「な、なんで俺の結婚と智くんが…」

焦ってしどろもどろの俺にニノが

「あ〜もぉ!まどろっこしい!
もしかして、まだ言ってないんですかっ?
まだ言ってないなら今言いなさいよ!
バレバレなんですよ!アナタ達の事は!
翔ちゃんがいつまでもグダグダしてんだったら
私が貰いますからね!」

「あ!俺も立候補〜!」

すかさず松本が手を挙げると

「あ〜〜〜俺だって…ね〜リーダー?」

相葉ちゃんまで智くんの肩を抱く。

か、か、肩っ!!!

相葉ちゃん!どさくさに紛れて
肩なんて抱いてんじゃ…

「相葉さん…そのくらいにしておかないと
翔ちゃんが赤鬼みたいになってますよ!」

泡を食って赤くなったり青くなってりしてる俺を見て
三人が大声で笑う。


イジられている俺とみんなのやり取りを
ビックリしながらもニコニコと笑顔で見ていた智くんが
俺の横にスッと近づいてきて袖を掴むと

「みんなありがとね。
でも俺は…翔くんだから…」

智くん…

智くんの気持ちが嬉しくて…
智くんを見つめると
智くんが嬉しそうに微笑み返してくれる…

「あ〜…やってらんねー」
「ヘタレの翔ちゃんのどこがいいんでしょうかね…」
「グフフ…翔ちゃん良かったねー!」

三人が嬉しそうに笑ってくれた…


智くんが俺の袖を引っ張って、耳元で小さく

「終わったら翔くん家…な?」

あぁ……

胸がキューっとなって…

鼻の奥がツンとなる…