『世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし』
桜の開花が早まっているようで、喜んでいる人悲しんでいる人、
そしてハラハラしている人がいることでしょう。
さくら祭りなんかをやるところでは開花と祭り期間が合うかどうかドキドドキだと思います。まさに上の和歌のとおり「いっそ桜なんてなければ・・・」なんて人もいるかもしれません。
さて、当館のさくらですが山家荘の玄関脇にあるしだれ桜が７分咲きほど、
中庭にある桜はまだ１、２分咲きほどとなっております。
周辺を見てもびっくりするほど咲いている木もあれば、同じ日当たりの隣の桜はまだ全然だったり。でも全体的にまだこれからですね。
４月頭にご予約いただいているお客様から
「私たちが行くまで桜もたせてください！」なんて言われたそうですが・・・。
私の念力でよければ頑張ってみます
ちなみに上の和歌には返歌があって
『散ればこそいとど桜はめでたけれ 浮世になにか久しかるべき』
桜は散るからいいんじゃん！って。それもまた道理。
春になるといつも思い出す和歌です。
