日常はおもしろい。 | 八角屋の「それってどうなんだろ」

八角屋の「それってどうなんだろ」

切り絵イラストの八角屋が、紙も日常も切り取っております。

                    楽しい本(マンガ)を読んだ。

   『るきさん』  高野文子 ちくま文庫

 

「なつかしい~!」という方もいるでしょうか。1988~1992年まで雑誌 『Hanako』 に掲載されていたそうです。

 

主人公のるきさんは独身で推測30代半ば。質素な生活ながら楽しい毎日を送っている。友人のえっちゃんも同様の身分らしい。ただし大企業にお勤めのようで、おしゃれで羽振りがいい。登場人物はほぼこの二人だけ。彼女たちの日常のちょっとしたことが16コマ漫画で描かれている。

 

シンプルな絵が好きで手に取ったのだけど、ケッコウ笑わせられる。高野さんってこんなに面白い人だったのか。

 

 

驚くのは バブルの時代に、こんな質素な生活マンガがハナコに連載されていたということ。