東京あたりで暮らしていた人には驚きの無秩序である。函館の歩行者は危ない思いをするのが普通なのだ。交差点で横断歩道信号が青になっても突っ込んでくる車があることを通常想定しなくていけないのだ。軽自動車なら中年以降のおばさんがどけと確信犯で侵入してくる、老人の場合は反応の鈍さがあり、信号見ていないから危険度が高い。これはまずいと思うのは交差点信号が青に替わった瞬間に右折してくるのである。これをちょっとでも何だという顔をするとぐるっと廻って追尾して寄せてくるのである。よくまこんなまねするなと思うけれど、しっかり駐車場まで追尾してくるのである。運転手は大概少し気が弱いレベルのいわゆる会社でもしょぼい扱いのやつなのだ。こんなことでなんか発散するのだろうかと思う。またこの時期になると暴走族がテキサス周辺能交差点から五稜郭を廻って高砂通りに騒音をまいている。警察は追尾が危険運転誘発とかで無理に追いかけないのである。言われるのがいやなんだろうか、五稜郭交差点の交番あたりで騒音が聞えても知らん顔。面倒を起こすよりもっと楽にテキサス周辺で飲酒運転をとっ捕まえる路線だろう。緩んだ秩序が日常となること五稜郭のヤマハ周辺では明らかに不思議な臭いを漂わせる中学生レベルがたむろしている。これも放置である。

 雪が消えたこの時期、北の衰退する街らしい日常である。新幹線の駅をなどというより誰でも目にする無秩序はある兆候だろう。示すのは家庭、教育、労働者の質の低下だろう。なぜ黙殺するのだろうか。自治は身近にあることからだろう。