強迫性障害を克服するにあたって暴露反応妨害法という治療法を実践しています。


暴露反応妨害法はあえて自分が不安や恐怖を感じるものに触れたり体験して「何も不安な事は起こらない」と自分自身に認識させる治療法です。


言葉で言うのは簡単に聞こえますがいざ実践してみると意外と難しいです。


そこで独自に暴露反応妨害法に工夫を加えてみると良かった事を一つご紹介します。


それは暴露反応妨害法の時間を決めること。


もっと詳しく言うと暴露反応妨害法により不安や恐怖に触れ我慢している時間を設定します。


暴露反応妨害法の目的は「強迫行為を行わなくても安心を得ること」です。


しかしいつまで頑張ればいいか分からない、ゴールが見えないと人は不安になります。


そこで我慢する時間を短めに設定すると気持ちが楽になり治療に取り組みやすくなります。


1時間、2時間ほどが丁度良いのではないかと思います。


それに経験上、暴露反応妨害法による成功体験を得るまでには1〜2時間あれば十分に得る事ができます。


そうやって小さな成功体験を得ていくと徐々に不安や恐怖を感じる強さも弱まってきます。


もし暴露反応妨害法の治療がうまく進んでいない方はぜひ一度お試しください。