僕の彼女はサイボーグ | ヤマギの手記

僕の彼女はサイボーグ

僕の彼女はサイボーグ 通常版 [DVD]/綾瀬はるか,小出恵介,桐谷健太
¥3,990
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「僕の彼女はサイボーグ」2008・日本


監督:クァク・ジェヨン

出演:綾瀬はるか、小出恵介、吉行和子、竹中直人、小日向文世


「僕の彼女を紹介します」「猟奇的な彼女」に続く彼女シリーズ第3段。

未来から来た人造人間の少女と、彼女に惹かれていく青年の共同生活を描くSFラブストーリー。


おすすめ度:★★☆☆☆


しょっぱなから酷評で大変申し訳ないが、これ観た人に聞きたい。

理解できないのは僕だけか、と。


以下、ネタばれ含みます。




観終わった後のなんじゃこりゃ感半端ない。

前半はそれでもまだ見れた。むしろ、邦画にない雰囲気だったり、あからさまな下劣な描写、セリフ回し、韓国人監督ならではのものは新鮮で、一瞬ありか、と思わせる雰囲気は漂う。この時点で相当好き嫌いが分かれるというのはご愛敬というもの。

そして、幾らかの伏線もちりばめられ、この後どうなっていくんだろうーという期待感を煽らせる流れ。


しかしながら、怒涛の後半戦。

SFのタイムパラドックスを見事に放り投げたオチをはじめとして、あまりに作りが雑すぎる。

いくらなんでも、泣かせを重視しすぎた作品展開にはウンザリさせられるレベル。

感動的な方向へ持っていく為のみに作られた展開、それはあまりにも杜撰だ。


実際、舞台が2007から2008の東京らしき場所だが、時代錯誤も甚だしい世界観。

クラブ、主人公の過去の故郷(1990年代初頭)、そのすべてが戦時中あるいは、バブリーなころを彷彿させる古さ。更に実在する街並みも複数登場するので、日本人が見るとどうも違和感が残る。

せめて、舞台を1990年にしたりとか工夫はあったんじゃないだろうか、と思う。

完全に日本を描いたつもりが、韓国を描いてしまっている。


そんなわけで、辛辣な文章を切々と綴っていますが、良い側面もあった。


それは、適材適所、つまり、キャスティングだ。

ダメ男と男勝りな女という構図は彼女シリーズから一貫されているが、主演の2人がとてもハマり役だった。

サイボーグを演じる綾瀬はるかなんて、体格、胸のふくらみ、顔のパーツ、顎のしゃくれ具合、どれをとってもサイボーグとしか言えず、相当素晴らしい役作りだ。

一方、気弱な男を演じる小出恵介は、難しい役どころをきれいに不自然なく演じ切っていて、とても好印象。


個人的には相武紗希と並んで毛嫌いしていた綾瀬はるかだが、なかなか好感が持てるようになった。

というか、この役のボブカットがなかなか似合っているし、いつもより厚化粧なのも彼女を美しく魅せた。


小出恵介も並みいる三枚目俳優の中では頭一つ抜け出したな、って思う。

ただ、こういう限りなくコメディーに近い作品じゃないと生きてこない、っていう大病を抱えているようにも見えた。


気になったのは要所で出てくるエヴァのにおい。

オープニングのこの作品最大最悪の伏線のシーンにおいても、綾瀬はるかに小出恵介が差し出したのは綾波レイのフィギュアで、彼の部屋にもアスカのフィギュアが飾られている。

しかも、劇中何度となく、あまり関連性を持たないBGMに乗せて場面が無音で流れていくところとか、エヴァンゲリオンを彷彿せざるを得ないし、そもそも、綾波レイと綾瀬はるか演じるサイボーグが酷似していて、このサイボーグのモデルは綾波レイだと断言していいレベル。


というか、これくらい如実に出ていると、多分上映当時に話題になったのかな。

知らないので、もし知っている方いれば教えてください。


というわけで、今回はかなりの酷評となってしまいましたが、こんな感じで。

シーユー!