あゝ活動大写真補足⑫ | 『ちか』の趣味趣向私利私欲私感なブログ

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ましてやマメではありません
ですが…たまに出勤話なども載せようかと
そんな「ちかブログ」ですが
よろしくお願い致しますm(_ _)m



あゝ活動大写真も⑫です(; ̄ー ̄A


うちにある資料はまだまだあるというのに…


そんな補足の映画は松竹を書くのを忘れていた模様(-_-;)



松竹は大船撮影所で
島津監督が大奮闘しております♪


上原謙・佐分利信・佐野周二の三大優を
打ち立て

これにプラス

高峰三枝子・三宅邦子・森川まさみの
三大女優を配し
メロドラマに性を出します♪

「浅草の灯」「朱と赤」「婚約三羽烏」
「決戦高田馬場」など



「愛染かつら」は婦人雑誌の連載から

主題歌の「旅の夜風」は大ヒット

メロドラマはやはり!婦人には美味しい妄想なのか…

ならば看護婦のコスプレでお父さんを出迎えれば
お家も安泰じゃないかね…

今は見ない看護婦さんのデカイ帽子が
病院でも大流行だったらしいし

そんな流行りの先端な松竹は

「故郷の廃家」でも歌謡映画が大流行

商売気質な松竹だねー

高田浩吉が未々細身のからだで主題歌
歌わせていたし(笑)

因みに
「蛍の光」で蛍の光が流行歌になった訳では有りません、

「兄とその妹」では島津監督の名人芸が炸裂

「進軍の歌」では早くも陸軍病院が登場しました。




日独合作でカメラマンがドイツからいらっしゃいます♪
ヒアルト・アングストに「いらっしゃぁ~い」と言ったとか
言わなかったとか…
「国民の誓」

ゼップ・リストがフランケンに見えて仕方ない…

「暖流」で吉村監督は名を挙げ

「母と子」で渋谷監督はホームドラマを確立

清水監督は社会性をちょっぴり入れながらの

童話作家の坪田譲治作品を映画化
「子供の四季」

早春期の少女の心理を描いた
「花ある雑草」など

「あこがれ」は原監督だっけ?



段々戦争の匂いがプンプンがしだした
昭和14年~

「曉に祈る」「西住戦車長伝」
「東京からきた武士」「男への条件」「皇国の妻」

女性中心のホームドラマが得意だから
イマイチお国絶賛映画は作れなかったみたい…




そんな中異色を放つ「小津安二郎監督」

戦地から帰還してから作風も変わったのかも…

「淑女は何をわすれたか」「戸田家の兄弟」など

清水監督や野村監督も居ますがね…

「元気で行こうよ」「歌女覚書」「みかえりの塔」
「君よ共に歌はん」など



小津さん「父ありき」でまた出兵

吉村も渋谷も相次いで出兵

島津は東宝に行っちゃうし

五所平之助は「木石」完成後に病で永く伏せるし

そんな松竹は別途に興亜映画を京都に設立
日活にいた
田坂具隆が助け船で「母子草」を撮ります♪

因みに
「父ありき」では
笠智衆が男手ひとつで息子を育て上げたのちに死ぬ





時局を反映した作品は
「開戦の前夜」と「蘇州の夜」

注射シーンは大人になった今も嫌い(笑)
何故なら注射が嫌いだから…

「或る女」は戦局まだ非なざる時代だし

獅子文六の惚けた小説を映画化
「南の風」

「家に三男二女あり」など



丸貞夫氏は原爆の犠牲になるまえに
「激流」に出演

「花咲く港」は木下恵介監督第一回作品

「敵機空襲」での隣組婦人たちの防空訓練には
キット若い子達は笑うかもしれない…

造船所の産業戦士の姿を追った「決戦」

敵國の残虐を描く「仮面の舞踏」

「野戦軍楽隊」など


なんといってもこの時代のスローガンは

「進メ・一億火ノ玉ダ」だもんね…

一億火の玉になったら日本は
殆ど国民居なくなりますがね…

戦時中は悲しい事ばかりで

苦しみしかないその世界に

映画だけが国民の贅沢だったのかも知れないが

その民衆は映画を見に行く余裕なんてあったんだろうか…

鞭でしか与えない戦争に強硬しておきながら

映画を撮ることまでは取り上げなかったのは

軍国主義に進みながらもまだ自由が
ちょっぴり日本に有ったのかも知れない


だからして…だからして…

今いち度

安部さんには考えて貰いたい…


幾ら正当化しても

その時代により憲法の読み取りかたが
変わるんだから悪用する人が出てくるかも知れない…

言う安部さんだって憲法の捉え方を
代えた人じゃないか…


幾ら戦争を自ら起こさなくても
死ぬ人がでるかも知れないんだから…

はぁー安部さん映画みないのかなぁー


あっそれは関係ないか…



自衛隊にいく人いなくなったら

強制にでもする気かな…

子供の時代になったらどうなっていくんだろうか…



そんな〆は久々の此方…

劇中歌または主題歌です♪





右側上より

野村監督「東京音頭」唄   小唄勝太郎

五所監督「さくら音頭」唄      市丸

千葉監督「ああそれなのに」唄     美ち奴
因みに古賀政男作曲


左側上より

大谷監督「のぞかれた花嫁」唄      杉狂児

千葉監督「ウチの女房にゃ髭がある」  杉狂児

※小さい頃CMに流れていた気がするんだけど…

阿部監督「緑の地平線」唄      楠木繁夫






上から

宗本監督「船頭可愛いや」唄        音丸

清瀬監督「青い背広で」唄    藤山一郎

因みに監督になるまえ島耕二が主演

倉田監督「若しも給料が上がったら」唄     林伊佐緒


因みに

給料上がったら私は貯金したい

そいつがわかれば苦労がない

の歌詞に

大きく同意(゜-゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)