暴露反応妨害法というのは、あえて自分が恐れているモノに触れ人並み以上に感じている不安や恐怖を軽減させる治療法です。


例えばドアノブを触り手が汚染されたと思い過度に手を洗っていたが過度に手を洗う事をやめる。

最初はその違和感に慣れずに手を洗っていたが時間が経つにつれ手を洗わなくても何も起こらない、汚染なんてされていない事実を知る。


そうやって暴露反応妨害法を反復することによって不安や恐怖を小さくさせ元の精神状態に戻らせます。



とはいえ言葉で説明するのは簡単ですが慣れるまでに何度も失敗しました。


強迫性障害は強迫観念にかられ強迫行為をすることによって「間違った安心を得る行為」です。


間違った安心は容易く手に入ります。


その間違った安心は強迫観念、強迫行為を強くします。


何事も正しい方法で対処しないと問題は解決しません。


暴露反応妨害法は「正しい安心を得る行為」です。


正しい安心は容易く手には入りません。

安心を得るまでに違和感との葛藤をしながら耐えなければなりません。


しかし正しい安心を一度知ると今まで強迫行為にかられていた自分を認識できます。


認識できると視野が広がり心の余裕が生まれます。


そうやって何度も暴露反応妨害法を反復し慣れていきます。


慣れてもふいに強迫観念にかられることがあります。


完全に元の精神状態に戻るまでには時間を要しますが正しい方法で対処しないと強迫観念、強迫行為は強くなるばかりなのでしっかりと暴露反応妨害法で対処します。




今回は暴露反応妨害法の説明をさせていただきました。



また別の記事で自分がどういった強迫観念、強迫行為に悩まされているかまたは悩まされていたかをご紹介します。