カリフォルニアワインのある生活 -326ページ目

■ 私の考える成長

「感動創造」と、「事業拡大」の両立は可能か?


先日、牛角の記事 を書いたところ、いくつかのコメントをいただいたので、掘り下げてみたいと思います。



皆様は、レストランに行ったとき、どんな場面に「感動」しますか?


もちろん、「すげー安い!」とか価格面にも感動するでしょう。


経営していく上で、とても大切な要素です。




でも、一方で、こんな場面を想像してみてください。


 ・前回来店したことを覚えていてくれた。


 ・前回飲んだワインを覚えていてくれた。

 

 ・「XXさんから○○のご注文をいただきましたー!」、厨房の中から自分の名前が聞こえる。


すべて、私がよくお邪魔するあるお店での話です。

(しかも安いところがすごい!)



でも、牛角のようなお店では、こうした感動にお目にかかったことはありません。


なぜでしょうか?


そうしたサービス=感動の提供というのは、"教えてできるものではない"からだと思います。


教えられるのではなく、自ら「心」で感じること。


たまにこんな表現を聞きます。


「価格に見合った以上のサービス」

とても皮肉な表現かもしれませんが、

「これは500円の料理だから、これくらいのサービスなら満足していただけるかな。」

そう考えていることと一緒だと思います。

でも。


牛角のスタッフも、本当はそんなことを考えている人は少ないはず。

本当はそうしたサービスを提供したいんだけど、ものすごいお客様の数で、そこまでの余裕がない。

それが実態だと思います。



感動を与えるサービスを提供するには、


最高のサービスを維持できる規模に、(例え意図的にでも)抑えながら、拡大を続ける。


拡大すること自体を目的にするのではなく、最高のサービスを提供するために、グッとこらえる。


従業員が感じる、"最高のサービス"を提供できる環境をつくってあげるために。


それは経営者としての「忍耐」なのかもしれません。


最高のサービス=感動創造に必要なものは、「心」。


「心」は、じっくりと育てていかなければならない。


サービスを提供する側の「心」を育み、そして一人でも多くの人に体験してもらえるよう「拡大」する。



その過程に、株式公開が必要ならするかもしれないし、必要なければしない。


目的は上場することではなく、


最高のサービスを提供し、お客様を笑顔にすること。


もしかしたら、どこかの街に、1店舗出して終わってしまうかもしれません。


でも、そんなお店がもっと身近に、もっと増えたらいいのに。


それが私の夢であり、私の考える成長です。



では、具体的にどうしたら実現できるか?


それを考えると頭が痛いんですよね・・・、偉そうに語ったにもかかわらず。。。