■ 私の考える成長
「感動創造」と、「事業拡大」の両立は可能か?
先日、牛角の記事 を書いたところ、いくつかのコメントをいただいたので、掘り下げてみたいと思います。
皆様は、レストランに行ったとき、どんな場面に「感動」しますか?
もちろん、「すげー安い!」とか価格面にも感動するでしょう。
経営していく上で、とても大切な要素です。
でも、一方で、こんな場面を想像してみてください。
・前回来店したことを覚えていてくれた。
・前回飲んだワインを覚えていてくれた。
・「XXさんから○○のご注文をいただきましたー!」、厨房の中から自分の名前が聞こえる。
すべて、私がよくお邪魔するあるお店での話です。
(しかも安いところがすごい!)
でも、牛角のようなお店では、こうした感動にお目にかかったことはありません。
なぜでしょうか?
そうしたサービス=感動の提供というのは、"教えてできるものではない"からだと思います。
教えられるのではなく、自ら「心」で感じること。
たまにこんな表現を聞きます。
「価格に見合った以上のサービス」
とても皮肉な表現かもしれませんが、
「これは500円の料理だから、これくらいのサービスなら満足していただけるかな。」
そう考えていることと一緒だと思います。
でも。
牛角のスタッフも、本当はそんなことを考えている人は少ないはず。
本当はそうしたサービスを提供したいんだけど、ものすごいお客様の数で、そこまでの余裕がない。
それが実態だと思います。
感動を与えるサービスを提供するには、
最高のサービスを維持できる規模に、(例え意図的にでも)抑えながら、拡大を続ける。
拡大すること自体を目的にするのではなく、最高のサービスを提供するために、グッとこらえる。
従業員が感じる、"最高のサービス"を提供できる環境をつくってあげるために。
それは経営者としての「忍耐」なのかもしれません。
最高のサービス=感動創造に必要なものは、「心」。
「心」は、じっくりと育てていかなければならない。
サービスを提供する側の「心」を育み、そして一人でも多くの人に体験してもらえるよう「拡大」する。
その過程に、株式公開が必要ならするかもしれないし、必要なければしない。
目的は上場することではなく、
最高のサービスを提供し、お客様を笑顔にすること。
もしかしたら、どこかの街に、1店舗出して終わってしまうかもしれません。
でも、そんなお店がもっと身近に、もっと増えたらいいのに。
それが私の夢であり、私の考える成長です。
では、具体的にどうしたら実現できるか?
それを考えると頭が痛いんですよね・・・、偉そうに語ったにもかかわらず。。。