娘っ子小2のクラスのお友達が
転校することになった。
最後のお別れ日。
11月の夕方の空は高く澄んでいて
上弦の月がくっきり。
たまたま娘っ子の通院のため、
早いお迎えに行くと、
校舎前にひとかたまりの二年生が。
娘っ子を見ると、
泣きはらした顔。
もうとっくに集団下校から外れ、
学童保育コースの子もまだいる。
聞くに、
「◯君とさよならが悲しい」と、
帰るに帰れないみたいで。
号泣する娘っ子を見ていたら、
私ももらい泣きしてしまい、
「大丈夫!ずっと友達だよ」って、
なぐさめて、はげましたけどね。
8歳の記憶の箱に、
◯君と過ごした思い出は、
残るかな、
どうかな、、、
残るといいね。
残るよね。
忘れないよ。
いや、
忘れないでいること。
かな。
ふいにこの絵本を思い出してしまい、
金夜はこれを読み聞かせしようかなと
借りてきました。
なかよしのお友達が
あしたお引っ越し。
さよならするなんて
ぼく いやだよ。
てがみを書いては書き直し
これじゃない
自分の気持ちは
そして
渡せた手紙
「さよならまたね」
お別れの日の上弦の月。
なんだか、
泣きはらした娘たちは、
お月様に見守られているようで。
娘が忘れても
私が忘れない。
そんな出来事でした。