土曜日でしたが、鑑賞しやすい人出でした
本阿弥光悦は江戸時代初期に活躍した、この時代の
マルチクリエイター的な存在
元々は刀剣鑑定の名門出身で、他にも書、陶芸、工芸にも長け、コミュニケーション能力にも優れていたようです
しかし、それを見た時のわたくしは書を全く読むことができず、古典も漢文もサボっていたツケはシニアになってしっかり回ってきました
教養って、本当に人生を豊かにする物だなと実感しました
実は娘がすでに光悦展を鑑賞していて、何々に書かれた物があーだこーだと興奮気味に話してくれたのですが、教養のないわたくしは???
サッパリ分からなかったので、今からでも少しずつ勉強するつもりで鑑賞したのですが
書かれていた物を読めたところで、意味がわからない、意味が現代と違っていたりもするので、とんでもない勘違いもするでしょうし
これからは還暦を過ぎたのですから、また赤ちゃんに戻って勉強やり直しをしないといけないなと思いました
さて、展示されている作品は意味が分からなくても、美しい料紙に書かれた文字は見惚れます
舟橋蒔絵硯箱は東博の常設展を見るたびに鑑賞してきた慣れ親しんだ作品ですし(お気楽に書きましたが、国宝です)
楽茶碗は本阿弥光悦を知ったきっかけでもあるので、久しぶりに見ることができた万代屋黒に感動しました
(万代屋黒は光悦ではなく、楽家の初代の長次郎作ですけどね)
映像は撮影できました
こういう映像を見ると、今流行りのチームラボ監修の没入型展覧会みたいなのも面白いなと思います
絵として観るのか、映像か、構成か立場によって見方が全く異なるわけですからね
土曜日でしたが、わりとゆったり鑑賞できたのでよかったです
そして土曜日は夜間開館もされているので、時間に余裕ができて、クリーム善哉とコーヒーまで楽しんじゃいました
庭園の雨がこの時は満開
椿の花もきれいでした
本当に満足の一日でした
勉強、しなくちゃね