山口百恵「赤い絆(レッド・センセーション)」「パールカラーにゆれて」「イミテイション・ゴールド」「美・サイレント」「愛の嵐」「横須賀ストーリー」「プレイバックPart2」「青い果実」「禁じられた遊び」「ひと夏の経験」

 

作詞:松本隆/作曲:平尾昌晃

泣きながらラッシュ・アワーの
人ごみを縫うように走る
左手にあなたの手紙
くしゃくしゃに 握りしめながら
レッド・センセーション
涙をかくした真っ赤なコート
レッド・センセーション
あなたを愛した証しの色よ
許せない 電話をかけてもなしのつぶてね
許せない あなたの心がつかめない

プラチナの指輪がひとつ
封筒の底から転がる
顔を見て返せないほど
いくじなし それが憎らしい
レッド・センセーション
二人を引き裂く愛の稲妻
レッド・センセーション
私の背中の赤くつらぬく
許せない 心を勝手に切りとった人
許せない あなたは誰かと生きるのね

乗り換えた電車のドアで
あなたの名 三度つぶやくの
レッド・センセーション
暮れゆく間際の夕陽の赤が
レッド・センセーション
私の心に火を走らすわ
許せない 必死に信じて生きてきたの
許せない あなたは掌かえすのね

 

 

街は恋するものたちの港 
落葉はひき潮の浜辺 
流れ星・人・影 
愛はさざなみの夢 
パールカラーの街あかり 
この胸に うけとめて 
甘い風にさそわれて 
泣きながら 歩きましょう 
ふたり 揺れて揺られて 流れ流れて
あなたとなら どこまで 
揺れて揺られて 流れ流れて 
知らない港に 着きたい 

街は恋するものたちの港 
夜風は潮騒のしじま 
濡れた髪・顔・指 
愛は帆の切れた舟 
テールランプの淋しさに 
さよならの眼をとじる 
ひかれるままくちづけを 
人知れず かわしましょう 
ふたり 揺れて揺られて 流れ流れて
あなたとなら どこまで 
揺れて揺られて 流れ流れて 
知らない港に 着きたい 

ふたり 揺れて揺られて 流れ流れて
あなたとなら どこまで 
揺れて揺られて 流れ流れて 
知らない港に   着きたい

 

 

作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童
編曲:萩田光雄

シャワーのあとの髪のしずくを
乾いたタオルで拭きとりながら

彼が窓辺で話しかけるわ
流れる雲さえ季節の色だと
私は軽い目まいを感じ
マニキュアの指 かざしてみるの

 ア・ア・ア イミテイション・ゴールド
 ア・ア・ア 焼けた素肌が
 ア・ア・ア イミテイション・ゴールド
       若いと思う今年の人よ

 声が違う 年が違う 夢が違う
 ほくろが違う
 ごめんね 去年の人と又比べている

西陽の強い部屋の片隅
彼が冷蔵庫バタンと閉じる
パックのままの牛乳かかえ
身軽な動作で運んでくれるわ

 ア・ア・ア イミテイション・ゴールド
 ア・ア・ア 命そのまま
 ア・ア・ア イミテイション・ゴールド
       飲み干したけど今年の人よ

 くせが違う 汗が違う 愛が違う
 きき腕違う
 ごめんね 去年の人にまだ縛られてる

 ア・ア・ア イミテイション・ゴールド
 ア・ア・ア そのやさしさで
 ア・ア・ア イミテイション・ゴールド
       まっててほしい今年の人よ

 日が当れば 影が違う 色が違う
 光が変わる
 ごめんね 去年の人を忘れるその日を

 

 

季節が変わるたびごと 花を抱いて
娘達は着飾って街に出るわ
それを目で追うあなたは
私の事など忘れて横顔の向うで
誘っているのよFum…胸さわぎ

Be silent,be silent,be silent,be silent
あなたの︎︎︎︎が欲しいのです
燃えてる × × × × が好きだから

女の私にここまで言わせて
じらすのは じらすのは 楽しいですか

流行りのドレス着ているマネキン人形
動かない大きな目が泣いてるみたい
ショウウィンドウを鏡に
あなたはいつでも気取って自分の姿だけ
見つめているのよFum…悲しいわ

Be silent,be silent,be silent,be silent
あなたの︎︎︎︎が欲しいのです
生きてる × × × × が見たいから

いつでも私に言うだけ言わせて
知らん顔 知らん顔 どうしてですか
Be silent,be silent,be silent,be silent

 

 

 

 

これっきり これっきり もうこれっきりですか
これっきり これっきり もうこれっきりですか

街の灯りが映し出す
あなたの中の見知らぬ人
私は少し遅れながら
あなたの後 歩いていました

これっきり これっきり もうこれっきりですか
これっきり これっきり もうこれっきりですか

急な坂道 駆けのぼったら
今も海が 見えるでしょうか
ここは横須賀

話しかけても 気づかずに
ちいさなアクビ重ねる人
私は熱い ミルクティーで
胸まで灼けてしまったようです

これっきり これっきり もうこれっきりですか
これっきり これっきり もうこれっきりですか

あなたの心 横切ったなら
汐の香りまだするでしょうか
ここは横須賀

一緒にいても心だけ
ひとり勝手に 旅立つ人
私はいつも置いてきぼり
あなたに今日は聞きたいのです

これっきり これっきり もうこれっきりですか
これっきり これっきり もうこれっきりですか

そう云いながら 今日も私は
波のように抱かれるのでしょう
ここは横須賀

 

 

 

緑の中を走り抜けてく真紅なポルシェ
ひとり旅なの私気ままにハンドル切るの
交差点では隣りの車がミラーこすったと
怒鳴っているから私もついつい大声になる

馬鹿にしないでよそっちのせいよ
  ちょっと待って PlayBack PlayBack
  今の言葉    PlayBack PlayBack

馬鹿にしないでよそっちのせいよ
  これは昨夜の私のセリフ
  気分次第で抱くだけ抱いて
  女はいつも待ってるなんて
  坊や、いったい何を教わって来たの
  私だって、私だって、疲れるわ

はるかな波がキラキラ光る海岸通り
みじかい旅よ力いっぱいアクセル踏むの
潮風の中ラジオのボリュームフルに上げれば
心かすめてステキな唄が流れてくるわ

勝手にしやがれ出ていくんだろ
  ちょっと待って PlayBack PlayBack
  今の唄を    PlayBack PlayBack

勝手にしやがれ出ていくんだろ
  これは昨夜のあなたのセリフ
  強がりばかり言ってたけれど
  本当はとても淋しがり屋よ
  坊や、いったい何を教わって来たの
  私やっぱり、私やっぱり、帰るわね

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あなたが望むなら
私何をされてもいいわ
いけない娘だと
噂されてもいい
恋した時に 躰の隅で
別の私が 眼を覚ますの
大きな胸に 抱きとめられて
きれいな泪 こぼすのよ
側に居れば 側に居れば
誰も恐くない
あなたが望むなら
私何をされてもいいわ
いけない娘だと
噂されてもいい

恋した時に 心の中で
別の私に 生まれ変わる
恥しそうに 薄眼をあけて
初めて秘密 打ちあける
側に居れば 側に居れば
何もほしくない
あなたが望むなら
私何をされてもいいわ
いけない娘だと
噂されてもいい

 

 

 

あなたに女の子の一番
大切なものをあげるわ
小さな胸の奥にしまった
大切なものをあげるわ
 愛する人に 捧げるため
 守ってきたのよ
 汚れてもいい 泣いてもいい
 愛は尊いわ
誰でも一度だけ 経験するのよ
誘惑の甘い罠

あなたに女の子の一番
大切なものをあげるわ
綺麗な泪色に輝く
大切なものをあげるわ
 愛する人が 喜ぶなら
 それで倖せよ
 こわれてもいい 捨ててもいい
 愛は尊いわ
誰でも一度だけ 経験するのよ
誘惑の甘い罠