総生産の速報値は、物価の影響を除く実質で前の時期と比べて0.8%増えて、年率換算では3.1%増となりまして、半年ぶりのプラス成長となりました。名目GDPの実額は、安倍総理が目標に掲げた600兆円を初めて超えたということなんですが、改めてこのGDPの名目と実質の違いというところ、またこの600兆円超えの意味というところを是非森永さんに伺いたいと思います。

森永さん、この1つまず名目でというところの600兆円超えが目標にしてたんですが、この改めてラジオを聴いている皆さんに、名目と実質の違いというところから是非森永さん、お願いしたいんですけども。


この名目と実質っていうのは何が違うかっていうと、物価を考慮しているかっていうことなんですよね。

で、そのそもそもGDPって何かって言うと、これ日本語で言うと国内総生産って言い方をするんですが、簡単に言うと国内でどれぐらいの付加価値、新たな価値が生まれたかみたいな式だと思っていただければと思うんですが、例えば、じゃあ日本がです、すごい簡単な例を出しますけど、リンゴを1年で1個作れましたと。このリンゴが1個100円で売れましたってなったら、この年のGDPは100円ってことですよね。ほう、じゃあ次の年もやっぱりリンゴ1個しか作れなかったんだけど、

リンゴが値上がりしたから、200円で売れましたってなると、この年のGDPは200円になるわけです。

で、前の年に比べるとGDPは倍になったわけですよね。これが名目GDPですと。

ただでも冷静に考えたら、前の年も今年もリンゴ1個しか作ってないじゃん、と。

それなんで、じゃあそんな変わってないのにGDPが倍になったかって言うと、リンゴの値段が倍になったからでしょ。

じゃあそのリンゴの上がった、倍になった物価を差し引いたら、GDP変わらないじゃんっていう見方が実質GDPなんです。

つまり、今年600兆円を超えたっていうけど、皆さんご存知の通り物価が上がったわけですから、それで押し上げられた。じゃん、っていうのがこの名目の話であって、

その物価が上がった分を差し引いて実質で見たら、言うてそこまで上がってないでしょっていう話ですよね。

で、この安倍政権が2015年に名目で600兆円っていうのを目標水準にしてたんです。

それを今回超えたってことで、こうやってメディアでも取り上げられることが多いんですよね。

 

で、この名目GDPが増えたこと、当時500兆円ぐらいでしたから、そっから見て100兆円も増えたっていう話ではあるんですが、もちろん増えることはいいんですけど。

ちょっと水を差すことを言うと、実はこのGDPって結構基準改定っていうと、

その計算の仕方みたいなのがちょっと変えられたんで、当時から多分40兆円ぐらい引き上げられちゃってるんで。

 

実際にはその安倍政権の言ってた2015年当時から、実際は100兆円も増えてない。70兆円いかないぐらいしか増えてないよっていうのが、水を差すかもしれないですけど、それが実態だよっていうのと、あと当時安倍政権で言ってたのは実質GDPで2%ぐらい、経済成長を目指すっていうことも同時に言ってたんですが。

結局今回発表された2024年の4~6月期までの例えば9年間ぐらいで見てみると、実質GDPの成長率って年率0.4%なんですよ。

てことは全然2%には届いてないよね。っていう状況ですから、その名目が増えたよねっていうのは別に、悲観するような話じゃないし、ニュースとしてはいいニュースだけど、

冷静に見ちゃうと、そこまで大したニュースでもないでしょっていう。なるほど。

この 名目にしてみても、いわゆる需要が引っ張る形で上がっていってるんだったら、っていうところがあるんでしょうかね。

おっしゃる通りですね。やっぱりこの物価の上がり方が、

我々の給料が上がって、あれも欲しい、これも欲しいっていう風になって…。
みんな欲しいんだったら値上げしちゃおうっていう形で企業が値上げして、名目が膨れたっていうわけではなくて、

 

この数年間ってコロナで工場が止まったとか、ウクライナとの戦争で小麦の値段が上がったとか、

また中東でね戦争が起きて原油が、みたいな。基本的にやっぱそのいわゆるコストが押し上げるような形でのインフレなので、あんまり我々にとってはその嬉しいインフレではないと。

 

それで言うと、やっぱりその、例えばGDP。おっしゃるように付加価値の合計ということは、その中から我々の給料が出てくるという意味で、その個人消費の部分っていうのがどれぐらいの数字かっていうのは、やっぱりこの数字見る上で非常に大きいんじゃないかと思ってるんですけども、その個人の消費みたいなのって数字としてもどうですか?森永さん、どんな風にご覧になりますか?

そうです、今回の個人消費っていうものを見てみると、前期比で1%プラスなので、5四半期ぶりに増加、プラスに転じたんです。うんで、プラスに転じたことはもちろんいいんですけど、ただ5四半期ぶりに増加ってことは、その前の4四半期はずっとマイナスだった、そういうことですよ、

 

で、この消費っていうのは何を消費したかっていうのを2つに分けることができて、

1つは物。つまりその自動車を買ったりとか、その物を買うか、

あとはサービスの消費ですね。例えばその髪を切ってもらうとか、で、物を買う方の消費は多少増えてるんですけども、

サービスの消費って今回プラスマイナス0%ってことで伸びてないんですよ、

 

で、僕はこれ結構問題だと思ってて。今回個人消費自体はプラスになるだろうなっていうのは、

もうこれ前から予想してて、で、

これはなんでかって言うと、やっぱり3月期の、前の四半期のタイミングで、

自動車の不正とかがあって自動車の生産がちょっとこう遅れたりとかしてた関係で、その反動でその間に自動車買えなかった人たちが買ったりするわけですから、こういう財、物の消費は増えるでしょと。そういう特殊要因があるからと。

 

もうポイントはサービスが増えるかどうかだなっていう風に見てたんですけど、結果見るとプラマイゼロって話なんで。これやっぱりその数字数字で見る以上に、かなり厳しいなと。

 

だからやっぱりそうやって思うと、なんか景気のいい数字ってのもいくつかもう並んでたりとか、例えばその27ヶ月ぶりに実質賃金がプラスになったとかってありますけれども、その瞬間瞬間ではあるけど、トータル足元レベルで見ると、まだまだこの実感として思ってない方の方が、森さんやっぱ多いんでしょう、イメージとしては。

 

そう思いますね。

その実質賃金も前回プラスになったっていう話ではあるんですけど。

あれもやっぱりこうボーナスが、大きく出た月だからっていうだけの話であって、

 

実際内訳からボーナスの分引いて通常の給料だけで計算すると、まだマイナスだったんですよね。

 

で、ますますそう思うとなぜこのタイミングで利上げなんだったんだっていうことが、またこれ感じるところであるんですけど、森さん、ほら、よくこのGDPが、よく、世界でドイツに抜かれて、位になる、次はなんかインドにも抜かれるなんていうことが、これも為替の問題もあるんですけど、この辺りというのは森永さんはどうご覧になってんですか?

やはりおっしゃる通り、為替だったり、インフレだったり、とはそのそもそもの人口の問題もありますから、

日本がどんどん世界の中でGDPのランキングが落ちていくのは、そこは仕方ない部分もあると思うんですよね。

そもそもインドとかって人口が日本と全然違うわけです。

 

そう考えると、その順位が下がっていくこと自体は多少は仕方ないのかなと。他の国も成長してるわけですから。

そのランキングを下げないためにどうするかっていう考えは別に必要ないと思いますけど。

 

ただ、やっぱりその、他の国が成長しているっていうのことを考えると。

なんでこの国だけは成長できないんですか、っていうところに

で、よく少子高齢化だからだとか、人口が減るからだとかっていう人言いますけど、

別に人口が減るから経済成長ができませんなんていう理屈はどこにもないわけであって、

そこは別に考えようの問題でしょと。

 

で、さに今なんてそれこそAIだとかロボットだとかなんとかだって自動化したり、

人を使わないで何かをするっていうのが時代の流れとして来てるわけですから、

そういう意味で日本からすると。ちょっと考えようによっちゃ追い風っちゃ追い風で。

我々って、だって人が減っていく中で経済規模を維持しようとしたら、

やっぱり人じゃない何かに仕事をしてもらわなきゃいけないっていう、その切羽詰まった状況にいるんで。
他の国がなんかAI流行ってるよねぐらいのノリの時に、こっちは死活問題だからって言って本気でこのAIの活用とかに力を注げば、逆にそれが一つのサービスだったり技術を作れる可能性もあるわけで。そういうちょっと明るいビジョン、少子高齢化だからもう沈んでいくだけなんですよ、じゃなくて。逆に、まさにこれ明るいビジョンを解けるリーダーが、先ほどの話題じゃないけど総裁戦ではやっぱり出てきてほしいし、まさに今の時代はそういうリーダーが求められていると思いますけどね。

 

 



考えたらそうですよね。日本って決してその世界に比べてめちゃくちゃ人口が多いかっていうと、まだまだ多い国にある中で、経済規模がアメリカについでなんていうところまで、本来ならその技術だったり物だったりとかっていうところで経済を膨らませて押し上げてきたわけですもんね。だからやっぱりそういう意味では、日本人がダメだとかってことも全然ないわけだし、もう一回ちゃんと誇りを持って日本という言葉を使えるぐらいに。

今やっぱ経済の文脈で「日本」って言うと、あんまいい文脈で使われないわけです。

やっぱりその経済の雑誌とか読んでても、英語のやつだとたまに「ジャパナイゼーション」っていう言葉が出てきちゃって。

それどういう意味ですか、「ジャパナイゼーション」っていうのは?

 

要はこれ、日本化ってことですよね。

日本化、要はデフレとかになったらおしまいだみたいな形で、ネガティブな言葉で使われるわけなんですね。

使われ方でも、かつては「ジャパンアズナンバーワン」みたいな、アメリカ人たちがむしろ日本型経営を学べみたいな。そその出てくる文脈がいい意味で、憧れのみたいな感じで出たのに、やっぱこの30年の停滞、そしてそこから全然抜け出せない政策とかをある意味ちょっとこう揶揄されてるというか。

今回それこそセブン&アイ・ホールディングスが、売却みたいな話ありましたけど、やっぱりあの日本のコンビニエンスの仕組みとかってやっぱりすごい仕組みだったりするじゃないですか。世界にね。

 

まさに今それをアメリカで導入しよう、要はある意味逆輸入的なことをやろうともしてるぐらいですし。

やっぱりその一番わかりやすいとこで言うと、漫画とかアニメとかっていうのは、

やっぱこんだけいろんな産業が海外に取られてしまった中でも、やっぱり未だに日本がトップを走り続けてます。

だからまだそういう意味では、もう全然日本はダメとかっていう必要は全くない、

そんなものは作り出すべきではないと思ってるんで。

だからやっぱその政策を司る首相っていうのが誰になるかはすごい大事だし、

日銀も大事なんですけど、そこの任命をするタイミングで岸田さんがやっぱこの植田さんっていう方を選び、

そして懸念はしてましたけど実際に早々に利上げしちゃった。

 

 

 

日経新聞です。「国債」払いの想定金利を2.1%にする方針です。財務省は来年度予算で「国債」の利払費の計算に使う想定金利を2.1%に引き上げる方針です。今年度予算の1.99%からの引き上げです。日銀が今年3月にマイナス金利を解除し、先月には追加の利上げを決めるなどして長期金利が上昇傾向にあることを反映した形です。利払費が膨らむことで、「国債」費の要求額は今年度予算を1兆9000億円程度、28兆9100億円程度となります。今年度は金利情勢を踏まえて1.99%へと17年ぶりに引き上げていて、今回も上げるとなれば2年連続です。「国債」の利払費の計算に使う想定金利を2.1%にするという方針ですが、田中さん、これはどうご覧になりますか?

別にいいんじゃないですか。

これね、日経さんとかいろんなメディアがこの「国債」払いが圧力財政に影響すると誘導したいんでしょうけれども、これぐらいの利払いであれば、日本の経済が順調に成長していけば、何の負担もなく払うことができますんで。別にこれ、1.99%が2.1%になったからって、大きく騒ぐ必要はないと思います。そんな程度のニュースだと思います。

だから経済成長を順調にしていけば問題はないと。何の問題もないですね。

はっきり言って、国家予算から見ると、まったく小さな話題ですね。

 

それを大きく取り上げてしまうと(ミスリードで)、財政の負担が大変だという議論をしやすいですが、

もし自民党の総裁が財務省派であれば、ここら辺を(わざと)深刻に捉えてしまうわけですよね。

だからそういったことがないような政治家を、日本の総理に選ばなければいけないと思います。