(メモ 誤字脱字 乱文乱筆ご容赦)

続いては、週刊文春が追いかけているこちら
宝塚同期生の涙の訴え 音声入手「もう少し真剣に捉えて」、
若きタカラジェンヌが高層マンションから身を投げた事件波紋を広げています。
村さん、今回は同期生の涙の訴えということですが、こちらを教えてください。

亡くなったのが宙組の「有愛きい」さんという方でしたけれども、
この事件は非常に劇団の内部に、とてつもなく大きな衝撃を与えているわけですが、
今記者会見とかでも、よく顔を見るその宝塚歌劇団の木場理事長っていると思うんですけども、
この方が宙組だけじゃなく、各組の生徒たちに対して
直接説明を行ったんですね、
それが「有愛きい」さんが亡くなってから約1週間後のことなんですが、

そのうち月組の生徒の前でやった説明会の音声というものが50分ぐらいの長さのものがあるんですが、
今回週刊文春はそれを入手したんですね。

で一体どういうことを説明をしていたのかっていうことが明らかになったということで、
この音声非常にすごく重要なものなんですが、
それを聞くと、生徒に対して説明をしているんですけれども、
理事長はこの「有愛きい」という個人名を言うことは一切なかったんですね
1人の人間(?)がなくなったということを、ただ淡々と言うだけで、そういうことはなかったと

さらにですね、
月組の組長は、「梨花 ますみ」さんという方なんですけど、この方は真矢みきさんとか黒木瞳さんの同期でもある、
非常にベテランの方なんですが、
彼女はまさにご意見番と言っていい存在なんですけれども、
この方の発言も非常に生徒たちはショックを与えてるみたいで、
この「梨花 ますみ」さん何と言ってたかというと
その上級性から下級生への叱責については
間違ったら間違った本人が悪いんだと
で、自分で行動できるようにするべきであるみたいなことを語っていて、
こういうことがあった直後にある種、上から下への指導が厳しいことを、それは悪くないんだというようなこというような発言をしていて、波紋を広げているということもあります。

で、今回この涙の訴えというのはどういうものなんでしょうか。
で、この音声の中にそれは記録されているんですが、この「有愛きい」さんの同期生の1人の生徒が話し始めているんですね
で、この子がどのようなことをお話していたかの一部を紹介すると、
「梨花 ますみ」さんという方が。さっき申し上げた通り説明をした後に喋っているんですが、

今回の件については自分の同期の子がなくなってしまったので、
私もすごい重い話だとは思うんですけど、
あまりにも温度差が違うというか、という風に言ってるんですね
つまり「梨花 ますみ」さんであったりと劇団側の態度と、
自分たち同期の自分たちが思ってることの温度差が違うということをはっきりと言っていると
で、それが非常にショックだと言っていて、
さらに「もう少し真剣に捉えていないのかなって、正直思った」とまで言っていて、
ここに舞台に立っている彼女たち生徒たちと、ある種の権威側ですよね あの偉い人たちとの
かなりの温度差があることは、これ聞くと非常によく分かるようになってね。

今回の件でヒアリングも行われてるそうですよね。
宙組以外の生徒に、プロデューサーという立場の方が聞き取りを行っているんですけれども、
配役などに、影響力を持つプロデュースに対して劇団の理不尽なこと言ってもいいんだろうかと、
下級生たちの多くはそういう圧力を感じて、形ばかりのヒアリングだろうと話しており、
このヒアリングが何か根本的な解決に導くようなものにはちょっとならないんではないかという見方が大きいですね、

 

 

 

「宙組」の「タカラジェンヌ」「有愛きい」さんが、高層マンションから身を投げた事件を受け、それでも公演を続けたいトップと、動揺する「下級生」たちとの間で温度差が広がり、劇団は揺れています。
今回は「有愛きい」さんの同期生の涙の訴えやOGの告発について調べてみました…。

宝塚華激団の「宙組」に所属する「有愛きい」さんが自死を遂げたのは9月30日のことでした。
劇団が宝塚所からの連絡で自殺という確固たる情報を得たのは午後2時過ぎにも関わらず、
生徒たちに情報を伏せ、
「有愛きい」さんを休演者として発表し、
同日3時半に開幕する公演を強行しました。
その日は阪急交通社の貸切公演で、
司会として「宙組」の元組長である「寿つかさ」さんを東京から呼んでいました。

「有愛きい」さんが亡くなったことを生徒たちに告げたのは公演後。
複数の生徒は倒れるほどショックを受けていたと言います。
劇団の木場理事長が各組の生徒たちに対し直接説明を行ったのは、それから約1週間後のことです。
その日、木場氏と共に姿を表した辺順プロデューサーが黙祷を促すと、稽古場は静まり返り、静寂の中に越が漏れました。

木場氏による説明会で一体何が話し合われたのか、週刊文春はその一部支を記録した約50分に渡る音声を入手したといます。
冒頭で木場氏は次のように語っています。
「「宙組」の生徒が1名なくなる」という事態になりました。ご家族の強いご希望がございまして、
我々も皆さんに速やかにお伝えすることができず、また外に向かっても十分な公表ということができない状況でございます。
一方、警察から情報の提供があり、マスコミに当日の夕方から情報が出始めたということでございました。
我々としてはそこで後手後手に回ってしまいました。…」
木場氏が「有愛きい」という個人名を発することは1度もありませんでした。

次に口を開いたのは組長の「梨花ますみ」さんです。
「梨花ますみ」さんは女優のきさん黒木瞳さんの同期で、月組年長のご意見番です。
「怒られて育っている人たちが多いですよね。怒られないで育ってくると、急にここに入って何かを言われると、すごくそれに反応しづらい恐怖に思ってしまう人たちがいると思うんだ。私たちの時にはなかった規則が、今はあったり。変えていくべきことは変えていかないといけない。組として必要じゃないものを全て排除していきたいんです。間違ったら間違った本人が悪いんです。上級生の教え方が悪いかもしれないけれど、間違った本人が悪い。何でも全部教えてもらうんじゃなくて、自分たちで考えることをして、自分たちでちゃんと行動をできるようになってほしい」と語った。

「梨花ますみ」さんが「下級生」に意見を促すと、1人の生徒が沈黙を破りました。
「同期を代表して話をするんですけど、組長さんがおっしゃったように、改善していくチャンスだから、そのために今日集まっていると思っていたんですね。今回の件に関しては、同期の子が亡くなってしまったので、私も少し重いとは思うんですけど、あまりにも温度差が違うというか、そのことに私はすごくショック、でもう少し真剣に捉えてないのかなって、正直思っちゃったんですね。」

周囲の生徒たちはすすりなき、それは次第に大きくなっていきました。

説明会の終了後、「有愛きい」さんを知る生徒たちから
「しんどい」「私もちょっと信じられないと思っちゃった」という声が漏れたと言います。

大きなショックを受ける「下級生」と、「間違った本人が悪い」「自分で行動できるように」と前向きに語る上級生の温度差で、
組は分断状態だと言います。

劇団関係者は、理事長の説明について後の記者会見で話した内容とほとんど同じ、
まるでカンペを読み上げているようでした、と話しています。

10月19日、朝10時、雪組花組の生徒らが宝塚大劇場の稽古場に集まり、組の垣根を超えた劇団レッスンの準備を行っていました。

前列右側の低位置に陣取ったのは、「宙組」トップスターの「芹香斗亜」さん。
彼女は笑みを称え、「宙組」の生徒たちに『今日も頑張ろうね』とガッツポーズを何度も繰り出したそうです。
この日た組の生徒たちは、何事もなかったようにはがする「芹香斗亜」さんを一瞥し、うすら寒い思いを抱いたと、言います。

「有愛きい」さんの死の2日前、新人公演を取り仕切る役割を担った彼女をねめあげ、
「下級生」の態度について罵倒したのは、「芹香斗亜」さんや組長の松風輝さんでした。
今年2月、「有愛きい」さんが「天彩峰里」さんにヘアアイロンを当てられて火傷したことが文春に報じられると、
「芹香斗亜」さんと「松風輝」さんは幹部部屋に「有愛きい」さんを呼び、
「これはいじめじゃないよね」「記事は事実無根だよね」と代わる代わる強要していたと言います。

そして、アイロンの一件はなかったことに、以もいじめを受け続けた彼女は思い悩み、「死にたい」と漏らすようになったと、「宙組」の生徒は語っています。

ファンクラブ関係者が、「有愛きい」さんを追い詰めた「芹香斗亜」さんの事件後の様子をこう語っています。
「芹香斗亜」は事件後も一貫して公演を続けたいと主張しています。
彼女は17年間やってきて、もう一度羽をしって舞台に立ち、と下級生たちは、
「有愛きい」さんに振りかかったパワハラいじめの一部をきましたが、
実は今まで明るみに出ることのなかった、悪夢のような出来事があったと言います。

今年4月以降、新型コロナウイルスの新規患者数は増え続けていますが、
劇団内にも多数の感染者が出て、6月以降、星組「公演」や月組「公演」の一部が救援に追い込まれました。

そんな中、7月23日に東京建物ぶりリアホールで幕を開けたのが新トップコンビの「芹香斗亜」さんと「春乃さくら」のおめとなった「宙組公演」『エクスカリバー』でした。
「宙組」はコロナを乗り切り感想を果たしましたが、「宙組」関係者はこう語っています。
実は7月下旬に「芹香斗亜」さんがコロナに感染したことを皮切りに、体調不良者が続出していた。
しかし、「松風輝」さんが劇団にも外部にも絶対言うな、
劇団の診療所ではなく、各自で病院を探していけ、と「下級生」に命じていたのです。

結局、約半数の生徒の陽性が確認されたのですが、
「松風輝」さんは「体調が悪くても出ろ」と強行突破し、出演させていました。
中には39°の高熱が出たまま舞台に立たされ続けた生徒もいたと言います。

生徒たちを追い込んだコロナの出来事について、劇団は次のように回答しています。
「稽古「公演」期間中に体調不良の訴えがあったものには、必要に応じて検査を行い、適切に対応しておりました。
『芹香斗亜』や約半数の生徒の陽性が確認された事実はなく、組長が記載のような発言は事実もありません」と。

しかし、組関係者はこう反論しています。
組の生徒は休んだら危や、組長から何を言われるか分からないと嘆き、
その圧力で劇団には本当のことを言えなかった。
5類感染症に移行して以降、劇団は体調不良の自己申告があった場合に検査を行うのみ、
申告しなければいくらでもごまかすことができた。

劇団は「有愛きい」さんの死を受け、事件から1ヶ月が経とうとする現在も迷走を続けています。
当初、10月22日まで「宙組」公演を休演し、
その期間中に第3者の弁護士による調査の完了を目指すとしていましたが、調査機関の延期を発表。
木場氏は当初、「宙組」の生徒たちに対し、「調査は1人30分で行います」という趣旨の発言をしていたそうで、
2週間たらずで形だけで調査をするという意図が透けて見える言動に、非難が殺到しました。
現在、「宙組」以外の生徒に対しては主にプロデューサーが聞き取りを行っているそうで、
「下級生」たちの多くは圧力を感じ、『形ばかりのヒアリング』だろうと話していると言います。

今回の「有愛きい」さんと5年前の飛び降り事件について、
元「タカラジェンヌ」の東小雪さんが自らの体験を振り返り、こう語っています。
「私たちの頃は締めセレモニー」と呼ばれる同様の指導がありました。
時には何十人もに囲まれ、人格を否定するようなことを、大声で言われる。
まさに罵詈雑言の
また。私たちの時代でも、外部漏らしはご法度で、親にも言ってはいけなかった。
悩みを人に相談するという発想自体がありませんでした。
劇団には、連綿と受け継がれてきた、暴力の構造があり、演出や踊りの先生もやめなさいと止めることはない。

いわば、共犯関係、トップスターを含め、誰しも、被害者であり、加害者なのです。
私自身も加害者であり、後輩を怒鳴りつけていました。
作品は、そうしたので、作られています。
実は、「芹香斗亜」さんも、例外ではないと言います。
暴力構造の中に身を置き、いじめの連鎖を経験していたのです。

今年6月11日付けで、「退団」した前トップスターの「真風 涼帆」さんの後任として、
「芹香斗亜」さんが、次期トップに着くことが発表された日、
永遠の2番手と呼ばれた「芹香斗亜」さんは、「真風 涼帆」さんからきつく当たられることが多かったと言います。
劇団プロデューサーが「芹香斗亜」んのを発表する。通常なら拍手活で祝福を浴びますが、
「退団」する「真風 涼帆」さんが、下級生を威嚇し、拍手はまばらだったと言います。
いじめに絶え苦節8年でトップの座を射止めた「芹香斗亜」さんは、周囲に悲しかったと語っていたそうです。

元「タカラジェンヌ」の東小雪さんは、現在行われている第3者による調査について、次のように提言しています。
「個別のいじめ行為があったかどうかを調査しても、劇団は何も変わりません。
根本となる暴力構造を断ち切らないといけないでしょう。
1人1人が、あの厳しさがあったから、スターになれたと、過去の言動を肯定して美化するのではなく、
加害性に向き合うことが大切です。
生徒の人権が守られていない劇団に対して、スポンサードすることは、果たして適切なのか。
ジャニーズの性加害問題と同様に、スポンサー企業は、この問題を黙認してはいけないと思います。
もはや、外圧によって、変えていくしかないでしょう。

現在、劇団のスポンサーには、伊藤園、NTT西日本、VISAなどが名を連ねています。ジャニーズ問題のように、今後スポンサー離れが起きるのでしょうか。
現在、「宙組」の退団希望者は30人以上に及んでいます。
劇団幹部は、この非常事態に際し、
『「退団」希望者でもう1組作って、全体で6組にすれば、ええやん、』と口にしていると言います。
宝塚歌劇団は、本気で旧態前とした体質を改革する気はあるのでしょうか。
 

◆おまけ

ヴェルサイユ宮殿。マリーアントワネットのビリヤード室