こんばんは。箱根駅伝まであと約20日となりました。そこで、今回は箱根駅伝の全てがわかる完全ガイドシリーズとして、箱根駅伝に出場する20大学を1校ずつキーワードをまとめました。

基本的に紹介する順番はランダムですが、まず今回は、前回優勝校である東海大学を紹介します。

東海大学 〜黄金世代最終章へ〜

全国高校駅伝1区上位6人中5人を含む高校時代のトップクラスの選手が揃って東海大に入学し、数年後は「東海大の時代」と呼ばれ、今やその世代もついに4年生、最終学年を迎えました。

その中で迎える今回の箱根駅伝は、黄金世代にとっての集大成、つまり最終章になります。それでは、今大会にエントリーされている黄金世代の4年生を紹介します。

鬼塚翔太
5000m:13:38:58
10000m:28:17:52
主な実績:前回1区6位、日本選手権5000m9位
黄金世代の中心となる選手です。これまでトラック、ロード共に高いレベルで結果を残し続けており、常に区間上位で走れる安定した力を持っています。1区を得意としており、前回は区間6位と流れを作る役目を果たしました。今回も1区での起用が予想されます。

館澤亨次(主将) 
5000m:13:48:89
主な実績:前回4区2位、1500m日本選手権2連覇(2、3年時)
この世代を牽引する主将です。1500mを得意としており、日本選手権2連覇を果たすなど実力は日本トップクラスでありながら、20kmの距離も走れるオールラウンダーでもあります。しかし今季は怪我に悩まされ、出雲全日本は走れなかったものの、箱根駅伝にはエントリー、今は復調しているとのこと、最後は主将として有終の美を飾りたいです。

西川雄一朗
5000m:13:55:51
10000m:28:30:87
主な実績:前回3区7位、出雲1区4位、全日本2区10位
東海大学の副将を務めており、常に前半区間で確実に戦う役割を果たしてくれる選手です。今季は5000m、10000mで自己記録を更新、箱根駅伝でも前半区間での起用が予想されています。

阪口竜平
5000m:13:41:09
3000mSC:8:29:85
主な実績:前回7区2位、日本選手権3000mSC優勝
責任感が強く勝負強さが持ち味の選手であり、3000mSCでは有言実行の優勝、前回は7区で区間2位の快走で初優勝に大きく貢献しました。

小松陽平 (箱根駅伝8区区間記録保持者)
5000m:13:57:46
10000m:28:35:63
主な実績:前回8区区間賞(区間新)、全日本1区3位
前回の箱根駅伝MVP。競り合いに強く、レースの組み立て方が上手い選手です。全日本では1区3位と流れを作る働きを見せました。今回もどこの区間であっても勝負強さを見せてくれるはずです。

郡司陽大 
5000m:13:57:89
ハーフマラソン:1:02:07
主な実績:前回10区3位、全日本6区区間賞(区間新)
終盤区間を任されることが多く、前回は10区で優勝のゴールテープを切りました。また、競り合いに強く、非常に粘り強いため、序盤区間でも対等に戦える力を持っています。

松尾淳之介
5000m:13:54:65
10000m:28:37:95
主な実績:全日本7区8位、前々回5区12位
エース区間から山上りまでマルチに対応できるユーティリティランナーです。全日本後の記録会で自己ベストを更新、最後の箱根は過去3年の雪辱を晴らしたいです。

羽田智哉
ハーフマラソン:1:03:34
主な実績:高島平20kmロードレース2位
豊川高時代に主将を務めていた選手です。前述の7人のように大学駅伝での実績はありませんが、入学後コツコツと努力を重ね、4年目にようやく花が開花しようとしている選手です。上尾ハーフマラソンでも63分台でまとめ、箱根駅伝にエントリー。最初で最後の箱根を有終の美で飾れるでしょうか。

以上の8人が箱根駅伝にエントリーされている黄金世代の4年生です。
この他にも、全国高校駅伝1区区間賞、出雲2年連続区間賞の關颯人、全国高校駅伝1区2位の羽生拓矢、2年連続箱根6区2位の中島怜利など、力のある選手が揃っていますが、彼らはエントリーには入れず。裏方として最後の箱根駅伝を過ごすことになります。

今シーズンは3年生三本柱が躍動、優勝を成し遂げた全日本でも3年生の活躍が光りました。ですが、箱根駅伝では4年生の存在が絶対に必要になります。彼ら黄金世代を無くして箱根駅伝連覇はないと言っても過言ではありません。
最後の箱根は、4年生黄金世代を中心に、チーム一丸で連覇を狙いにいきたいです。

今回はここまでです。次回は駒澤大学を紹介したいと思います。どうぞ宜しくお願いします🤲