HANAMITSUはHANAMITSUらしくですみません | HANAMITSU嫁の初心者マークが外せる日まで

HANAMITSU嫁の初心者マークが外せる日まで

京都市上京区のHANAMITSUというイタリアンの嫁です。
店は間もなく10年目。
シェフは超ベテラン、嫁は飲食経験ほぼゼロの初心者マークが外せませんが、日々のお店のこと書いていきます。
よろしくお願いいたします!

本日は、キャッシュレスについて。


結論を申しますと、当店は導入の予定はありません。

ご不便おかけ致しますが、よろしくお願い致します。


理由は、以下の通りです。


手数料をカード会社に支払うということは、

メニューに転嫁し、価格を上げる

か、

利益を削るか


です。

どちらもしたくありません。


他店様で、キャッシュレスを導入されているなら、どちらかをされれいるのだと思います。


当店は、今年67歳になるシェフのお料理を楽しみにしてお越しくださっているお店です。

これは、断言できます。


シェフは、前もお話しましたが、腎臓が一つしかなく、それもそんなに良い状態でもないです。


予約制とする事で食材のロスなどをなるべく出さないよう工夫しています。

ロスは、マイナスを生むだけです。

そして、体調と相談しながら仕事を続ける為でもあります。


火曜定休日+不定休にしているのは、仕事を長く続ける為でもあります。

でも、休みすぎるとまたバランスが崩れます。


今の利益は、そのバランスが少し崩れても生活していけて、借金も返せるように計算しています。


そこにキャッシュレスを導入すると、色々崩れていきます。


先にも申しました通り、

メニュー金額に転嫁するか、

こちらの利益を削って営業するか。


飲食店は、原価がしっかりある食材というツールを使ってお商売させて頂いております。



スーパーに行かれて価格高騰を嘆かれませんか?

私達も同じです。


5月からまた値上げのアイテムがありますが、当店の販売価格は現状維持です。

そうです。

利益を削ってそのままの価格でお出しします。


そのうえで、またカード会社に払う手数料で利益はさらに削られてまでキャッシュレス導入したら、食材の質を落としたり作るのを諦めるメニューが出てきたりがあるのかもしれません。


シェフは、質は絶対に落とさないのです。


ならば、カード手数料までペイできるように働くとなると8席しかない当店で、営業スタイルも変えて行かなければなりません。


ご理解頂けなくても仕方ありませんが、皆それぞれ特に個人店は、色んな事情を抱えて営業しています。


日本のよいところは、このような小さなお店が個性を発揮してプロフェッショナルなしごとをしているところなのではないでしょうか。


当店のお客様は、シェフのお料理を楽しみにお越しくださいます。


皆様、キャッシュレスとかキャッシュオンリーとか関係ないしとおっしゃってくださるお客様ばかりで、このような投稿はあまり意味がないかもしれません。


が、改めてきちんとご説明させていただきますと、そのような理由からではございます。


ご不便、引き続きおかけ致しますがよろしくお願い致します。