◆おまけ「ダイヤのA(エース)」

 

スケートボード男子ストリート決勝で、堀米勇斗選手が大逆転で金メダル獲得、大会連覇を達成しました。
体操男子団体でも、日本が6種目合計259.594点で2大会ぶり金メダルを獲得しました。

これ、中国とですね、0.532点差という、もうギリギリなんだけど逆転なんですよ。そうなんですよね。僕ね、これちょっとライブでは見てなくて、おはよう寺ちゃん出なきゃいけないんで早めに寝たんですけど、起きてからですね、動画を見てですね、ちょっと思ったことは、やっぱり日本人選手のメンタルが昔に比べて強くなったな、そうですね。逆に中国の選手だとかがメンタル弱いかなっていう気はしましたね。そうでしたね。何か、だからま追いかける方と追われる方で結構、中国よりも日本の方が精神的に強いですね。で、なんかあの、個人でこうオリンピックを楽しむ姿勢が、なんか強いなって感じてた。やっぱりこう変わったなって気はしますね。だって、まさか橋本が落下するとも思ってませんでした。ちょっと細かいことですけども、そんなことがあって、普通だったらね、エースが何かダメみたいなことになると、というように、今までの日本だったら、なんかそういう柱が折れたらもうダメみたいな、今違いますよね。みんなおそらく、いや俺がなんとかしてやるわ、っていう気持ち、そんな感じなんですよね。だから見てても、なんていうかこう精神的な弱さっていうのは全然感じなくて、本当に競技に選手がこう熱中してるなって感じがあって、いや、時代変わったなと思いました。体操男子団体でいいもの見せてもらいましたよね。そして、君が流れている時、選手の歌う声が聞こえましたよね。会場から。いや、思いっきり歌ってんだなっていう。そうですよね。だからそれを見ると、本当なんか、いいなって思いましたね。
 

体操男子団体は2大会ぶりの金メダルを獲得。日本はですね、5種目目の終了時点で1位の中国と3.267差もあったんです。で、最終種目の鉄棒で、田中さんご指摘の通り、中国まさかのミス連発。この辺りですよね、精神力。追われる方、追う方で、一方、日本は杉野、大花、橋本がしっかり着地も決めてスコアを伸ばして、最終種目の鉄棒で中国を逆転してました。土俵際に追い込まれて迎えた最終6種目目の望で、まさかの展開です。5人で作ったLINEグループの名前が「団体総合金メダル取りました」。すごいですね。なんか「冷や中華始めました」みたいな感じで。いいですね。すいません。あ、そうか。5月のNHK杯で代表が決まると、常に金メダルを意識させるために作ったという、いや、やっぱこう、精神をコントロールするっていう、そうですね、それがうまいんでしょうね。大したもんです。


パリオリンピック4日目、スケートボード男子ストリートで、東京オリンピック王者の堀米ユトが金メダルを獲得し、連覇を達成しました。田中さん、この連覇っていうのもすごいですよね。

そうですよね。しかも、最後は逆転ですからね。

そうなんですよ。今回、堀米選手が「地獄のような3年間」と振り返るほど険しかったと言います。苦戦の要因の1つにルール改正があります。45秒間で技を繰り出すラン2本と、一発技のベストトリック5本の、全部で7本で争うストリート。上位4本の合計得点で順位を決めた東京オリンピックでは、堀米選手がベストトリックのみの得点で頂点に立ちました。しかし、オリンピック予選からは、ランのベスト1本とベストトリックの上位2本、合わせて3本の合計得点で争う方式に変更。ランを苦手とする堀米選手は、厳しい戦いを強いられたと言います。

22年6月からのオリンピック予選全8戦中、3戦で準決勝にすら進めませんでした。で、今年6月の最終戦で優勝して、オリンピック予選ランキング3位に浮上。出場獲得圏内の日本勢3番手に入り、ギリギリで代表切符を掴んだということなんですね。

今回も、ランを終えて暫定4位。ベストトリックの2本で大逆転し、最後の最後の5本目で97点台を叩き出し、合計281.144点で、わずか0.1点差でオリンピック東京オリンピックに続く金メダルの快挙を達成しました。これもだから、ギリギリまでものすごく強い精神力で戦ったってことでしょうね。

そうですね。しかし、ルール変更って、なんかこう、日本人選手が優勝した種目に限ってルール変更がされているようなことがよく言われますよね。いろんなところで、なんかそこら辺ちょっと腑に落ちないような感じがしますね。

そうですね。ボードがそうかどうかわかりませんが、今お伝えしたところで見ても、堀米選手の苦手な方も採用して、最後のベストトリックだけで前回は行ったんだけど、それだけでは済まないようにという感じになっていますから。他の選手から「もう少しバランスを取ってください」と言われたのかどうか知りませんが、少しそんな感じもします。

で、今回堀米選手、ここまで来るのに諦めかけたこともあったと言っています。イヤホンをつけていたんですが、音楽をかけずに自分と集中できるようにしていた。逆転できて本当に嬉しいですと喜びを語りました。普通だったらイヤホンで音楽を聞いているのかなと思いますが、今回は無音、むしろ耳栓状態にしていたということなんですね。やっぱり精神力が強いんだなという気がしました。本当に集中してやっていたんだなと。

そうですね。いろんなドラマがありますね。

◆日本陸上競技連盟は、パリオリンピック女子20km競歩に出場予定だった日本代表の岡田子綾選手が競技への出場を辞退することを発表しました。今後は男女混合リレーに専念するためだと言います。なお、今回の出場辞退による選手の入れ替えや追加はないと言います。

柳内選手はSNSで、「今回、男女混合リレーに専念させていただくことになりました。オリンピックを辞退するということはすごく贅沢だと思いますが、1メダルを獲りたいと思います」と説明しています。この決断に対して、ネット上では批判も上がったということですが、田中さん、こういうことはよくあるんですね。

いや、まあね、なんでネットの人たちが批判するのかわからないですよね。やっぱり選手でしかわからないことっていっぱいあると思いますからね。だから、競技者でもなく、またそういった経験もない人たちが匿名でよく批判していますけど、やめた方がいいんじゃないですかね。

柳内選手はこうコメントしています。「試合前は余計に神経質になり、繊細な心になります。批判ではなく応援が私たち選手にとって力になります。批判は選手を傷つけます。このようなことが少しでも減ってほしいと願っています」と悲痛な叫びをあげたと言います。

専念する男女混合競歩リレーというのはパリオリンピックで初めて採用されるものです。コースは10km競歩の4つの区間に分かれ、全体で42.195kmのマラソンの距離をカバーするものです。歩くということですね。走る順序は男子・女子・男子・女子なのですが、参加するのは男女ともに1選手ずつであるため、各選手はハーフマラソンの距離を完走しなければならないということなんですね。日本は2枠あるということですが、これは過酷ですよね。

SNSでどこの誰とも知らない人たちに批判されると、個人的にはやっぱりSNSはシャットダウンした方がいいと思います。普段から使うにしても、自分のアカウントを持っていても、例えば月に1回ぐらい事実を報告するくらいにした方がいいんじゃないかなと思います。やはり、不特定多数の人々の意見にさらされると、余計なプレッシャーを感じることになりますからね。このSNSの影響についても、競技選手は考えた方がいいかなと思います。ネット世論は気分屋ですからね。
パリオリンピック4日目も、日本勢メダルラッシュとなりました。スケートボード男子ストリート決勝で、堀米雄斗が大逆転で金メダルを獲得し、連覇を成し遂げました。体操男子団体でも、日本が6種目合計29.54点で、2大会ぶりの金メダルを獲得しました。総合馬術の団体でも、日本が金メダルを獲得しました。馬術では、1932年ロサンゼルス大会以来92年ぶりの2個目のメダルです。柔道では、女子57kg級の船久保はかと男子73kg級の橋本総一が、敗者復活戦から進んだ決定戦を制し、いずれも銅メダルを獲得しました。馬術での92年ぶりのメダル獲得です。

3年前の東京大会では11位に終わり、パリでの雪辱を誓っていました。オリンピック出場権をかけた去年の地域予選で切符をつめず、1度は団体出場の可能性が消えましたが、他の国の馬の薬物規制違反で日本の繰り上げ出場が決定しました。大岩義明選手は「普通に力を出せば権利を取れた2度とこんな思いをしたくない」と話しており、その経験が競技を跳ね返す原動力になったと言います。

本場ヨーロッパとの差を埋めるために、各選手が20歳から30歳台で前半にヨーロッパに渡り、長年の異国暮らしを経てトップ選手に成長したと言います。平均年齢が40歳を超えていて、自称「初老ジャパン」のメンバーたちが大輪の花を咲かせたと言います。初老ジャパン、馬術は年齢ではないですね。

そうなんですけど、40歳を超える程度の初老ですか?はい。ずっと僕や照島さんはもうね、「初老」は終わっちゃっているのですか?もうやばいです。待ってください。我々の先には、後期高齢者の方々がいらっしゃいます。「もう抜けた」とか、「もう脱出」とか。

いやいや、待ってください。そう、もうステージが変わっちゃってる感じです。そうそう。人間としての転換、新しいステージすぎて、もうちょっとね、評価が脱出ですか?脱ジャパンすごいですね、ジャパンが出てきてほしいですね。これから先、もしかしたら種目も色々増えて、ゲートボールとか行けますね。ゲートボールでね、もうそれ行きましょうか。一時期ゲートボールって流行りましたけど、今どうなんですかね。やっている方は知っていますけど。

あと、指相撲大会もあります。動かすのは指だけ、人差し指出したら反則とかそういう。指相撲で日本が金メダル取ったら、またルール改正かもしれませんね。我々は高齢化社会の世界のトップランナーですから。今こそ見せてやりましょうよ、脱ジャパン。

何か世界大会というものにはい。介護学会で田中さんが国際学会に行ったことがあるでしょうけど、私は国際的なものは一切ありませんから。今の学会に行くと、日本の学会ですけどね。僕の学会だけは特徴かもしれませんけど、本当に「初老ジャパン」と言われることがあります。皆さんお元気だなと思って、俺も絶対「脱ジャパン」に行くぞと。でも、まだそこまで入りきれてないです。

そうです。血の世界は年齢関係ないです。まだ60代ぐらいで青いと言われますからね。田中さん、今頑張っていますね。おはようたらちゃんをお聞きになっている学会の大越さんたちも結構多いです。ありがたいですね。

「脱ジャパン」、いいですね。そのネーミング改めて。これからもどんどん日本勢が頑張ってくれるでしょうから。海外経験があるスポーツ選手が強いですね、メンタル面も含めて。今、若い人が結構スポーツ関係でアメリカを中心に留学しています。アメリカ側も懐深く、奨学金制度で迎えています。だから日本ももっと積極的に、そういった枠組みを海外にスポーツ選手が留学しやすいように金銭的援助をした方がいいと思います。

色々なスポーツで、サッカーやバレーボールもイタリアで強いところに行って、語学もちゃんと学んで、意思の疎通もできるのは大事です。魔術もヨーロッパで検算を積んできたということですね。まだまだ色々とドラマを見せてくれるでしょう。

一方で、破れた涙もありますし、それぞれのトップアスリートがいろんな苦労をしています。僕たちがテレビや動画で無責任なことを言ったりしていますけれども、本当に隠れた努力、見えない努力をしている人がたくさんいます。私の大学はスポーツを抱えていますが、選手たちの日頃の努力は、朝早くから夜遅くまで練習している姿が経由できないぐらいです。寝ている間にイメージトレーニングしているかもしれませんから。

パリオリンピックの体操女子団体総合の予選で、日本が5位となり、上位8チームによる30日の決勝に進みました。え、直前合宿中に一生でエースの宮田翔子選手に飲酒と喫煙問題が起きて、代表辞退しました。ライバル国は5人の中で、日本は1人少ない戦いとなっていました。ミスが許されない中、岡村、中村、牛小の4人が大きなミスもなく、全16演技をやり遂げたということですね。はい、エースを失った中、他の国よりも1人少ない状況で戦った。それで予選5位、やっぱりね、たもんですね。今回のオリンピックで分かるのは、日本人選手のマインドの強さですよね。これが今までの我々の昔の常識からすると、はい、全然信じられないぐらいにやっぱすごいなと。若い人たち、変わったなと。まあ、初老チームも変わったけどね、若い人はもっと変わったなと。ですね、かなりメンタル面鍛えてますね。そうですね、やっぱりね、海外経験が豊富だっていうのも大きい、あの力になってるんだと思いますね。そうですね。そして、演技開始前には4人、エンジンを組んで「やったるで」と掛け声をかけたと言います。え、1種目目、段違い平行棒では、提出したオーダー表と予定していた順番が異なるハプニングがありました。2人目で岡村が準備していましたが、実際、岸の番、間違いに気づいて準備もそこそこ、演技に望みました。ピンチを乗り切った騎士選手は「コーチが焦らなくていいよと言ってくれたので、自分の時間は作れたと思います」とコメントしました。コーチの一言、大きいですね。「自分の時間は作れたと思います」、って素晴らしい発言ですね。俺も使おうかな、これ。いいんじゃないですか、コメントだったら。困ったらですね、ちょっと自分の時間作ってます [笑い]。突っ込ませていただいてよろしいですかね。それは、選手騒動が起きる前に、エースの宮田からプレゼントされたヘアピンを揃ってつけていたと言います。衣装に合わせた赤と白で、ラインストーンが輝いていると。田中監督は、選手が着用して練習していたことを知り、27日に三選手が合宿を通じて「みんなを引っ張って、堂々と演技しましょう」と伝えた。お素晴らしい発言ですね。そうですね、何かグッときますね。もう僕も、これから自分の時間を作って頑張りたいと思います。



フランス北西部にありますフランスの国鉄の敷地内で、28日、極左活動家の男が逮捕されました。設備の鍵やワイヤーカッターを持っていたと言います。フランスでは26日、パリオリンピック開幕直前に高速鉄道TGVの設備が破壊され、運休が続く事件が起きていました。26日の事件もグループの仕業とされています。フランスの大臣は、これが極左の典型的な行動パターンだと指摘しています。オリンピック開催中のフランスで物騒なことが起きているわけですね。

また、一時はロシアのスパイが反抗したのではないかという話もありましたが、今のニュースによると、極左の典型的な行動パターンだとされています。なるほど、で29日、フランス国内の複数の地域で通信業者の回線が切断される事件が起きていました。一部の回線に影響が出ている模様です。フランス当局は警備体制を強化するため、AI(人工知能)による監視カメラの映像監視システムを導入しています。テロ対策とプライバシー保護の両立については、地元住民の間で賛否が割れているとも言われています。この辺りも難しい問題ではありますね。個人的には、やはりインフラ周りはしっかり監視してほしいと思いますよね。一度それを損ねてしまうと、地域住民の話だけではなく全国に影響が及びますからね。

プライバシー保護とテロ対策の両立は非常に難しいところですが、田中さんご指摘の通り、インフラ設備の監視にはAIが使われているおそらく、怪しい人物を事前にインプットしておき、その人物が映ると反応するようなシステムなんでしょうね。そうかもしれませんね。ええ、これが作動して今回の逮捕に至ったのかどうかは現時点では分かりませんが、今後もまだこういったことが起きる可能性はありますね。そうですね、オリンピック中はまだまだ序盤戦ですからね。
これからのことが 心配ですけどね。




◆日経新聞から。
日本で再生可能エネルギーの導入が目標通り進んでいないという記事です。現在のペースでは2030年度に36%から38%とする計画を達成できません。導入のために実施した規制緩和は、政府のこの政策の効果が十分に出ていないとしています。追加対策なしでは、電源構成の3割前後を占めるにとまりそうです。政府は21年度に現行のエネルギー基本計画を決める際に、既存の政策だけでは29%程度になると見ていまして、再生エネルギーの割合を36%から38%まで引き上げる対策を打ち出しました。その進捗が、これまでのところ芳しくないとされています。遅れが目立つのは、農地の太陽光パネル導入や、陸上風力の地元同意取り付けなどです。農地を活用して発電と農業を同時にするソーラーシェアリングなどを含む地域強制型と呼ばれる太陽光の導入も、目標の8%にしかなっていません。農地転用の条件に、農作物の収穫を8割以上確保するルールがあって、これが難しいといいます。再生可能エネルギーの導入が思ったように進んでいないという状況のようですが、田中さん、これはどうご覧になりますか?

うん、まあ電源構成で言えばですね、再エネ導入というのに日本の場合はかなり傾斜しすぎていると思っています。むしろ、原発の再稼働をなぜ政治的にもっと進めないかなと、そっちの方が深刻な問題じゃないですかね。電源構成で言えば、全然目標から大きく下回った状態なんですよ。だから、再エネの部分を多少増やしても、原発の不足の部分は全くクリアできないんですよね。で、さらに、新設の原子力発電所や、軽水炉発電も、これ捨てるべきではないと思うんですよ。そういった形で、新しいエネルギー基本計画の見直しをやらなければいけないと思います。だから、再エネでの幼稚確保が難しいという議論を、日本のメディアはしがちなんですが、再エネの方が最重要であるという再エネ優先の議論にあまりにも組みしていると思いますよね。

さらに、この農地転用の条件に農産物の収穫を8割以上確保するルールが障害になっているという議論はどうなんですかね。やはり、食料安保の観点から言っても、これは大きな課題になっていると思います。そういった問題を、再エネだけで全部押し通そうという世論形成に組みするようなメディアが多いような印象があります。現実を考えた時には、電源構成をもう一回考え直すことが、おそらく大切になってくると思います。確かに、田中さんのご指摘の通り、一時は再エネ優先で言われていましたけれども、現実を考えた時にはそれがどうなのかという問題もあります。今回の記事が、その一つの現実を示していると思います。






読売新聞。ハリス立候補表明後献金300億円 
アメリカ大統領選挙で、民主党の候補指名獲得が確実なカマラ・ハリス副大統領が立候補を表明した21日から1週間足らずで、2億ドル、およそ37億円の献金を集めたといいます。28日で投票まで100日となった短期決戦の中、共和党のトランプ前大統領と勢いづくハリス氏の激しい競り合いが予想されます。ハリスの陣営によりますと、献金全体の66%は初めての献金者からでした。バイデン大統領からハリスへの候補者差し替えを受けて、民主党への献金を再開させたり増やしたりしている献金者もいると見られます。新たなボランティア登録者数も17万人以上に登っています。ハリス氏は、代議院による8月1日のオンライン指名投票で正式に党の候補になる予定です。ハリス氏の出馬表明から短期間で、お金と人、熱狂を呼び込んでいるとの指摘もあります。

田中さん、ハリスはどうご覧になっていますか? まあ、そうですね、主張的には結構こう、サハ丸出しみたいな感じはしますよね。あと、経済政策についてはバイデン政権を継承するんですが、ハリス氏といえば、お父さんが有名な経済学者のドゥアーなんですよ。まだご存命ですけどね、僕も学生の頃に読んだ記憶があります。しかし、その娘なのに、経済政策に対してはあまりはっきりした方針がないですよね。そこが個人的には気になるところです。だから、今までのバイデン政権の政策をそのまま総受けみたいな感じでしょうか。

はい、国内的には、そういったサハ的なイデオロギー色の強い政策を打ち出していくのかなと思います。マイノリティ向きの政策を強く打ち出して、トランプ氏との対抗を図るような感じじゃないですかね。

アメリカABCと調査会社イプソスが28日発表した調査によると、民主党員の88%がハリスを熱心に支持すると答えました。アメリカ政治情報サイトリアルクリアポリティクスがまとめた平均支持率を見てみますと、ハリス氏はトランプ氏を1.7ポイント差で追っています。バイデン氏撤退前のおよそ3ポイント差から縮めました。ハリスの給付条SNSが支えているとも言われています。ココナやヤの木の絵文字を投稿して支持を表明する人が増えています

ハリスが幼い頃、母親から「小夏の木から落ちただけだ」と叱られたというエピソードが若者に面白がられ、ネットで拡散したと言います。トランプ氏に迫る勢いのハリス氏ですが、若い世代に比較的人気があるということなんでしょうかね。そうですね、若い世代や黒人層にともかく支持されないと、ハリス氏の初期段階の盛り上がりは生まれないと踏んでいるからこそ、先ほどから言っているように、サハ的な主張に全振りしているような発言を繰り返しているわけですね。

結局、この全体の支持率よりも、激戦州がどうなっているかがみんな気になるところですよね。最近、フォックスニュースなどを見てみると、トランプ氏とハリス氏が拮抗しているような結果が出ています。ただ、それもまだこれからで、100日ぐらいあるわけですよね。どうなるかはっきりとはわからないですね。今はともかく、ハリスブームが起こっているというような形ではないでしょうか。もうすぐ民主党の指名候補を受けて、民主党の大会でピークを迎えると、そこからおそらく本当の両者の戦いが始まると、個人的には思います。

一方、トランプ氏ですが、27日ミネソタ州の集会でハリスを「狂ったリベラル」「嘘つき」などと呼び、かなり激しい言葉を使いました。狂ったという言葉はあまり聞かなくなったんですけど、ニュースでは言えますね。まだ本人が言ってますから。焦りを募らせていると見られますが、これを今、紹介していますけれども、新聞にも出ていますね。焦りを募らせるというのは、冷静に考えれば、ハリスブームのようなことが起こらないと、マスコミもネタに困るし、ハリス陣営もこれくらいは予想の範囲内なんじゃないですかね。だから、トランプ陣営もこれは読める範囲だと思いますし、いろんな世論調査を見ても、激戦州に関してはおそらく拮抗しているというのがほとんどの読みで、これから勝負が本格化するというところなんじゃないでしょうか。そこは冷静に見ないといけないと思いますね。

どっちになったとしても、僕なんかはやっぱり経済政策を中心に見てみると、不確実性が多いのはやっぱりトランプ氏が戻ってきた時ですね。それについては、安全保障面も含めてちょっと読めないところがあって、それはちょっとリスクかなと思いますね。ハリスさんの方は、完全にバイデン受けですから、不確実性はないんですが、逆に別な意味で、例えば日本にもより一層左派的な政策を取るようなことが起こると、個人的には嫌だなと思います。


◆日経新聞によりますと、韓国統計庁が昨日、2023年の国内総人口が前の年と比べて0.2%増の5177万人と発表しました。3年ぶりに増加に転じたといいます。労働目的などで居住する外国人の流入が増えて、少子化による韓国人の人口の減少を補ったといいます。統計庁が2023年11月1日時点の総人口を調査しました。増加を牽引したのは外国人で、前の年と比べて10.4%増の193万人でした。国内に3ヶ月以上滞在する外国人を指し、総人口の3.7%となりました。外国人増加率の内訳を見ると、ベトナム人が前の年と比べて18.1%増、対人が16.8%増でした。統計庁は、労働目的で居住する外国人や大道家族が増えたと分析しています。外国人の増加で韓国の総人口が増えたということなんですね。

これが韓国の国民にとってどういった影響を引き起こすのか、日本も他人事ではないですから、ちょっと注目したいところではあります。


2023年、去年ですね、新型コロナウイルスの収束で国際間の移動が回復したことも背景にあると言われています。政府がビザ発給の緩和、留学生の就労促進、また製造業やサービス業など人手不足の業種で外国人労働者の受け入れ人数を引き上げた政策の影響も一因として見られています。

一方で、韓国人は少子高齢化の影響で、前年と比べて0.2%減の49,831万人から、3年連続で前年を割り込んでいます。生産年齢人口(これは15歳から64歳を指します)が減少する一方で、高齢者(65歳以上)は5%増加しました。少子高齢化が加速する日本で、外国人の増加によって人口増となるのかどうかが問題ですね。人口増加自体に外国人の増加を結びつけるべきではないと思いますし、そういったものを政策目的にすべきでもないと思います。


むしろ、外国の人たちが日本で働いたときに、日本の人たちがそれに対して社会的なストレスを感じないことが重要です。そのためには、日本社会が経済的にゆとりを持たなければいけないと思うんですね。その上で、外国の人たちが働きやすい環境を整えることが、日本の人たちにとっても働きやすい環境を作ることにつながると考えます。そういった相互関係に持っていけるような社会を構築しなければならないと思います。それに失敗したのが、例えばイギリスのEU離脱に結びつくような話だと思います。ああいった形にはなってはいけないと思いますね。

そのためにもやはり、何度も言っていますけれども、経済の安定、そして高成長シナリオを実現する展開が政府に求められています。今、岸田政権には厳しい意見が多く、すごいプレッシャーがかかっています。これが良い結果を生むと思っているんですよ。ただ、それが強すぎて岸田政権が崩壊し、その後の政権がどうなるかは、今の世論調査では大丈夫なメンバーが並んでいますが、どうなんでしょうか。

また、我々有権者が間違った方向に行かないようにしなければなりません。正しい理解をしていない人や、消費増税を支持する人、石破さんが好きな人がなぜか多いという世論調査があります。次の首相候補として石破さんが挙げられるのはわかりますが、実際にそういった人がいるのか、リスナーの方々はどう思われているのでしょうか。