6月から第三土曜日を休みにします。
今日伝えたいのはこれだけです。なので、
以上。
と、終われれば楽なのですが、それではブログになりません。
人には誰でも「自分の考え」というのがあります。主義主張、信念・信条、持論、ポリシー、価値観。
呼び名は違えど、いずれも
自身の信ずるところ
ということです。
もちろん私にもあります。
社長である私のそれは、会社の理念や行動指針、モットーとなって表れます。具現化とでも言えばよいのでしょうか。具現化されたものには上記の他にも車内ポスターやクレド、継栄計画書の各方針、社内行事等があり、私の考え方が色濃く反映されています。
「ハクロイズム」も勿論そう。
ハクロイズムは、全27条からなる従業員の行動指針ですが、実はその中には「努力」を推奨する内容のものがたくさんあります。
第4条:【y=ax2+bは勝利の方程式】
第5条:【高い目標を持つ】
第7条:【読書】
第9条:【自己を磨く】
第15条:【ローマは一日にしてならず】
第16条:【成長曲線】
第17条:【教育】
この中で言っている本質はいずれも同じ「努力」なので、これらの内容を精査したら、もしかしたら2つくらいに収れんできるかも知れませんが、いずれにせよそれだけ「努力する」ということを大切にしているということです。
上述したように、それが他でもない、私の重視する価値観だから。
ではなぜ、そこまで「努力」に拘るのか?!
実はその理由が書かれているのが、第17条の【教育】です。
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第十七条:【教育】
非エリートがエリートに勝つ方法。社長による、良いことの強制。
(解説)
失礼ながらハッキリと言わせてもらうが、当社に働きたいといって来るような人の中に、エリートと言えるような人は一人もいない。というか、もしそんな人が「雇ってくれ」と言って来ても私は採用しない。これは負け惜しみでもなんでもなくて、そんな人はプライドも高く素直ではないから。
大人になってからの人間の価値は学歴なんかでは絶対に計れないと思う。特に実社会では、学歴ではなく人間性や真の実力が問われる。私は学歴なんかではなく「ヤル気のある人間集団、常に努力する人間集団」で競争に勝ち、会社を伸ばせることを証明したいと考えている。
ただそのためには、つまり非エリートがエリートに勝つには、「徹底した教育」が必要である。能力で劣る人間が優秀な人間と戦って勝つためには、彼らと同じようにしていたのでは勝てるはずが無いからだ。彼ら彼女らが定時に帰って彼女彼らと「アイラブユー、ユーラブミー」とやっていれば、同じようにしていては絶対に勝てないのだ。
中でも、特に「考え方」に対する教育は凄く重要であると考えている。というのも、仕事の成果は次の式で表されるからだ。
仕事の成果=
考え方(-100点~+100点)×熱意(1点~100点)×能力((1点~100点)
この公式は何を意味しているかというと・・・よく見れば考え方の項目だけマイナスが付いている。つまり熱意や能力があっても考え方が間違っていればいるほど、仕事の成果は大きくマイナスになるということだ。逆に言うと、たとえ能力が劣っていても、強い熱意を持ち、考え方を間違えなければ、考え方を間違った能力のあるやつらに勝てるということだ。考え方に対する教育が重要な所以はここにある。ハクロマークが思想教育や価値観教育を重視するのはこのためなのだ。
さて、あなたは、自分には能力がない、学歴がないと悲観的になっていませんか?重要なのは、ここまで見て来たように学歴ではなく、考え方です。素直さです。考え方さえ間違わなければ、努力の方向さえ間違えなければ、そしてそれを素直に実践すれば、学歴なんて関係ないのです。私はそれが正しいことを証明したい!ハクロマークには、「良いことの強制=教育」の仕組みがたくさんあります。環境整備、朝礼や社内研修会、改善発表会などで良い習慣を身に付け、正しいものの考え方や見方を共に学んでまいりましょう 【教育・訓練に関する方針参照】。
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努力に拘る理由、お分かりいただけましたか?要は、
非エリート(凡人)がエリートに勝つには、努力するほかないからです。
な~んだ、そんなの当たり前じゃんって拍子抜けしましたか?
なら。すいません。
でもよく言われることで恐縮ですが、過去はもはや変えられません。履歴書は変えられないのです。でも未来なら変えられます。何によってか?!
「努力によって」です。いやより正確に書きましょう。
「努力によってのみ」です。
5月12日(土曜日)。先週の土曜ですね。新聞のテレビ欄を見てると、NHK BSプレミアムで夜の9時から「100年インタビュー」という番組が私の目に留まりました。というのも、今迄見たことは一度もありませんでしたが、そこには「松井秀喜▽栄光と苦悩全てをNYで語る!▽恩師・長嶋茂雄の教えとは?」とあったからです。松井ファンの私に、見ないという選択肢はありませんでした。
内容は、有働由美子アナが聞き役(インタビュアー)となって、子供時代から巨人、大リーグで引退し今日に至るまでの様々な出来事を、エピソードを交えながら自身の口で振り返り語ってもらうというもの。もちろんその中には、星稜高校時代の甲子園5打席連続敬遠や大リーグ移籍を発表した記者会見のことも。
https://www4.nhk.or.jp/hyakunen-i/x/2018-05-12/10/10236/2889143/
松井ファンの私にとっては、番組の中で語られていたシーンやエピソードはだいたいのことは知っているものでしたが。
例えば、星稜高校時代の恩師、山下監督から教わった(というか、それが書かれた紙が壁に貼られていた)言葉。
『心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変わればついには運命が変わる。』
松井のお父さんが小学校3年生の松井に送った、
『努力できることが才能である』
という言葉。これが書かれた半紙をお父さんから貰って以来、松井は自室の壁にこれを貼って努力を続けてきました。
有働アナの質問に対し、
「野球をやっていて辛いとかしんどいとか思ったことは一度もなかった。ただ上手くなりたい、遠くへ飛ばしたい。その為に努力するのは当たり前、そう思ってやってきました」
と答える松井を見て、じ~んと来たのを覚えています。
昌雄さん(お父さん)が送ったこの言葉は、松井を語る際に必ずといってもいいくらい出てくる有名なものです。
少し意味が違うかも知れませんが
『努力に勝る天才なし』
という言葉もありますよね。
だからというわけではありませんが、私も常々「努力」が大切だと思ってきたので、世間が週休二日を謳歌していても(いや世間の競合が休んでいるからこそ)ハクロマークは第一と第三土曜日の「出」に拘って今日まで来ました。
今でこそ、第二、第四及び第五土曜日は休みですが、かつてはその週に祝日があれば「出」だった時代もありましたね。
それもこれも、電話の少ない土曜日を活かして、実務に追われて平日はできないようなことをやるためです。競合に勝つために。
ハクロマークの今日があるのは様々な要因がありますが、こうした目的を持って行ってきた「土曜出勤」もそのうちの一つだと私は思います。
そんな勤務体系にこれまでよく付いてきてくれましたね。有難うございます。
この信念を曲げるというわけではありません(そう取られても仕方ありません)が、冒頭で申し上げた通り、
6月から、第三土曜日は休みにします。
理由は、
時代の流れには勝てない、そう観念したから。
それ以外の理由は何もありません。今後、もっともっと深刻になるであろう人手不足の中で、若い人たちを採用していくには
やむを得ない選択
だと観念したからです。
もちろん、弊社の従業員のほとんどの人がそれを望んでいるということもあります。
いずれにしても、時代の要請であることに変わりはありません。
時代、時流に合わせて舵を切るのは、経営の基本。前回言った、経営の「営」の部分ですね。易不易の「易」の部分です。
もちろん、来年の2月まで既にハクロカレンダーは出来上がっており、第三土曜日も「出」のつもりでそこには様々な予定が入っていますので、平日に分散出来るものはするなどして対応して参りたいと思います。
協力の程、お願いいたします。