『人材エージェント』 本音で話します!? -28ページ目

権限と責任・・・

経理のスペシャリストとして長年活躍しているSさん。

某社のIPOも担当したことがあるという方です。


経理だけでなく資金調達や公開準備ができる方は、

とにかく引っ張りだこ。

彼も、各社から強いラブコールを受けていました。


彼の今回の転職の動機は、

「経理や財務のスペシャリストから、管理部門全般を

統括するマネジメント的な立場で自分の力を磨きたい」

というものでした。


そんな彼を高く評価してくださったのは、

とある技術でセキュリティ分野で急成長するベンチャーさんでした。


一目で彼の実力を認めてくださり、とんとん拍子に内定。


な、な、なんといきなり執行役員で迎えてくださるというオファーでした。

業務内容も彼の希望どおり、管理部門全体の統括と公開準備。



ところが・・・


Sさんは最終的に辞退なさいました。



「僕は重い責任を負わされるのはイヤなんです」

・・・

・・・


はかた、正直言って理解に苦しみました。

だって、管理部門を統括するということは、

ある責任を全うしたいという意味だと思ってましたから。


でも、あれから数ヶ月たって、今なんとなくSさんの気持ちが

理解できるような気がします。


人ってある事実を突きつけられないと

リアルに考えられない生き物なんだと・・・


ぼんやりとしたイメージで転職を考えていると、

権限や職務内容に目を向けがちです。

でも、言うまでもなく権限が強くなれば責任も増します。


しかも、特に高いポジションで入社する場合は、

完璧にお膳立てされて迎えられるケースよりも

なんらかの混沌とした状況の渦中に飛び込まなくてはいけない

場合が多いのではないかと思います。


難しいですね。