過激ではあったけど・・・ | 人民弁理士今日も行く

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 自分が二番目にいた特許事務所は、当時約30人規模の事務所であったが、在籍していた2年強の間にそれと同程度の所員が入れ替わっており、まあ入れ替わりの多い事務所であった。

 とはいえ、そのことを批判するためにブログを書くのではない。むしろ営業戦略の点で評価したいのだ。


 この事務所は、今世紀と前世紀の変わり目ぐらいに開業した、新しい部類に属する事務所なのであるが、化学・バイオ系を得意とするという特化戦略が効を奏して、複数の大企業から超大手の事務所ですらもらえない程多くの案件をもらえている。当初から複数の弁理士で立ち上げたこと、外国出願の翻訳まで自分のところで行うワンストップサービスを売りとしたこと(これらが大企業から多くの案件をもらえるようになった理由でもあろうが)等も戦略として巧いと思う。

 特化戦略の有効性を実証した、まさに一例だ。


 もっとも、この事務所の開業時は、業界の状態が現在よりはるかに良かった時代であり、現在でも同じことをやってうまくいったかどうかはわからない。

 それに、この事務所の所長は受験機関の講師もしており、営業力に関して天才的なところがあった。さらには、事務所の利益のためであれば寝食も惜しまない強烈な執念を持っていた。こういったものは到底自分にはマネできないものである。

 それでも、特化戦略が成功した典型例としてかなり参考にはなると感じている。