関連書籍「飯島愛 孤独死の真相」~その1 | 令和の今、飯島愛さんのブログに出逢ってしまった私は..........

令和の今、飯島愛さんのブログに出逢ってしまった私は..........

遅ればせながら故・飯島愛さんに魅せられてしまい、誰かに伝えたくなったのが動機です。でも自分の拙い表現力だけではとてもムリ。
そこで、彼女に関する資料(ウェブ・書籍等)のうち、特にイイネと思ったもの・印象に残ったものを独断で引用・紹介していきます。

飯島愛さんのブログ、

[飯島愛のポルノ・ホスピタル]

に関する記事を読みたい方は、

 

2019年(11/4)・(11/21)、(11/22)~(12/8) の

拙ブログ記事で

紹介・引用しておりますので、

そちらを参照してください。

 

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「飯島愛 孤独死の真相」

~プラトニック・セックスの果て~

(田山絵理著 2009年3月初版 双葉社)

 ★4

 

私的にいくつか

見解の相違はあるけれど、

秀作には違いない。

ともかく、訃報後、

約3カ月でのスピード出版は驚異的。

 

まず感じるのは

著者・田山氏の熱意と使命感。

これほど短期間に

精力的な取材・調査を重ね、

幾つかの可能性を示しつつ、

本書なりにしっかりとまとめてある。

 

まず序盤では

タイトルが示すように、

彼女の死を最重要のテーマとして、

大きくクローズアップしている。

 

訃報が流れた直後の渋谷の様子・雰囲気、

遺体発見現場の状況、

インフォスタワー住宅部分に関する情報、

病状・薬物など死因の考察。。。

この辺りは

他の資料よりも詳しく掘り下げている印象。

 

 

そうして、飯島愛さんの

十代半ば以降の交友関係・人脈などから、

その後の足跡を辿っている。

 

個々の出来事についての、
時期や期間については 

ややアバウトな印象。

 

今回読み直してみて、改めて気付いたのは、

他の資料でも確認が取れる記述が

意外に多かったこと。

つまり、思いのほか、

信用するに足る記述が多かったということ。

 

また、いま一つ確証の持てない証言や

噂・憶測などもいろいろと載せてくれているので、

様々な可能性を探るヒント・参考になりうる。

以下に一例を挙げておこう。

 

彼女は亡くなる2・3日前に

落胆した様子で、かかり付け医である

赤枝医師の診療所を訪れているが、

本書ではその原因を突き止めている。

(P201~203)

彼女が立ち上げた通販事業の協力者から、

資金提供が滞ったという情報だ。

これは

[独りぼっち]や他の資料にも載っていない。

 

 

残念な所は、彼女が辿ったであろう

出来事についての表現方法。

何というか、

小説風に描いている部分は、

あまり感心しない。

再現シーンならば、

前もってその旨、断るべきだと思う。

 

(その2へつづく)