
原題:Maryada Ramanna
監督:S.S.ラージャマウリ
出演:スニール/サローニ/ナジニードゥ/スプリート/ヴェーヌゴーパール/ブラフマージー
インドのテルグ語映画ということで南インドの作品です。
ミュージカル系なのでいつもどおりダンスシーン貼っときます。
映画見なくてもそれだけ見ても面白いですよ。
コメディ作品です。
あらすじ
幼い頃、母に連れられ故郷を離れたラームには、対立する二つの家族の抗争で父を亡くすというつらい過去があった。大都市ハイダラバードで育った彼は、この一件を全く知らずに大人になっていた。荷物配達の仕事に就いたラームは、貧しくとも楽しく働いていたが、愛用の古い自転車では効率が悪いとクビを宣告されてしまう。そんな時、思いがけない知らせが。父が所有していた故郷の広大な土地の相続人だというのだ!故郷へ向かう列車の中で、美しい女性と出会い意気投合するラーム。しかし彼女は亡くなった父の宿敵ラミニドゥの娘だった…。ラミニドゥの家に何も知らずに入ってしまったラームは彼らが自分を殺そうとしていること、またラミニドゥは自分の家の中では血を流さないという信念を持っていることをしり、なんとか家を出ないように奮闘することに。家を出ないラームに娘は自分を好きだと勘違い。そんな娘には許嫁がいて…。
日本ではラブロマンスで宣伝していますがどっちかというとロマンスではないような…。最初列車の中はロマンスってかんじなんですが、一度屋敷に入ってしまうと、もう敵とラームのバトルにおける怒濤のネタラッシュ。最初のダンスシーンもなぜか後ろで車がぶっ飛んだり神様の像が動き出したり「まじかよ!」ってなります。ネタ的にはなんだか懐かしい感じ。そう、なんかコントのオチもなんとわなしにわかるけどそれが面白くて安心できる。そんな感じです。イメージとしては吉本新喜劇みたいな……(タイプは違いますけど)。そして自転車がしゃべります。この笑いはどう表現していいかわかりませんが高度なものではないです(でもそれがいい!)。ちょっと冷めた人なら「何だこのしょーもない映画は(驚愕)!!」となってしまうかもしれませんが、地味に楽しかったです!!うふふふってなります。うしろのおじさんは爆笑してました。相変わらず突っ込みどころが多いインド映画です。南インド映画らしさ全開ですが、もし最初にみたインド映画がこれだったらおどろくかも笑。インド映画、本当にいろんなものありますからね!
で、この映画の見所はやっぱりダンス。主人公、ぽっちゃりしてて髭が古い…とか思うかもしれませんが、彼、めっちゃダンスうまいです。さいきんみたボリウッドとはまたちがう完璧なダンスを見せてくれます。音楽はなんだか懐かしい。やっぱり北インド(ボリウッド)とは違う南インドの雰囲気が音楽にもにじみ出てるというか、「ムトゥ踊るマハラジャ」に近いものを感じました。言語も違うので聞いた雰囲気はかなり変わりますね。なんだか可愛らしいCGもいい感じ。
曲貼っときます。
最初のめっちゃ突っ込みどころが多い曲↓
内容的には「毎日いいことない」的な
メインどころのひとつ↓いい曲
「テルグの娘」娘の許嫁に、その子がどんなにいい娘か歌うシーン。
かわいい曲↓最初列車であった時の歌。
メインダンス↓娘の妄想的な??
娘役の女優さん、ちょっとぽっちゃり系ですが、愛らしくて可愛い。おしとやか系ではなくいたずらっこな感じです。化粧も薄めで可愛さが更にましてました。ロマンスは最初と最後に待ってます。え、そうなるのかよ!みたいなところの連続ですが、まああまり内容には突っ込まずに、毎回毎回のネタを楽しむ映画です。最後ハッピーエンド!なんかベタなんですが、あれ?涙が…笑。
頭を空っぽにして見ましょう。新たな世界が拓けるかも。
DABANGGとはまた異なった面白さが南インドらしいですね。
自転車はちょっと司会進行みたいな役です。文句ばっか言いますが、いいやつです。最後にもまた出てきますよ。個人的にはラームが斧を持った親戚に追いかけられている場面、親戚は斧を持ち、車から乗り出した格好で追いかけてくるのですが、その時の車の登場シーンがアニメから飛び出したかのような素晴らしいベタさ!!!!そのベタさに感動しました。
あと、ナイフとかを上手にキャッチするシーン、結構失敗はあるらしく、最後のエンドロールでNG集を見せてくれます。それをみたら自転車にのって逃げるシーンも結構体を張って頑張っているのがわかります。
最初からいきなり斧で殺しあうシーンから始まりますが頑張って話について行きましょう!笑
なんじゃこりゃ度10点
ダンス・音楽10点
怒濤のネタ10点
南インド度10点
恋愛8点
インド映画、いろいろありますがこれは
インド度MAXです。
インド映画初めての人は
ほかにも感想書いてるんで見てください。
自分にあったインド映画から初めて見るのはどうでしょうか?
おすすめは
「命ある限り」名前の割に面白い作品。
「きっと、うまくいく」これは傑作。インド映画とか関係なく死ぬまでに見ないとダメ!
「オーム・シャンティ・オーム」インド風映画の大傑作。俳優さんが有名で音楽が逸脱。ダンスやばい。





