歩きスマホ規制条例 米ニュージャージー州では罰金85ドル
「歩きスマホ」の危険性について注目が集まっているが、既に多くの悲惨な事故を招いている。国交省が鉄道事..........≪続きを読む≫



歩きタバコを心から憎んでいる私ですが、
今回に関しては、私は規制される側です。
思えば中学生くらいから、登下校中に小説を
読みながら歩いていて、いろんな人にからかわれたもんです。
あの頃は「西遊記」とか読んでました。

そもそも、歩く、という行為は、
ただ足を前後に動かすだけではなく、
5感を使いながら実現しているわけです。

【歩きながら・・・】

視覚:周りの車や人との距離感を測る
聴覚:車の走行音や人の足音などの情報を取得する
臭覚:臭いを発する周囲の情報を取得する。ゴミ捨て場が近いとか
触覚:風の強弱とか温度変化を感じる
味覚:これはさすがに使ってないかな

5感を使うにあたり、「意識」が重要になってきます。
5感のうち、どの感覚に比重を置くか。
耳を澄ませて歩けば石につまづきます。
絶景に見とれれば後ろからの車に気が付かない。
「歩く」以外の行為に感覚を取られると、
その分「歩く」行為のリスクは上がります。


『○○しながら歩く』というのは、
この「意識」の比重を壊す行為です。
スマホは、視覚・触覚、場合によっては
聴覚も使用する器具で、歩きながら
使用するには訓練が必要です。

すべての感覚を使いながら、しかも
集中し過ぎない。
スマホを使いながら、空中から自分を
俯瞰で見ているような、そんな感覚を
持つことが出来れば、『歩きスマホ』も、
問題ないと思います。
まだ進化の過程にある今の人類には、
『歩きスマホ』は早いかもしれませんね。

もし、人類が進化できないのなら、
Googleメガネを使うしかないですね。
あれならGPSをつけたり、360度カメラを
使用したりで、周囲の危険は察知できます。

あれもダメ、これもダメでは人間の進化はないですぞ。



あ、ちなみに冒頭の記事にある、
電車のホームで歩きスマホ、なんてのは
論外で、あれは、単なるリスク管理不足
のレベルです。
危ないところは、「歩く」ことに
集中して歩きましょう。