五聯隊は1月23日夜、雪中露営をした。

 

 その時に掘った雪壕の大きさは、2m×5m×深さ2,5mとされている。

 昭和50年頃、陸上自衛隊第5普通科連隊は八甲田演習において、宿営するために雪壕を掘っていた。

 その二つの底面の広さを比較するとおよそ下図のとおり。

 

 

 

 

 底面の広さは陸自5連隊の方が少し広い。

 遭難した五聯隊はその雪壕に1個小隊約40名が入る。

 陸自5連隊は6名で、仮眠時6名は寝袋に入って寝た。

 

八甲田演習での雪壕のイメージ(上面が雪面)

 

 

 

 ハイエースワゴンの大きさは、全長約4.8m、全幅1.9m、全高2,1m

 遭難した五聯隊の雪壕はハイエースワゴンを少し大きくしたぐらいだ。

 その大きさに40名が入れるだろうか?直立だったら入れただろう。

 ほとんど身動きはとれなかったに違いない。