秋のバカヤロウ | 忘れちゃうひととき

忘れちゃうひととき

青臭い駄目人間の、イカ臭い日常を、小便臭い文章で、つらつらつらと書き綴っていく予定です。それ以上でもそれ以下でもそれだけでもありません。


神保町まで打ち合わせにやってきた。
4月まで在籍していた会社がある、言わずと知れた本の街だ。

久しぶりに訪れたのだけれど、特にノスタルジィもセンチメンタルも去来しなかった。
そういった感傷的叙情的な心の機微を仰々しく掬い上げて、うっとりと浸るのがたまらなく好きな僕からしたら、なんだか物足りない気分になる。

「なァにが神保町だァ、偉そうにしやがって。てめェじゃ役不足なんだよぅ。ペッ」と靖国通りに唾を吐き(本当は吐いてないけど)、爪楊枝で奥歯をシーシーとやりながら(やってないけど)、ガニ股歩きで上島珈琲店へと向かったのである。

打ち合わせは楽しく進み(もちろん仕事の話である)、有意義な時間を過ごせた。
もしかしたら、12月から仕事が増えて、それに伴ってギャラも増えるかもしれない。
密かに新しい仕事を探したり、応募したり、バイトも探したりしていたところなので、まぁ願ってもないことである。
春に友人たちと計画している「ワクワク共同生活プラン(仮)」も、これでいよいよ現実味を帯びるような帯びないような。
でも、何か面白いことをしたいし、しないといけない気もするし、せっかくだから実現はしたいのだ。

色にも恋にも無縁な僕を尻目に、街路樹は俄かに色づきつつあったりして、僕はなんだか恨めしい気持ちを抑え切れずに、「なァにが秋だァ、色づきやがって。てめェだけいい気になってんじゃねェんだよぅ。ペッ」と電車を待つ駅のホームに唾を吐く(吐いてないけど)。
そんな秋の夜長であった。

お腹が減った。


♪今の気分的一曲
空風の帰り道 / Mr.Children