2年連続12回目の全校高校駅伝への出場を決めた陸上競技部。
昨年も全国への想いを語っていただき、本ブログにて掲載させていただきました。
今回は部を代表し、2年生の小谷さんと3年生の吉村さんにインタビューに協力していただきました。二人の陸上にかける想いと高校生としての素顔を全2回に渡ってお届けします。
―2年連続全国大会出場おめでとうございます。
まずは気持ちを率直に。
吉村 昨年4年ぶりに優勝して、今年は二連覇するという気持ちで挑んだので結果的に達成することができてうれしかったです。
小谷 私も二連覇するというのをこの駅伝まで目標にやってきて、自分は5区を走って優勝のゴールテープを切ったということが嬉しかったです。優勝できたこともさらに嬉しかったです。
―ゴールする瞬間、他の選手はいるんですか?
吉村 はい、間に合う選手は。
小谷 自分がゴールした後に来てくれて…。
―ゴールテープを切る瞬間ってどう?
小谷 (しばらく考えて)言葉に表せないですけど…本当に人生の中で一番嬉しかった。「やった!」という気持ちでした。
―その時佐野先生(監督)はどこにいたんですか?
吉村 ちょっと離れた後ろの方で見てました。
―なんと声をかけてくれたんですか?
吉村・小谷 えーっと…よかったな、みたいな(笑)
―そうだったんだ(笑) 勝因は何だったと思いますか?
吉村 『去年と同じことをしていたら勝てない』とはずっと言われていました。去年と今年だとチームの雰囲気も全然違いますし、チームの形も違って。去年は2年生が二人、3年生が三人というチーム構成で走っていましたが、今年は3年生が一人、2年生が三人、(そこに)1年生を一人組み込んできたっていうのが大きかったかなと思います。3学年が一つのチームで一緒にタスキをつないで…下から追い上げてくるっていう子もいたというのが違うかな、と思います。
―昨年京都で走っているのは吉村さんだけということだけど、京都での走りを振り返ってどうですか?
吉村 去年は自分が1区を任せてもらって走ったんですけど…区間12番という形で終わってしまって。まだまだ自分の強みも出し切れてなかったし…自分が当日を迎えて「いける」と思っていても、やっぱり12番っていうのが…それが現実なので悔しい思いで終わって。結果的にチームは20番っていう…。20番か…このチームで20番か…ていう感じですごく悔しい思いしか残らないことになってしまいました。
―この一年どのような気持ちで過ごした?
吉村 絶対2連覇しなきゃいけないっていう重圧はあったんですけど…自分が夏のインターハイでまずは背中で走りを見せて「戦えるんだ」っていうことを自分の走りで見せて、下の1・2年生を引き上げるっていう形で…昨年より、後輩たちをサポートして引っ張っていくということを考えながら一年間過ごしました。
小谷 自分は一年生の頃はケガから始まって、半年間は走っていなかったんですけど、一年の後半から走り始めて徐々にメンバー入りとかもできるようになって…。自分がここまで来られたのは先生方や保護者に支えられたからであって。そういう人たちに恩返しをしたいっていうのを目標にこの一年はやってきて。その恩返しっていうのは県での優勝、都大路に連れていくっていうのが一番だと思っていたのでそれを常に頭に入れてやってきました。
―なるほど。では、チームワークを高めるために行っていることは?
吉村 なんだろう…最後のバービー?
小谷 それはあるかも…。
―バービー?
吉村 練習の最後に体操と柔軟をやるんですけど、体操の前にバービーを…。
―人形ではないようですね…。ちなみにどんな動き?
吉村 飛んで手をついて足を延ばして腕立てのような体制になってまた足をひっこめて飛ぶっていう…。今までは補強の時にしかやってなかったんですけど。四月からは全員でやろうって決めて。
―それは誰が決めたの?
吉村・小谷 みんなで決めました。
吉村 もともとバービーっていう動きがきついので、最初はみんなできなくて1年間通して毎日練習の後に自分たちでやろうって決めて。それで雰囲気も結構変わりましたし…まとまってきたなというのはそこからかな、と思います。
―バービーはチームの一体感を生み出したんですね。体にもプラスになった?
吉村 みんな最初は追いつけなくて。回数を数えるんですけど、それに合わない子も多かったんです。今はみんな一緒にできるようになりました。
―メンタル面での質問を。走る前や大会前は緊張しますか?
吉村 たまに…。地区大会の方が緊張します。
―そうなの?
吉村 はい。負けられないので。なので、駅伝の県大会もそうですし、インターハイ前の地区大会とかも、そこで勝たなきゃ次に進めないので。緊張する時もあります。
小谷 私は結構緊張しちゃうタイプなので…。
―その緊張ほぐすためにしていることは?
吉村 自分はメンタルトーニングとかをしています。何も考えない時間とレースのことを考える時間と…ジャンプ系の動きをしたりして気持ちを落ち着かせています。
小谷 緊張から不安が出てくるんですけど 自分の強い気持ちをあらかじめ持って…「勝つんだ」っていう強気な気持ちを入れてからスタートラインにつくようにはしています。
―自分なりに行っている習慣はありますか?
吉村 腹筋を…寝る前に…100回くらい…。
―100回!?…毎日欠かさず?
吉村 はい
―自分でやろうと決めて?
吉村 はい。自分でやろうと決めてやりました。自分は背筋の方が強くて疲れてくると強い筋肉の方に沿ってしまうことがあって。それを変えたくて腹筋をつけなきゃいけないと思いました。
―いつ頃から始めたの?
吉村 3年の夏終わりくらいです。
―まだ日が浅いように感じますが…何か変わってきましたか?
吉村 だいぶ変わりました。坂とか走るときに楽だな感じます。
小谷 私も腹筋と腕立てをするようにしています。
―腕立て?これはどういう部分に役立つの?
小谷 私は腕に力が無くて、腕も振れてないことがあったのでそれを克服するために始めました。
今は貪欲に陸上と向き合う選手たち。陸上以外のことについて、少し聴いてみたいことがあった。
―陸上以外で思いっきりやりたいことは?吉村さんは昨年のインタビューでギターをやっていると聞いたけど…相変わらずやっていますか?
吉村 はい、やっています(笑)
―去年より上達してる?
吉村 そう…ですね(笑)
―それ以外だと?
吉村 私は小・中とバスケをやっていたのでたまにやりたくなります。でもやっぱりギターを思いっきり弾きたいです。
小谷 小・中とピアノを弾いていたので、弾きたいなと…。
―二人とも音楽系の趣味なんですね。なにかできそうだね(笑)
吉村・小谷 そうですね(笑)
―今はそれ以上に陸上に打ち込んでいる二人ですが、5年後の自分って何してると思いますか?
吉村 ちょうど大学卒業して…という時期ですよね。
―ちなみに進路は決まった?
吉村 はい、大東文化大学です。
―陸上は?
吉村 続けます。大学卒業してから先は…まだ見えてこないですね。でも、(陸上を)やめたとしても、走りたくなっちゃうと思います。バスケも辞めたときにやりたくなるな、って感じてるので。陸上辞めた時も、多分またやりたくなるんだろうな、って思うので…多分走ってはいると思います。
小谷 自分も走っていると思います。
―進路のことは考えていますか?
小谷 大学で陸上を続けたいとは思っています。
全国という舞台で闘うためには並大抵の努力では及ばない体力に加えた精神力も必要なのだろう。全国出場という結果は当然では無いのかもしれないが、彼女たちの話を聞いていると当然のようにも思えてくる。それほど、自分が今向き合っているもの・見つけている目標を明確にとらえて何をするべきかをわかっていると感じたからだ。
今回はここまで。次回は第2弾をお届けします。
全国高校駅伝大会
12月23日(日)NHK総合テレビにて放映予定







