それまで、次女の不登校については何も言及しなかった夫。

でも、長男には行き場のない感情をむき出しにしました。

 

その瞬間、子育てに、厳密にいうなら子どもの「不登校」に

夫を置き去りにしてきたことに、ふと反省の念を抱きました。

 

ですが、それ以前に、この期に及んで一番悲しいことは何だと

自分の心に問うた時、生後2か月で初めて笑った長男が、それから

14年間、笑わない日がなかったほど、常ににこにこしていた長男が、

この頃、毎日笑っていないことに気づいたという事でした。

 

友人関係、学業不振、義務教育のあり方・・・原因なんて、

たくさんありすぎて、或いは「本人の怠け」とも取られることも

多々あったかもしれないけれど、どれもどうでも良いことでした。

 

長男が、今、笑っていない事実だけは現実でしたから。

 

何が正しいかなんて、親にも解りません。きっと本人にも。

 

だけど、母親として、長男が笑っていないことだけは

生きている心地すらなくなる出来事でした。

 

よく、「子どもには生きていてくれるだけでいい」と言う人が

いますが、その親心はよくよく解りますが、例え苦しくても

何をしていても生きていさえすればいいじゃないかと、私も

究極思いますが、この時は、心から笑えない状況に生きて

何がこの子の人生なのかと思えたのです。

 

次女の時同様、(長男のためを思って)登校を促す先生方に、

しばらく学校を休ませる旨を伝えました。

 

今回は、先に家族会議で夫にもそう相談しました。

「学校に行かないことよりも、長男の笑顔が

 消えたことの方がヤバイことじゃない?」と。

 

その時、長男の前で夫は絞り出すような、本当に

心から同意した声で「うん。」と2回言いました。

 

それは、母親として、見逃さなかった瞬間でした。

 

夫(父親)の一回目の「うん。」で、長男は、それまで

うなだれていた頭をほんの少し動かしたのです。

 

ぎっちり閉じていた貝が少し開いた感じです。

 

そして、2回目の「うん。」で、完全に閉じていた貝が

ぱっかーーーーーん!!と開いたのを感じましたΣ(・ω・ノ)ノ!

 

息子というものは、やっぱり「父親」に、自分の事を

理解してほしいんだなあとつくづく思いました。

 

そして、その理解が、やがて、息子をちゃんと

成長させるものだということも、この時感じたのでした。