【続き】


あの面談の数日後に、


個別のガイダンスと健康診断に


息子を車に乗せて行きました。




息子は、新担任との電話で、


その日に行くことを約束させられていて、


イヤイヤながら学校に向かいました。




指定時間は午後だったので、


朝起きられない息子にも


負担は少ないかなと思いました。





私達と同じような親子連れを


ちらほらと見かけました。



そうか! 個別の生徒達だ!



不登校や別室登校の生徒達が


時間を少しずつずらしながら、


ガイダンスと健康診断を受けるのです。




うちの息子だけじゃないんだ!




車から出られない子もいるらしく、


教師が車まで来ていました。




先に不登校になった同級生も、来ていた、


と息子があとで言っていました。





とても複雑な気持ちでした。


うちだけじゃなくて良よかった、という気持ちと


こんなに個別の子がいるのか、


どれだけの子が復帰できるのか、


とても不安な気持ちになりました。





健康診断のあとに、約束通り、


新担任が息子と2人で話してくれました。




いくつか質問されたことを、息子が答えて、


息子の考えも聴いてくれたそうです。


「傾聴」をしてくれたんだと思います。





帰宅すると息子は、


「疲れたーーっ」と自室へ直行です。




間もなく、またダダダダッと


地団駄を踏む床の音がします。



「ああぁーーっ」と叫び、


ドンドンと壁を打つ音


「くそくそくそっ」


ドドドドッと布団とベッドのマットを打つ音


大暴れです💦




私は、息子をなだめようと、


またスィーツ作戦で、


息子の部屋に、オヤツを運びましたが、


この時ばかりは、いらない


と布団に入ってしまいました。




布団の中で、


「うぅ〜〜っ」


「消えたい、消えたい、消えたい」


と叫んでいます。




私も、どうしていいか分からず


とりあえず、優しい言葉かけをしようと、


「健康診断を受けられて良かった」


「先生と話せて良かった」


「頑張ったね」




そんなことを、話しかけましたが、息子は、


「そんなの、何の意味があるんだ?!」


「意味がない!」


「生きてる意味がない!!」


と布団の中で叫んでいます。





授業を受けて勉強したわけでも、


クラスや部活の子に会ったわけでもないのに、


こんなに心の負担になるのかと愕然としました。




私は、投げ散らかされた制服を片付け、


そのままにしておいたら、息子は制服を


切り刻むのではないかと心配で…




この子は死んでしまうんじゃないかと、


私はもう、つらくてつらくて💦




私も更年期のせいか動悸がしてきて、


胸が苦しくなり、心配は増すばかりで、


このままでは息子と私は、共倒れになってしまう


と恐怖を感じました。





この頃私は、並行して義父の介護施設選定も


急いでいたので、


本当に疲れ切っていました。






(過去の投稿を編集して再投稿しています。)



【続く】

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