ハードボイルドは、化石か天然記念物か | 八光流 道場記

八光流 道場記

京都で約30年、師範をやっております。
つれづれなるままに書き綴ってまいります。

八光流は、柔術で暴力から身を護り 皇法指圧で病から身を護り人を癒やす。東洋医学を応用した武道だからこそ出来る芸当だ。

八光流柔術と皇法指圧を身に付けると言う事は、理不尽な暴力を完封する強さと自分のみならず他人をも癒せる優しさを身に付けると言う事だ。実は、これが非常に難しい。

レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説に「男は、強くなければ生きて行けない だが優しくなければ生きている資格がない」と言う一節がある。これは、ハードボイルドの定義みたいなもんだ。

八光流を極めて行く事とハードボイルドな生き方をする事は、よく似ているが、今の世の中じゃどちらも難しい。しかし そんな目標や生き方も悪くないと おれは、思う。