私のTwitterの原稿で情報を公開したように、来年度の日本大学医学部医学科の入試が大きく変わる。従来、日本大学医学部医学科は、A方式を受験する受験生が多かった。ところが来年度はこれが無くなる。日本大学全学で統一的に行われているN方式が必須となり、これが1次試験となる。
試験日は1次試験 2月1日、合格発表は2月6日。2次試験 2月11日、合格発表は2月16日となる。
全学統一のN方式1次試験では理科2科目、数学、外国語が課されるが、2次試験は理科が無く、数学と外国語、それに面接が課される。配点は数学60点、外国語60点、面接60点だ。面接の配点が学科と同じ点数である。かなり本格的な面接試験をしてくる可能性がある。内容はMMIだろうか。
この状況から見て取れることは、現役重視ということだ。N方式の1次試験で課される理科は全学共通だから、医学部受験生に特化した内容ではない。つまり易しい内容だろう。2次試験は数学と外国語に面接だから、学習の進度が遅い現役生でも、何とか対応できる。難しい理科が課されないので、不利にはならないだろう。募集人員5名の校友子女選抜に出願した者はN全学統一方式第1期に出願できないから、漏れた受験生が、1期を受け皿として復活ということも無い。だが、2期は出願できるから、ここが校友子女受験生の隠れ蓑になるだろう。ちなみに、新たにできる日大医学部の2期試験は1次試験が3月4日、合格発表は3月12日、2次試験が3月17日、合格発表が3月23日だ。来年は、このあたりで繰り上げ合格の玉突き衝突が強烈に出てきそうだ。医学部入試、複雑すぎるな。入試情報は今後も随時報告していく。