Eの父の父
だからEからすると《祖父》は
石川県能登の出身
明治時代に丁稚奉公として
まだ、小さい12歳位で一人
北海道に来たのです
思えば…辛かっただろうなと思う
今の時代だって子供が一人で
遠くへ一人旅ならまだいいけど
全く環境の違う土地で働くって大変なのに
【明治時代】の話なのよ〜(*´∀`*)
北海道なんて異国の地と一緒
しかも、冬は命取りになる寒さ
そんな過酷な場所に
送り出す親も辛かったよねー
能登に親戚はない
とは言え
知らないだけで居るんだよ
遠い親戚が能登にいる筈
この度の大地震で無事でありますように
見た事も、会った事もない
遠くの親戚の皆さん
どうかご無事でお元気で幸せに!
しかーし
Eは今から半世紀以上前
幼稚園入る前に一回だけ
じいちゃんと能登に行ったのさ
ほんの微かな記憶がある
その親戚の泊まった和室の
雪見障子を開けて見下ろした景色は
遠くに築港があり
そこにはポンポン蒸気船が
音を立てて走ってた
その時に海の表面がキラキラ
輝いていた
その素朴な風景が心に焼き付いている
そんな長閑で優しい街
どうか、皆さんご無事で
以前のような街を建て直して欲しい
毎年のお正月が忌まわしい
暗い気分で迎えるなんて寂し過ぎる
どうか幸せな気分なお正月が
迎えられますように〜
願っております