お別れの絵本と見守る月と | 言葉にしたいこと

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日々感じたことを徒然に言葉に残していきたいと思ってます。

2004年からブログを綴っています。ブログ内容はその時々で。
2022.8 〜
急性骨髄性白血病を発症。 夫と2009年生まれの娘の3人家族。自身の闘病生活を綴っていきます。



娘っ子小2のクラスのお友達が
転校することになった。

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最後のお別れ日。

11月の夕方の空は高く澄んでいて
上弦の月がくっきり。



たまたま娘っ子の通院のため、
早いお迎えに行くと、
校舎前にひとかたまりの二年生が。



娘っ子を見ると、
泣きはらした顔。



もうとっくに集団下校から外れ、
学童保育コースの子もまだいる。

聞くに、
「◯君とさよならが悲しい」と、
帰るに帰れないみたいで。



号泣する娘っ子を見ていたら、
私ももらい泣きしてしまい、
「大丈夫!ずっと友達だよ」って、
なぐさめて、はげましたけどね。



8歳の記憶の箱に、
◯君と過ごした思い出は、
残るかな、
どうかな、、、



残るといいね。
残るよね。
忘れないよ。

いや、

忘れないでいること。
かな。



ふいにこの絵本を思い出してしまい、
金夜はこれを読み聞かせしようかなと
借りてきました。


 
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なかよしのお友達が
あしたお引っ越し。

さよならするなんて
ぼく いやだよ。


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てがみを書いては書き直し
これじゃない
自分の気持ちは

そして

渡せた手紙



「さよならまたね」



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お別れの日の上弦の月。

なんだか、
泣きはらした娘たちは、
お月様に見守られているようで。


娘が忘れても
私が忘れない。

そんな出来事でした。