新課程での共通テスト | 第一ゼミナール塾長のブログ

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1982年創立、函館の予備校・学習塾第一ゼミナール代表者のブログです。
小・中・高・高卒生の学力向上、志望校合格のため、日々全力で奮闘しています。
勉強のこと、校舎の出来事、身の回りの出来事、その他気の向くままに書き連ねたいと思います。

お彼岸の少し前から日中気温が下がり始め、函館は秋到来となりました。
校舎のエアコンは運転休止、自分は今日から長袖シャツになりました。
35度超えもあった夏の余りの暑さに、天を呪っていましたが、寒さと雪の北海道の長い冬が近づいてくると、今度は夏の暑さがきっと恋しくなります。

--枯れ枝に 鳥のとまりけり 秋の暮れ--
有名な芭蕉の句です。
芭蕉もまた季節感たっぷりの句を詠みました。

共通テストの願書受付が始まりました。
少子化と言われますが、共通テストの受験者数は横ばいを続けています。

大学進学率の上昇と私大の共通テスト対応試験の影響です。
今年も50万人を超えると予想されています。

現行過程の最後の共通テストとなり、現高校2年生からは新課程での共通テストとなります。
新しく「情報」が必須となり、数学ⅡBに数Ⅲ内容を含む数学Cが追加され、現代文に「実用文章」が1問追加されます。
英語の形式は変わらないものの、現行過程よりも必須単語数が約50%増え速読力、処理能力が一層問われるようになります。
理科、社会は、新課程の骨子である「探求力」を試す方向に大きく変化する予定です。

明らかに現行過程よりはボリュームが増え、内容的にも難化が予想されます。
新課程で学ぶ高校生には気の毒ですが、国公立大学を希望する生徒は避けて通れる訳ではありませんので、早期に対策を立てて勉学に励む他はありません。

どれだけ難化したとしても必ず有効な対策はあります。
ただし、その対策には時間が必要です。
3年生になってからとか、年が明けてからとか、先延ばししてもひとつもいいことはありません。
大学入試を決意したら即受験勉強開始だと思うべきです。