日経新聞▼

ニューヨーク原油、1年ぶりの高値、一時1バレル95$台に上昇。アメリカ産の原油の指標となりますWTIの先物ウエストテキサスインターミディエ先物は28日、1時1バレル95$台に上昇し、およそ1年1ヶ月ぶりの高値をつけました。

日経新聞は、サウジアラビアなど主要な産油国による原産が続く中、アメリカ国内の原油在庫の「減少」が明らかとなり、「需給」の引き締まりが意識されたことを報じています。
アメリカエネルギー情報局は27日、WTI原油の貯蔵施設の在庫が去年7月以来の低水準となったと発表。
ロシア産原油からの切りを進めるヨーロッパや、需要が中国などへの輸出が増えたと言います。
また、ヨーロッパの原油の指標となります北海ブレント原油先物も28日に一時1バレル97ドル台後半と高値をつけました。
原油価格が上昇ということなんですが、これは片岡さんはどうご覧になってますか?


そうですね。
いくつかの側面があると思うんですけれども、

先ずそもそも原油価格がいしてるって話については、需要と供給両面があるんですよ。
であの先ほどお話があったように、やっぱり供給を絞っているというところていうのが、1つ重要。
価格を上げる話になってるわけですね。

で、この価格上昇の影響っていうことなんですけれども、
アメリカの場合は、どちらかというと、原油価格の上昇が公益条件の改善に繋がっていて、
ある意味、その景気の下支え用意になっていると、
ですから、利上げを進めている中で、思ったほど景気が悪化しないっていうことの1つの原因という意味においては、
原油価格上昇が、公益条件の改善になって、アメリカ経済の追い風になっていくと、そういう側面はあると思います。

で、逆に、これが公益条件の悪化に繋がって、ネガティブな影響をもたらしてるっていう話が、日本と欧州、なんですよ。
特に欧州の場合は、ウクライナ情勢の悪化もあって、

ロシアから天然ガスとか、そういったものをエネルギーを受け取っていたわけですけれども、

それが途絶して じゃあすぐに、…を変えるかって言われると、なかなか変えられない
で、特にその影響が、ドイツとかのいわゆる欧州の中心国に及んでいると、

なので、原油価格が上昇して、エネルギー価格が高止まりするって話になりますと、
これは家計にとっては、インフレの負担っていうことになるので、スタグフレーション的な景気の悪化が…状況になると、

で、日本も同じように、物価上昇に対して所得が増えないってことになると、
やっぱりこれも景気悪化要因になると、そういう話なんだと思うんですね。


日経新聞は、原油高が続けば世界的なインフレ念や金融引き締めの長期化を招く世界経済への下押し圧力となりかねないと指摘してますか、片岡さんもこれは、

足元インフレに関していいますと、原食料品の価格の下落が、前年と比べて下落してんので、
そのことによって主に、米をえの物価が、下がっているんですね。
ただ原油価格の水準が、今後も続いて、1バレル95$とか、それぐらいの近辺で上下する ちょっと上がっていくみたいな展開になりますと、来年の半間ぐらいになると、た全年費で原油価格エネルギー価格の影響はプラスになってくる可能性あるんですよ。

そうすると、物価に対しては、今まではマイナスだったものがプラスになるので、上昇圧力になるんですね。
で、ちょうど今足元で、アメリカや欧州 利上げを打ち止めするんじゃないかと、こういう観測が広がってるわけですが、
ただ物価が上がってくれば、いやいやそういうわけにはいかないよね、ということになって、利上げが続くという話になるので、
ここはあんまり、そのまこれで利上げが打ち止めで経済持ち直すみたいなストーリーに過度に縛られないようにした方がいいかなという風に思います。