第48回 函館2歳ステークス(G3)
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7/24(日)に函館11R・芝1200mにて
《函館2歳S》が開催されます。
この2歳世代では初となる重賞戦。
各馬の力関係を計る上でも重要な一戦だ。
果たして2016年の覇者に輝くのは
一体どの馬なのか!?
まずは出走馬を見ていきましょう。
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・函館2歳Sの出走馬
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枠 馬番 馬名 斥量 騎手
1 1 ネコワールド 54 吉田隼人
1 2 フクノクオリア 54 横山和生
2 3 ザベストエバー 54 石川裕紀人
2 4 メローブリーズ 54 古川吉洋
3 5 タイムトリップ 54 丸山元気
3 6 モンドキャンノ 54 戸崎圭太
4 7 ラッシュアウト 54 原田和真
4 8 バリンジャー 54 浜中俊
5 9 バンドオンザラン 54 桑村真明
5 10 ロイヤルメジャー 54 加藤祥太
6 11 ピンクドッグウッド 54 宮崎光行
6 12 レヴァンテライオン 54 三浦皇成
7 13 ポッドジーニー 54 松岡正海
7 14 ドゥモワゼル 54 池添謙一
8 15 ガーシュウィン 54 勝浦正樹
8 16 ラーナアズーラ 54 柴山雄一
以上、出走馬16頭になります。
⇒本当に狙うべき◎はコレ!
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・予想情報局の注目馬
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【モンドキャンノ】
圧勝した新馬のラップがメンバーの中で
ズバ抜けており、走りにもまだ余裕があった。
まさに大物の誕生を予感させる走りである。
展開による紛れ、多頭数で前が詰まったり等の
心配はあるので過信は禁物だが
能力の高さはおそらくメンバーでナンバー1。
1200mの電撃戦は何があってもおかしくないが
この時期のデビュー組としては頭一つ抜けた存在。
【バリンジャー】
福島の新馬戦では4コーナーで挟まれても
こじ開けて直線で突き抜けた。
不利がありながらもねじ伏せての
勝利はタイム以上に強い。
今回、函館滞在馬が多い中で
この馬の洋芝はまだ未知数。
勝負根性はたっぷりで、最終週の
函館の馬場は合いそうな気配はある。
ゲート入りが悪いところもあるので
気性の問題が出て来なければいいが。
⇒本当に狙うべき◎はコレ!
【ドゥモワゼル】
モンドキャンノが優勝した新馬戦の2着馬。
前走の未勝利戦では4馬身差をつけ完勝。
一度敗戦を喫しながらも2戦目は
強烈な末脚を披露して勝ち上がってきた。
デビュー戦ではハナを切っていき
未勝利戦では中団から上がり最速をマーク。
差す競馬も試せている部分はプラスだ。
後塵を拝したモンドキャンノ相手に
この舞台で雪辱を果たせるか。
【レヴァンテライオン】
函館の新馬戦を差し切って優勝。
序盤で前へ出ていき抑える場面もあったが
直線では好位から外に出して楽に交わした。
雨が降っており時計は遅かったが
追われてからの反応と伸び脚は
目を見張るものがあった。
ここでも通用するだけのレベルには十分ある。
【ロイヤルメジャー】
牝馬限定のデビュー戦を楽々と逃げ切り優勝。
432kgのこの馬然り、全体的に小柄な
メンバー構成でレベルもそこまでだったが
スタートの速さは武器となりそうだ。
今回上位の牡馬を相手にどう戦うか。
昨年2,3着を独占した
ダイワメジャー産駒ということで
注目したい一頭だ。
⇒本当に狙うべき◎はコレ!
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・過去10年のデータ考察
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まずは過去10年の各種データを見ていきましょう。
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・人気データ考察
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1番人気【3-2-0-5】
2番人気【3-1-3-3】
3番人気【1-1-1-7】
4番人気【1-0-1-8】
5番人気【0-3-1-6】
6番人気【1-0-1-8】
7~9番人気【1-1-2-26】
10番人気以下【0-2-1-53】
1番人気が連対率50%、2番人気が40%と
人気サイドはそこそこの成績。
5番人気も勝馬こそいないが
連対率は1,2番人気と同じ。
2桁人気の馬も2年連続で馬券に絡んでおり
近年は波乱含みなレースが続いている。
⇒本当に狙うべき◎はコレ!
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・枠データ考察
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1枠【1-2-0-11】
2枠【0-0-4-11】
3枠【0-2-1-12】
4枠【0-1-0-16】
5枠【2-0-0-14】
6枠【2-2-1-12】
7枠【3-1-0-14】
8枠【1-1-3-13】
勝馬は4枠から内は1頭のみで
あとはすべて5枠より外から。
5枠よりも外の外枠が有利な傾向。
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・脚質データ考察
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逃げ【1-0-0-8】
先行【4-3-3-23】
差し【3-3-4-37】
追込【1-3-2-35】
最初のコーナーまでは約490m
最後の直線は約260m。
洋芝が使われているのが特徴で
非常に時計がかかるコース。
最後の直線は約260mと非常に短く
ある程度前にいないと厳しい。
⇒本当に狙うべき◎はコレ!
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・予想情報局の総括
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2歳戦が始まって約1か月半。
この函館2歳Sは2歳世代最初の重賞競走だ。
まずは、過去10年のデータを基に考えたい。
勝ち馬10頭のうち9頭はデビュー戦を勝利して
このレース挑んだ1戦1勝の馬だ。
また、勝ち馬10頭はすべて前走で
函館か札幌で初勝利をあげている。
函館の新馬戦を勝利した馬の
信頼度は非常に高い。
過去10年の連対馬に目を向けると
父または母の父がJRAの芝1200mのG1ホース
という馬の好走が目立っている。
判断材料が少ないこの時期の馬は
新馬戦の内容と血統を重視するしかない。
よって、函館の新馬戦を勝ち上がった馬で
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1200mのG1勝ちの親の血統を持つ馬を中心視。
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⇒本当に狙うべき◎はコレ!
本命は【モンドキャンノ】
新馬戦は函館で好位からの横綱相撲で
2歳のレコードに0.1秒まで迫った。
また、そのレースの2~4着馬が
その後の未勝利戦を勝ち上がっており、
レース自体のレベルの高さもうかがえる。
この馬の血統は父はキンシャサノキセキ、
母の父はサクラバクシンオー。
スピード系種牡馬の代表格と言える
サクラバクシンオーの血統は文句なし。
主役に躍り出るだろう。
対抗は【ガーシュウィン】
函館の新馬戦では先手を取るとそのまま
後続を突き放して4馬身差の完勝。
ゴール前は抑える余裕もあり
能力は秘めている。
デビュー戦は1000mなので
今回、距離が延びてどうなるかが懸念。
血統は父がアドマイヤマックス、
母ブルームトウショウ、母の父はサクラバクシンオーと
短距離の申し子のような血統で申し分ない。
以上を加味した馬券戦略は
◎:モンドキャンノ
◯:ガーシュウィン
▲:ロイヤルメジャー
△:レヴァンテライオン
△:ザベストエバー
本命から手厚く勝負していきたい。
⇒本当に狙うべき◎はコレ!