☆*:.。. 注!腐的妄想です .。.:*☆

 

 

 

 

 

正午のサイレンを聞いたら猛烈に腹が減ってきた。

 

「おっ!丁度お昼になりましたね。

じゃぁお言葉に甘えて行きますか?」

 

机の上の資料を脇にまとめてバッグを掴むと

風間先生が俺のビジネスバッグを見て

 

「あれ?櫻井先生、荷物それだけ…って訳じゃないですよね?」

 

あっ!忘れてた。

 

「山田先生が迎えに来てくれたんで そのまま車に積んだままでした。

降ろして貰わないと…」

 

立ち上がって山田先生の席を見ると声をかける前に風間先生が

 

「じゃぁそのまま山風丸に運んで貰えばいいですよ。

そしたらアチコチ案内するのにも身軽に動けるし」

 

でもそれじゃぁ…

今朝初めて会ったばかりなのに厚かまし過ぎじゃ…と言う間も無く

 

「山田先生〜っ!ちょっとこれから櫻井先生をアチコチ案内するので

帰りがてら荷物を山風丸に運んどいて貰っていいですか?」

 

風間先生が山田先生に大きな声で言うと

山田先生が顔を上げてニコニコしながら

 

「いいですよ。夕方までに届ければ大丈夫ですか?

早い方がいいなら早めに切り上げて持っていきますが…」

 

「いやいや…申し訳ないです。

迎えに来ていただいた上に…」

 

恐縮して慌てて手を振ると

 

「いいんですよ。

夏休み中はノンビリしたもんなので早く帰れますし

山風丸は港の直ぐそばなんで近いですから。

…とは言っても小さな島ですから遠い所なんてありませんけどね」

 

そう言って笑った。