(メモ 誤字脱字 乱文乱筆ご容赦)

アナ)まずはその現状、金融政策決定会合の主な意見が昨日公表されました。
これを見ると、どうなんですかね。
マイナス金利解除みたいなが言われてましたけども

飯田)で、このマイナス金利については、
多くの方に誤解があるようなんですが、

マイナス金利っていうのは各銀行が日本銀行に預金口座を持ってるんですね。
これ何のために持っているのかって言うと、銀行の間でお金のやり取りをする時、
我々がお金振り込んだり引き落としたりって、
それぞれ自分が持っている銀行口座でやってますよ。

じゃあ銀行はどうやってやってるんだというと、
これ、日銀の口座を通じて振替を行ってる。
この口座の残高の一部にマイナス金利を適用する。

これなぜ、始めたのかというと、
「手持ちの各銀行が日銀に預けているお金 預けすぎるとマイナス金利取られるよ」って言うと
「それはたまらんとむしろ貸し出そう」ていう風に向かうんじゃないか。(=本来の銀行の融資という側面での存在意義)
そしてもう1つは、
マイナス金利というほとんどそれまで当時は聞いたことがない政策を行えば、
これはもう金融緩和が継続されるって、
民間の予想を刺激するんじゃないか(=民間セクターでの投資行動のインセンティブ、設備投資をイメージ)と言って始まったんですが、
結局(マイナス金利をトリガーとした設備投資の誘発があまりなく)あんまり効果なかったんですよ。

で、一方その解除
なぜこんなに急ぐのかっていうと、
(前提として)今の状況で別に金利を上げていく気は日本銀行にはさらさらないというのが私の理解です。
ただなぜこのマイナス金利をやめたいかと言うと、
 マイナス金利って要は各銀行が日銀に積んでいるっていう表現をするんですけれど、
持っている口座の残高の一部にマイナス金利ってことはお金取られるってことですよ。
これ(マイナス金利ってのは)事実上銀行への課税税になってるんですよ。
(注 マイナス金利の対象は残高のうち、ほんの一部であり、ほとんどはマイナス金利対象ではない。だからマイナス金利は、銀行に対し、余資を日銀に積んでばかりしないで、銀行はリスクとって融資する本来の姿勢にもどってねみたいなこと)

ですから一種銀行税(みたい)になっていて 銀行側の負担があると、
(だから)銀行側は「(マイナス金利っていう罰金みたいなことは)勘弁してください」というんで
その(銀行業界の)要望を受けてというのと
確かに銀行に課税を臨時でする意義があんまりないんですね。
それをやめたいということなので、

この後もっと金利を上げて金融を引き締めていく云々ていう話とはちょっと別のものだと考えた方がいいと思います。
(≒マイナス金利解除は金融引き締めバイアスのひとつとなるかもしれないが、金融緩和策にはほかにも量的緩和とか金利コントロールなどいろいろあるわけで、だから「マイナス金利政策解除したから、金融引き締めへの舵を切った」という言い方をするのは言い過ぎ。そういう言い方をする、いわゆる識者やメディアがいる?)

 

◆おまけ

化物語 戦場ヶ原ひたぎ

 

化物語OP1「staple stable」-戦場ヶ原ひたぎ(斎藤干和)