運賃という言葉 | 愛知の運送会社「Hakobee社長」のつぶやきブログ

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愛知県で一般向け運転手付きトラック輸送サービス「Hakobee」を展開している、運送会社社長の日々を綴ったブログです。

愛知県での運転手付きトラックレンタル

 

Hakobee(はこびー) 

 

2・4tトラック専門の運送会社が運営する新しい形のトラックレンタカーです。

 

 

ハコビー専用HPは下のリンクまで

http://www.hakobee.com

 

運営会社のHPは下のリンクまで

http://www.sogo-transport.com/index.html

 

 

その運べない荷物、お任せ下さい。

 

 

 

ふと気になった事がある。

 

「運賃」という言葉。

 

荷物を運ぶ料金は「運賃」と言います。

 

 

私がこの業界に入った時に聞いた「運賃」という言葉に戸惑った事がある。

 

 

業界に入るまで、運賃という言葉を使う場面は、バスや電車くらいしかなかった。

 

私だけでなく恐らく世間一般でも、運送料金と交通機関の料金が同じ日本語を使用するという感覚を持ち得るほど、両者を同質に認識されている方は少ないであろう。

 

 

なぜかと言うと、公共交通機関は「定価」に基づいて切符を買い、サービスを利用する。券売機の上に料金表があり、180円と書かれていたら基本的に前払いで180円を支払わないといけないのは周知の通り。100円を握りしめてお願いしても断られる。

 

 

 

それに対し、トラック業界の運賃はバラバラ。業者によるバラツキもあるし、閑散期と繁忙期で料金が異なる「時価」が少なからず存在している。

 

前払いもまずない。

 

 

つまり、言葉は同じでも、両者には本質的に大きな違いがある。

 

 

営業ナンバーを取得している運送事業者は、料金表を国土交通省に届出し、社内に掲示している。電車・バスでいう料金表と同じ意味合いです。

 

しかし現実的には定めている料金表で受注する文化は業界全体として少ない。

それに一般の人は、この料金表の存在を知らないと思う。

 

 

するとどのようにして運賃が決まるのか。

 

・荷主さんと運賃他もろもろ契約し、それに則り運賃が決定される。

 

・契約のない一見さんの場合は、都度交渉。

 

 

 

そこまでは良いのですが、一時期運送業界の新規参入障壁が非常に低くなったため、猫も杓子も運送会社を立ち上げまくった時期があったので、過密競争がスタートする。

さらに不景気が後押しし、運送業界の運賃デフレスパイラルは行き着くところまで行ってしまった。

 

自由競争がいきすぎて運賃の過当競争になってしまったのである。

 

 

そしてそのしわ寄せはドライバーへ行く他ない。

 

ちなみにトラック協会も見て見ぬ振りをしているわけではなく、標準貨物自動車運送約款の改正を試みるなど環境改善のために一定の動きをしているが、前述の国交相まで届出している運賃料金表が構造的に機能していない事が示す通り、その効果は極めて限定的だと想像してしまう。

 

 

 

公共交通機関で言う運賃と、運送事業者で言う運賃、現実的には同音異義語です。

 

 

同義語にするためには、電車・バスと同様、運賃表という適正価格が存在することをアピールし、それに則り各社受注する努力をすべきでしょう。

 

 

 

株式会社相互運輸

代表取締役 水谷彰宏

 

 

 

ジャンク好きなのでマックランチもたまに行きたくなる。

 

むかーし390円のセットとかあったが、今ではありえない。

 

しかしランチ時の店員の数、店舗の設営、衛生的な環境などを維持するため、これが700円と言われてもまだ安い気がする。

 

それでも過去と比較し「高くなった」から敬遠されているからなのか、店内はガラガラ。(それだけではないかもしれないが)

 

価格って難しいですね。