
私の人生の中で

こと、山の手線という枠の中だけとってみても

新橋ほど縁遠い駅も少なかったと思われる

前回記事の舞台にしたって

たまたま新橋の近くでやってたから新橋駅で降りただけであって

そうでなければ今もって未明の地だったはずである

というわけで、新橋界隈に何があるのかもよく知らなかった私ではあるが

幸か不幸か

最初にアスター観に行った日の帰りに

あるものを見つけてしまった


映画館

しかも上映中の映画が


『日曜日が待ち遠しい!』(フランソワ・トリュフォー)

この映画館を見つけたときの率直な気持ち

「ああ見ちゃった
」わかります

女の子だったら、ウインドーショッピングをしていて

可愛いお洋服を見つけてどうしても欲しくなっちゃったあのときと同じ気持ち

もうね、とてもじゃないけど日曜日までなんて待ってらんなくってね(笑)

次の日早速観に行っちゃいましたよ

と、ここまで書きながら矛盾しているようだが

実はこの作品はトリュフォー映画の中では個人的にあまり高評価していなかった

サスペンス色が強くて

あまりトリュフォーっぽいイメージがしなかったのである

むしろ私を誘ったのは

この映画館の持つレトロ感

たとえばこんなところ


そしてここは電車の高架下

上映中に上で電車が通るときの音や振動

この懐かしい匂いに久しぶりに浸った

で
肝心の映画の方はと言うと

久しぶりに映画館で観たということもあってか

思いのほか面白く感じた

最後にこの作品を観てから10年ぐらい経つはずだから

私の方も観方が変わったのかもしれない

(※そうでなければ困るだろう
)名女優・ファニー・アルダン
に私が1番好きな映画『トリコロール赤の愛』で老判事を演じたジャン・ルイ・トランティニャン

など、配役も申し分ない

また、トリュフォー映画ではお馴染みの813号室(※アルセーヌ・ルパンの傑作『813』が起源)の悪戯なども思わず笑いそうになった

そしてトリュフォーはかなり観ているのに恥ずかしながら

私はこの『日曜日が待ち遠しい!』が

トリュフォーの遺作だったことをつい今さっき知った(爆)

当時は作品の背景には関心がなかったのか?

しかし言われてみれば

ラスト近くのクライマックスシーンなど、自らの死を予感していたようにも取れそうだ

そして翌週


味を占めて今度は『シェルブールの雨傘』を観て来た

この映画は初めてではないのだが、どうも今まで映画館で観たことがなかったようだ

往年のアニメ歌手・飯島真理の歌で『セシールの雨傘』というのがあるが

あの歌も確かこの映画にヒントを得たはずである

(※註1・この映画のシェルブールは地名・歌の方のセシールは女性の名前
)(※註2・飯島真理はアニメ歌手と呼ばれることにはいい顔をしなかったらしい
)これもまた長い歳月を経て観たため印象もだいぶ変わっており

ミュージカル映画にしては、当初頭に描いていたよりは単調に感じた

とは言え、現代の映画の原点とも言える、一種のオーラのようなものも感じたし

若かりし頃のカトリーヌ・ドヌーヴの魅惑的な容姿など

これぞ映画館で観るべき映画と言うものでしょう

というわけで
久しぶりに雰囲気から堪能できる映画館を見つけたものの


実際のところは時代の波に呑まれたと言うべきか

単館系は次次と閉館に追い込まれているのが現状のようだ

でも、いずれシネコンみたいなのしか残らなくなるとしたら

映画なんて味気ないものになっちゃうだろうなぁ

というわけで映画熱も再燃?

とどまるところを知らないわたし























佐々木佳奈嬢







伊藤伶奈嬢








折原智子嬢





































