◆おまけ「境界の彼方」

 

 


どれだけ破壊的なインパクトをマーケット並びに国民と生産者に与えるかっていうことの証明にもなっているんです。扱い方次第では、消費者と生産者に被害を与える単なる生産縮小だと、数式的な話をめちゃくちゃ分かりやすく噛み砕いて、重要な結論を導けるという話を解説する動画を出してみましょうか。

皆さんこんにちは。京都大学の藤井哲です。本日はですね、僕が色々なYouTubeの動画も流しているんですけど、今日はちょっと数学的な話をちょろっと、数学的にはてもちょろっとした触りなんですけども、非常に重要な話が、これほど数学を使うとめちゃくちゃ分かりやすく説明できるんやなと、こないだ思ったんで、スタッフの皆さんとも相談して、じゃあちょっとその数学的な話をめちゃくちゃ分かりやすく、重要な結論を導けるという話を解説する動画を出してみましょうかということで、今日は企画しました。

えっとですね、このことの発端は、あれいつだったかな、こないだ、三橋高明さんが司会で、西田昌司さんとか原口さんとかが集まって、僕も参加をして、消費税減税シンポジウムという参加者限定で動画を全然残さない、まあそれシポだったんですけど、まあその時、2、3時間議論してたんですかね。そん時に政治家の方々が色々と話されている時に、消費税ってほんと問題よなとか言って、そりゃ落書き的にちょっとグチグチと数式ちょっといじってて、で、あ、こうやって説明したらめっちゃ分かりやすいなとかって思って。でもやってるうちに面白いもんだから、他の人が喋っている間ずっと僕はそれをやってて、ほれで、あ、ちょっとパソコンで作ろうとか言って、パソコンでもちょっと他の人が喋っていない間、僕はこうやって藤井先生、あ、それはですねとか言ってやってて、ほれで書いたのがあるんですよ。

これちょっと、何を書いていたかっていうと、結論だけ言うと、こういう話をシンポジウムの間に2時間ぐらいで書いてたんです。それでこれめっちゃ分かりやすいなあと思って、で、これ喋るとこないよなと思って、ほれでスタッフの人に説明したら、あ、じゃあそれ動画で流してみたら面白いんちゃいますか、あ、じゃそうしましょうかということで用意したスライドの名称がこれです。

消費税の問題ですよ。消費税は預かり金だとみんな思ってるんですよね。よく言うでしょ。いろんな消費税増税賛成の人とかって、もうあれは預かり金なんですよとかって、反対の人でもあれ預かり金だからね。だから一部しか取ってやって、それで預けてるお金を全部税務署が吸い上げたって全然いいんです、それが公平なんだからみたいな意見が結構あるんですけど、預かり金じゃないということを経済学的に証明するっていう話なんですけどね。じゃあ預かり金じゃなかったら何かっていうと、消費者と生産者に被害を与える単なる生産縮小だと。まあ当たり前でしょうね。だって電気代上がったら生産者と消費者、どっちにもダメージ行きますよね。で、電気代が上がるのと消費税が上がるのと、よう考えたら一緒じゃないですか。

あと、法人税が上がるとか、物流コストが上がるとか、災害で復旧復興費用がかかったとか、これ全部、消費者にもダメージがあるけど、生産者にもめっちゃダメージがあるんですよね。それと消費税って全く一緒なんですよ、という話なんですよ。それを、でもなんかこうみんな預かり金やと思ってるんですけど、これがものすごい深い信念があって、だから預かり金やから、あ、その1000万円以下の事業者っていうのは、昔はね、去年の10月1日までは消費税を払わなくても良かったんですよ。そのお店、1000万円以下のお店とかだったら、消費税を払わなくて良かったんですけど、1000万円以上の企業とか会社とかだったら、消費税分、例えば1100万円売り上げてたら、100万円税務署に収めなあかん、という話でしたけど、まあ収めなあかんという話になってたんですけどで、1000万円以下の人はそれを払わなくて良かったんだけど、今は払わなあかようになってるということで。でもそれはもう消費者が全部払ってんだから、それを預かってんだから、それを税務署に収めるのは当たり前じゃないかってこう言われてるんですよね。だからインボイスが正当化される根拠として、この預かり金という概念があったんですよ。でも、これ法律的に預かり金じゃないということがよく言われてたんですけど、実はこれ経済学的にも預かり金では絶対に言えないという話を今日はしたいと思います。

で、まずこの消費税預かり金と誤解、この預かり金ってどういうことなのかというと、素朴な認識は次のようなものなんですね。まず100円のものに10円の消費税で110円払うと思ってますよね。みんな思ってますよね。だからお店は100円もらって、その110円の100円もらって、10円をお店は税務署に払うとみんな思ってますよね。だから消費税でお店は全然損しないと。100円のものを110円で売って、だから別に同じ個数だけ売れていたら、お店は損しないと。で、損するのは消費者だけだと、こう思ってるんですよね。これが預かり金ということです。だからこれなんで預かり金っていう言葉になってるかというと、110円払って100円をお店にもらうんだけど、10円をちゃんと貯金箱に入れて、ま、イメージで言うとね。で、今日1万円売り上げ、1万1000円売り上げてたら1000円を貯金箱に入れて、で1年間貯めて税務署さんに年に1回だけその貯金箱をこう渡すと。だからこれが預かり金ですよっていうイメージなんですけど、この預かり金というイメージ、この概念はこのストーリーを意味してるわけですね。しかしながら、これは完全に間違いなんだと。

まず今から数式でいう話を、言葉で簡単に結論だけ説明しますね。まず消費者はもちろん損してるんですけど、要は払わなあかんから、前まで100円で買ったものが110円で買わなあかなくなってるんですから、損してるわけですけど、お店も損してるんです。これなんでかというと、当たり前ですけど値段が上がってるじゃないですか。ほしたら買うやつが減るでしょ。だから売り上げが減ってるんですよ。消費税導入したら。で、100円だったらこんだけ売れてるけど、110円だったらこれぐらいになってるわけですよ。売れる量が。そしたら、それに100円ぶっかけた量だと、売上が100個減ったら100円ずつ減ってるから、1万円損してますよね、当たり前の話で。しかも次の話もあるですよ。しかもお店は10%分全部を価格に加えることはできないですよ。

いや、なんかここで価格転嫁してるやんけってことですけど、いや元々この100円って何で決まってたかって言ったら、需要と供給のバランスで決まってるんですよね。ところが、110円で売れるようになったら、で、売るようにしたら、需要と供給のバランスが崩れて売れる量が減るわけでしょ。売れる量が減ったら嫌じゃないですか、お店は。だから110円のままだと売れる量が減るから嫌だから価格下げるんですよ。価格下げてどこまで下げるかって言ったら、まあ利益が最大になるところまで価格下げるんですよ。別の言い方すると、転嫁すれば必ず売れ残るから、そういうことですよね。100円でなんか1000個作ってたら、110円になったら990個ぐらいしか売れへんから100個残ってるっちゅう話ですよね。だからこの100個売れへんのもったいないから、これをちょっと売るために全体の110円を108円とか107円とかに下げるわけですよ。

 

全部売れるようにするために、つまりできるだけ売るようにするために、値段を下げざるを得ないんですよ。本当にですよね。だからこれ、100円のものに10円で110円払うって言ってますけど、この100っていう数字自体がマーケットの需要と供給のバランスで決まってるんだから、ずれてくるという話ですよ。ほしたら、ちょっとややこしいですよね。だから、うん、それは分かったと。売れ残るから値段下げる、どこまで下げんねんという話があるわけじゃん。だから、めっちゃ、えーっと、どれぐらいになってんのとか、ややこしいですね。

で、これ、どこまで変にやと。だから結局、この10%の消費税をぶっ込んだ時に、マーケットで何が起こるのかっていうのを分析する一番メリットの高い、効果的な、最も利便性の高い便利な道具って何かっていうと、消費税増税だって言ってるやつらが、いっつも毎日使ってる経済理論を使えばいいんですよ。ミクロ経済分析をやればいいんですよ。てことでミクロ経済分析をやってみましょう。

とね、供給曲線って覚えてますか? これ、数量があって、感覚あると、まあまあ、なんかこれでいいですわ。これ、さし棒売る時に、これ、供給側の理屈から言うと、値段がこれ10円ぐらいやったら、まあ、あんまり作る気ないわけですよ。10円から100円ぐらいと、あ、これ、100円も儲かんねやったら、こんだけ作ろうかとね。100円やったら、これ1000円で売れるんやったら、あ、そしたらもうめっちゃ良さそう作ろうということで、工場主はですね、いろんなもの作ってますから、安いものはあんまり作りたくないんですよ。高く売れるものをいっぱいたくさん作りたいっていう、そういう曲線があるわけですね。

で、まああるんです。で、これは、まあ、ある数量Xの時の価格がこれっていうことですけど、これってことですけど、これで、あの消費税がない時なんですけど、消費税があるようになったらどうなるかっていうと、これ、消費税がね、ま、ちょっとこれパーセントじゃなくて、一定額がこう上がるみたいにちょっと考えてください。ちょっとややこしいから、この今から書く曲線は、あの、別にあの、実際にあのExcelでデータをドットして作ったんじゃない、ちょっとイメージですけどね。イメージで書きますけど、まあ、だから結局こうなるんですよ。供給曲線が。だから、こんだけの数量を作る時にこの価格になりますよね。で、この価格で消費税が上がるんやったら、この価格にこの分だけ上乗せした時やったら、こんだけ分のものを作るってことですよ。まあ、いうことですよね。だから、あ、だからこれは別にあの消費者関係ないですよ、あの工場のことだけ考えてるわけだから。うん、この価格で売れるんやったらこんだけ作るってことは、この価格っていうのは実際こんだけになりますよね。あの消費税分上乗せされて。だから、供給曲線はこっち側にこうシフトするわけですよ。もう簡単ですよね。これ、こう上がるんです。それだけなんです。あ、まあ、そうですか、ぐらいの話ですよ。

いや、だってそれ、イメージ20円上がるんやったら、20円ずつぐらい上にこう書いたらいいんですよ、グラフをね。あ、そうですか、いうだけの話です。で、次に需要曲線っていうのがあります。これ、サプライカーブ、これディマンドカーブ。これディマンドカーブって何かって言ったら、消費者の側からしたら、高かったらあんまり買わんわけですよ。この数量っていうのは、供給側に関しては売るってことですけど、需要曲線に関しては買う個数ってことです。で、高かったら買わへんけども、安かったら、あ、さん買かってこうなると。まあ、単純な、まあ、必ずしもそうでもないんですけど、まあまあ、そういう傾向がありますよね。だから経済学はそうできてるわけですよ。ほんまは高い方が買ったりとかするんですけどね。安すぎたら誰も気持ち悪くて買わんとか、まあ、あるんですけど、まあまあ、そうなってる。まあ、こう、こう、こう、一般的にはこういう曲線があると。

で、だからこういうのがありますねと。で、消費増税があった場合の曲線と、消費増税なしの曲線と、これを考えたら、ここの交点がありますよね。で、市場理論というものは、なんで僕こんな説明してんやろうと思うけれども、経済学をこれも、いや、誰でも知ってますよね、これね。だからこの交点で価格が決まるんでって、なんか聞いたことありますよね。これ、なんでかって言うとね、これ簡単に言いますよ。例えばまず最初に、生産者がこんだけの価格にしたらしましたやたらこんだけ作ります。ほしたらこの価格やから実際に、ま、こいつはこんだけ作ってるわけですけど、売れるのはこんだけだけなわけですよね。こんだけしか売れへんと。そしたら、うん、これこんだけで作ってるんやったら、なんなら、だから結局価格を下げようと、で、この価格になるんやったら、だから、もう結局もこの価格でしかマーケットで売れないから、だから、さなからこんだけしか作らないわけですよ。こんだけしか作らなかったら、えっと価格こんだけになるわけですね。

次、こんだけの価格になったら、次、ほし、こんだけの価格やね、やったら俺、こんだけ作るわ、になるわけです。ほれで、ほし、こうなって、こうなって、こうなって、こうなって、こうなって、こうなって、こうなって、ここに行くっていう話なんですよ。覚えてます? もう、だから、まあ、何にしても高すぎたらあんま買いよらへんと、で少なすぎたらあんま作りよらへんと、だから両者がこうなんかなんやかんやで、こうマーケットで自由な競争しとったら、ぐるぐるぐるぐる回って、まあここに落ち着きますわ、という話なんですよ。覚えてます? だから需要と供給があれば価格が決まるんです、という話がここにあるんですが、これは、あの、供給曲線がここの場合の価格はここで決まるわけですね。これがあの消費増税前の状況の価格ですよ。で、そいつがP1ですね。消費増税なしの時の価格がここになるんです。あ、そうですな。

 

じゃ、増税したらどうなるかと。供給曲線、ここになりますから、結局価格はP2になるんです。それ、そうですね。いいですね、ここまで。いいですね。これ、P2にあるんです。で、ほしたらこれ何かって言ったら、こいつ、これ本当は、だからここの価格があって、こんだけ増税するっていう話だったら、本当はこんだけで売ろうと思ってるわけですね。で、このサイズ、何か、これ、デルタTと仮に呼びましょう。この幅をデルタTと呼んだら、これは消費増税分ですね。10%分なんですけど、これ、デルタTというのと、ま、ここ、この高さというのもあるんですよ。これ何かって言ったら、P1とP2の違いだから、消費増税をする前と消費増税した後の価格の差ですよね。これ、デルタPと呼びましょう。デルタPっていうのは、消費増税についての消費者の負担分っていうことになりますね。だから増税する前は価格P1やったけど、なんか増税されたからデルタP分だけ高くなってしまうたと。あ、鬱陶しいなと。増えてるということですね。これ、いいですか? いいですか? いいですか? ね、これなんやねんと。これ、デルタスモールTと読んだとすると、これは結局消費増税についての生産者の負担分なんですね。だからなんでかって言うと、この増税デルタTは財務省がえぐら持ってくぞ、ぐらいで持ってくるわけですよ。ほれで、その分のうち、T1とP1とP2の間のデルタPはこれ、消費者が払ってくれてるんだけど、これ、足らんわけですよ。それやったら、だから自分の売上からデルタスモールT分を払わなあかんってことですよ。ね、そうなりますよね。だから、みんなこんだけ分上がると思ってるけども、実は上がるのはデルタP、デルタPしか上がらへんってことですよ。で、デルタTっていうのは、デルタTからデルタP引いたもので、これ必ず正になります。これ必ず、これ、必ずPはデルタTよりもちっちゃく、この関数の関係からなりますから、ここ証明しようと思ったら、これ、なんか微分方程式とか書いたりとかして証明するんですけど、まあ直感的に図形解法的に直感的にこうなりますよね。だから、デルタTは必ず正になるということは、デルタTが必ず正になるってことは、消費増税すると消費者のみならず生産者の負担も増えるってことですね。簡単ですよね。でも、これ、みんなこれ戻りますけど、素朴な印象でこう思ってますよ。100円のものに10円の消費税で110円払うで、お金は100円もらって10円を税務署に払うから、消費税でお店全然損しないって思ってますけど、そんなことないってことですよ。この分は確実に損するんです、お店は。

ちなみにね、消費税の前に売上税って言われたんですよ。売上税って言われてて、もうこれは、生産者がめっちゃ反対したんです。売上税やったら、俺らが税金払ってる感じやけど、そんなの腹いないって言うたんですよ。その時の大将が相談して、「じゃ、消費税ってどうでしょう?」って言ったら、も経済学なんて知らないんでね、あの、あの在外はお消費者やったら払うわ、全部消費者やなと。だから価格は全部俺らが転嫁して、ほれで消費者が払うようにして、俺ら一円も払わんでえってことや、そうでございますがな。もう在の、もう一円も払わんでも全部消費者が払っただけですけど、それやったら消費税やったらまあ反対せえへんわ、ちゅうことになったんですけど、お前アホかちゅう話ですよ。これ、なんでこのスモールデルタTがあること気づかへんねんと、お前、高鳴ったら売れへんよなるやろ、お前こら、と。あ、やったんですね。あ、やったんですよ。っていうのが、ま、これ一個分かります。で、ね、ま、ストーリーは以上なんですけど、こっから、このグラフを使うと、いろんなことが見えてきます。まずね、このX1っていうのは、これは消費増税なしの時の販売量、すなわち消費量。マーケットでは販売量と消費量、まあ在庫ちょっと置いとくと、販売量と消費量っていうのは一致しますよね。完全一致しますよね。これが増税前でも増税後はここに来るでしょ。で、価格は高くなってるけども数量は減ってるわけですね。だからこれも当たり前ですけど、これX1の方がX2よりも大きいですよね。だから消費増税をすると販売量も消費量も減ると。当たり前やかな。100円で売ってたものが110円になったら、そんなもん高いねんから買うやつ減るかな、そんなもの。ほしたら売れへんから、生産者の方もちょっと安して107円とか106円とかにしますがな。え、で107円とか106円とかにしても100円よりも高いから売れる量は減ってますがな。で、しかも110円にして、それが最終的に10円になったから言ったら、元々100円やったから、あの、消費税6円ね、財務省さんと。言ったら、何言っとんねん、こら、10%やから10円ちゅうことにしとるやろ、あれこらって。こうなるんですよ。

 

実際のところ、この掛け算に10%だからちょっとちょっと違うんですけどね。ま、ちょっとややこしいから、そこは定額の消費税のケースでここは計算してますけど、だから財務省はも知らんかな。このデルタT払う、デルタTがなんか知らん、わしはそんな英語のことわからん、ラージデルタTしかわしは知らんねん、ばけ払いこらて言うてきるわけですね、ということです。

で、さらにですね、これちょっとこんな変えてみたんですけど、これ、減量、だから生産者どれぐらい損するか言ったらね、今最初はX1の価格でP1の分売れてたわけですよね。これX1でP1売ってたから、こんだけ利益があったんですよ。ところが、事後はX2の価格で、でP1-デルタT、えっとP1からデルタTだからP1になるんだけど、その分からデルタT財務省に払わなあかんじゃないですか。だから実際のお店の手取りはP1-デルタTになりますよね。P1-これ分かりますか? だからこう、最初は、これ、よろしいね、価格と数量をかけたらそう、売上げだからで事後は価格と、価格がP1-デルタTになるから、X2かけたことになります。これ整理したら、P1かX1からX2引いたものとX2デルタTになるんですよ。だから、なんやねんということですけど、これは絵で書いたらこうなるんですよ。だから、えっと、元々こんだけ儲かってたけども、事後はこんだけしか利益がないです。だからちょうどこれ、この四角形で、あの生産者のお店側の総売上げが出てくるでしょ。で、この総売上げがこの四角からこの四角にちっちゃくなると。ほでこの数式ってのは、ここの面積に一致してるわけですよ。あのP1×X1からX2、だからこの項はこの四角形に対応してて、X2×デルタTのこのX2、これの高さがこれで、ここの長さがデルタTだから、これがこう、こうなるわけですね。で、X1とX2やったらX1の方が必ずでかくて、これ正でしょ。これP1正でしょ。で、X2も正でデルタT正でしょ。だから正と正をかけたものと正と正をかけたものを足したら正になるじゃないですか。そんなもの。ていうか、この四角形からこの四角形にちっちゃくなっとるんやから、この分だけ消費税増税に関の人らが賛成したせいで損してるんです。1989年に。で、さらに1997年の増税でも生産者は損してるし、2014年でも19年でも損してるんです。にも関わらず、経団連とか同友会とかが賛成してるんですね。ま、なんでか言ったら、これよりもカプ金の方がでかくなると思ってるんですよね。例えば2020年、ま、これ余談ですけどね。2020年のカプ金は消費税の増収の25%ですから、25%だからそっちの方が美味しいとか思っとるんですけど、これちゃんとまともに計算したら、それこいとるぞ、お前、大介のやつらと。頭使いよ、お前、ちょっと。ていうまところがまあるんですけど。だからもうこの程度、だからもう高校生、ちゅうか中学生でも知ってるようなことを、これ全部中学生レベルでできますからね。それやっとったらも、増税なんか賛成するはずないのに。しかも預かり金とか言わずないのに、言っとですね。結果、消費増税すると生産者の収益が減ります、ということですけど。もう1個、実はこの面積っていうのがあるんですよ。これはね、ちょっと中学生では難しい、あの、高校3年生ぐらいの積分っていう概念が必要になるの。こっから先はもう別に知らんでもよろしいです。もうここまでだけで十分ですけど、お腹いっぱいで十分です。で、ちょっとまだまだ余裕がある人、ちょっと聞いてみてください。これがね、実はね、消費者が損をする満足度なんですよ。なんやねん満足度って、消費者余剰って言うんですけどね。これ、消費者余剰だ、もちっちゃい字で書いてます。どうでもええから、どうでもええこともないんだけど、消費者余剰。その消費者の利益もこれだけ減るんです。これも、ちょっともう数式で書くとインテグラルとかで書かなあかんから、もう書いてないんですけど。

 

これね、説明だけ一応しときますよ。ま、知らんでもよろしいです。こんなもんはどうでも。まず最初にね、こうなってこうなって、ここで決まってるとしましょう。消費増税前の。したらね、えっと、こういう曲線があるっていうことは、どういうことかって言うと、この値段で買うやつがこんだけおるけど、ちょっと高くなったら買うやつがこんだけに減るってことですよね、減るってことですね。てことは、ここ変わったやつっちゅうのは何かって言うと、ちょうどね、この商品はこれ、僕がそれを消したらこれぐらい、僕嬉しいわ、お金で言ったらの金額だけ嬉しいわっていうことなんですよ。で、この辺の人は安くても買うけども、高くても買うわけです。こいつらはそうでしょ。安くても買うけど高くても、それがこんだけで買えてるってことは、俺こんだけ払ってもええのに、ここで売ってくれる。そしたら俺こんだけ分ボロ儲けやんけ、おいっていうことですね。これがね、消費者余剰っていうんです。それをね、全部足すとこんだけ分のそのマーケットが存在する。腹立つな、こんなこと説明すんの、なんで俺がこんな説明せなあかん。マーケットが存在して、自由な規制のない競争があれば消費者はこんだけ得するんですよ、ていうのがあるんです。こういうのは消費者余剰ってです。

で、この時はこんだけやけど、この時はこんだけになりますよね。てことは、消費者はこんだけやったのに、消費者はこんだけに減るから、こんだけ分増税によって損したちゅうことが。消費税をずっと賛成してるミクロ経済学者の皆さん知ってますよね。そんだけのこと、こらこら言うてしまったで。これだけ消費者も利益が減ると、その、そうしの中で高くなるんだから嫌になりますで。しかも買えなくも、たくさん買えないわ、この人らは。この人らは、僕はこの値段だったら買えたのに、う、この値段なんちゃったから買えない。うん、悲しいって、悲しみがありますよね。ほでこの人らの人も、え、俺はままでこの値段で買えてたのに、こんだけも払わなあかんやったらこんだけも損しとるやないけってなるわけですね。だからここの分は分かりますよね。これここの四角と、その買えなくなった人の分のなんか悲しみっちゅうのがここにあるっていう。まあまあ、最後の話どうでもええわ。とにかく、生産者はこんだけ損し、消費者がこんだけ損するということが、ミクロ経済学で証明できるわけですね。ということで、消費増税をすると税負担が、すなわち、消費量とか販売量に比例して、消費者のみでなく生産者においてもアップするんですよ、税負担が。そうですよね。だから、とにかく税負担っていうのは消費者がアップするだけじゃなくて、生産者、お店側でも生産者側でも税負担が増えるんです。しかも、それは断じて預かり金ではないんです。だって税負担なんだから。この100円のもんが10円、たったも、この10円全部消費者からもらってるんですって嘘ってことですよ。ほんまはだから消費者が6円、生産者が4円とかいうことになってる。あのデルタTとデルタP足してラージTになるっちゅう話あったじゃないですか。だからこれ預かり金では断じてないっていうことですよね。で、その結果、値段上がんやから消費量も販売量も取引量が減りますよね。だから生産者はね、売れへんようになったって、消費者は買えへんようになったって悲しくなるわけですね。だから

その結果、生産者の収益は減るようになったって、で、消費者の利益も買えへんようになったり、やたくなってしまったって、ダウンです。誰が幸せになんねん、これで。誰が幸せになるかって言ったら、財務省がこんだけ金でもらったで、へへへって喜んでるんです。お前、国際ったらえだけやないか、ちゅ話なんですけど、そこの話は今日はよろしい。とにかく消費増税をすると、これだけの苦しみが出てきて、で、重要なのは消費者の利益がダウンすることは分かってたけども、生産者の利益もダウンするっていうことなんですよ。

で、生産者の利益がダウンするってことは、生産者にこう地震被害とかね、津波被害とか洪水被害とかが当たったんと一緒ですよね。あるいは、なんか、どっかの外国で生産コスト、なんか石とかが上がって戦争が起こって、石油が上がって、生産コストが上がってしまってダウン、収益ダウンするっちゅうのと全く同じですよね。だから、ウクライナ戦争と消費増税の違いは、う、だからその我々が受けた被害分、儲かってるやつっていうのが財務省なのか外国人なのかの違いだけであって、マーケットっていうのはあの非政府であり非外国人ですから、そのマーケット以外のね、でそれ以外の主体なんだから、そこのに利益が吸い上げられる。あの、石油とかが上がったら吸い上げられるってことじゃないですか。だからその吸い上げられの先が、う、うん、政府なのか外国なのかの違いだけで、ずっとこうなるってことです。

そして最後に、これ、僕はこの話をこの曲線からこの曲線に移ったら、生産者はこれだけ損をして、消費者はこれだけ損をすると言いました。一方、今この状況、増税がある状況ですよね。この状況から減税をして、だから消費税をなくしたら、消費者はこれだけの利益を得て、生産者はこれだけの利益を得るってことなんですよ。ね、売れる量も増えるし、もうあの消費できる人も増える。え、何が分かんの?減税しろよってことです、よ。

で、しかもその政府がいそ税収減ったとか言うかもしれんけど、その国債発行して、二次金が発行して、それ買ってる金融政策と一緒に、金融化と一緒にやってたら、え、誰が損してんのっていうことになるんですよね。だからこの話は預かり金でないっていう話の裏側には、減税がどれだけ破壊的なポジティブなインパクトをマーケット並びに国民と生産者に与えるかっていうことの証明にもなってるんです、よ。

ということで、皆さん経済学を好きな方々、あ、経済学好きなでしょ、だったら減税を言ってください。以上でございます。ありがとうございました。

はい、ということで、いかがでしたか?今日のお話。いつものね、なんかあの、えっと、岸田がどうやとか、なんかあの政府がどうとかってそういう話じゃなくて、ま、純粋に、ま、こう結論このスライドだけ見たらめっちゃ難しいと思います。でもあの、人間の理解ってね、えっと、こうやってね、僕が物事理解する時も、どんな学者でも理解するこうやってこうやってこうやって、こう自をってこう考えてってるから、ほいで後で振り返ったらこれが全部分かってるっていうことになってるだけなんですよね。で、このグラフがボンと教科書に載って、それを説明する文章が載っててもややこしくて分からないです。そこで座席する人多いと思いますけど、こういうプレゼンテーションだから僕の講義なんかでいつもこんな感じで講義やってるわけですけど、どんな難しい数式でも絶対分かるんです。僕はこのこういう風に分からないと分かったと言わないようにしてるの。で、僕が分からなかった数式っての、僕が学んできた数式の中でもうないですから。もうでも分かるようになったるんですよっていうのがまあるんでね。ま、こういうテストの動画もいかがだったですかね、皆さん。えっと、これまね、あの、ま、要は今回の解説は今までの消費税の解説と違い、数式を使った解説だったと。ま、少しマニアックだなと思った人もいるかもしれないけれども、今回の解釈解説についての感想を是非コメントいただきたいと思ってます。うで、これ新しいパターンの動画なんで、好評なったら今後もこのような本格的な解説もこうどんどんしていこうと。ま、だからま、こう、そのこういうミクロ経済分析っていうのは全部に適用するから、あかんと僕言ってるだけで、当然ながら使いこなした上でいろんな問題を解いてるわけでね。こいつが役に立つことだってあるんですよ。で、こんなやつで、IS-LMだとかね、ドーマー条件だとか、なんか経済に関してもま色々あるわけです。心理学だってこのいろんな認知的不況は理論だとか、プロスペクト理論だとかもいろんな、僕はもう340までは、34に入るまではずっと数式でいろんな論文書いてましたから。ま、それは僕は今までこう控えてたんですけど、なんかま一般の人分かりにくいかなと思って。でもま、ちょっとやってみても面白いんちゃうかなと思って。こ、分かりやすく解説する分においてはね、ま、そんなこと思ってますので、是非これ感想お聞かせいただきたいなと思っております。また、あの、藤井研究室ではもう学術論文も何百本も、500本か600本ぐらいのかな、なんかもうめちゃくちゃ論文書いてるんですよ。僕、あの、204ぐらいからずっと論文毎年10本とか20本とか30本とか書時とか30本ぐらい書いてたんですけど、最近はだから、その論文書くにこでこういうネット活動をやってるだけで。ま、そういう意味で僕は最近論文を書いてる数は減ってますけど
優秀な、あの、状況の先生とか、ああの学生さんとかいるから、彼らと一緒に分担しながら、まだ今でも10本20本論文を書いてるとこですけど、ま、そういう学術論文っていうのを元にした新しいオンライン講座も今作ってるんです。だ、学術、今でどっちかっていうと藤井サイコール内閣官房産業、ま、一応京都大学も教授もやってるけど、みたいな感じの、ま、言論活動、クライテリオ編集長みたいなとこ中心にやってたんですけど、ま、学者、藤井サを、藤井佐市教授っていうのをま軸にジャーナリズムに載せてみるっていう、こういう情報配信の仕方も、ま、世の中の役に立つ1つのコンテンツになるのかなということをちょっと今思っています。

ま、そういう意味で、えっと、学術論文を元にした新しいオンライン講座を制作中で、え、課題なんですけど、兄弟式、え、誰でも分かる権力の闇の価格33、大権力と戦う学問の力っていうのをね、これあの論文10何本かをこう、だとこうまとめてね、分かりやすく解説していくっていうコンテンツを今考えてるとこです。え、新しいオンライン講座は研究論文を元にメディア、財務省、政治家のおかしな点、腐敗した構造を徹底的に暴く講座になってます。

で、これ単になんか面白おかしく、なんか、あ、そのジャーナリストにそのこう覗き見趣味的になんか適当な陰謀論を言うとかじゃなくて、きちんとした学術研究、エスノジーだとか民族学だとか、まいわゆるそういう実証的な社会科学の方法論に則った学術論文っていうの、僕いっぱい書いてますから、ま、それを元にしたあ、財務省、メディア、政治家の腐敗についての研究をこうお話ししたらどうかなっていうことを思ってます。え、メディアと財務省の関係や政治家の弁など、政治的に踏み込んだ研究をしているのは、あ、ありがとうございます。これあのスタッフが書いた原稿読んでるんですけど、え、日本ではほぼ不研究してだけ、これなんでこれスタッフ書いてるかっていうと、僕みたいな研究やってる人他におらんかなって、だいぶ探したらしいんですけど、いないんですって。だから相当変わった学術研究をしてて、しかもそれものすごく役に立つジャーナリズムにも乗るし、アミズでも最先端の技術を使うっていう新しい境地を、ね、実はね、学者としてこの10年20年やってございますので、ま、その辺をそろそろ一般の方にも公開しようかななんてことを考えていますから、ま、その顔切りとしてね、今日はちょっとなんこんなもうなんか中学生でも分かるような話からちょっとやってみたってことですけども、ま、こういうものにご関心があればですね、これからもどんどんこういうの配信していきたいなと思っていますので、これからも是非よろしくお願いします。