東大ロー受けてきました | ぼくが司法試験とかを受験したよブログ

ぼくが司法試験とかを受験したよブログ

かつては法科大学院ルートで司法試験合格を目指すつもりだった大学生の主にメモ。
今は予備試験ルートで司法試験に合格してしまった法科大学院生の主にメモ。
たまに再現答案、老婆心。


予備試験の合格発表の後という事で、予備合格者は受けないものなのかなと思ってたんですが、意外と空席は目立ちませんでした。

刑事系、公法系、民事系の順。


刑事系
刑法は総論。子供を殴って死なせた虐待親父と放置した母親の罪責。不作為の幇助、不作為の殺人、あとは因果関係かな。殺意を生じる前の不作為と、殺意を生じた後の不作為があってめんどくさい。
刑訴は自白法則。偽計による自白の後の反復自白はわかりやすい。時間も紙面もないので虚偽排除一本。解剖報告書をもとに取り調べたら後から報告書の間違いが発覚した事案は現場思考かな。虚偽排除で不任意にしたけど、違法排除だと任意になるのでしょうか。


公法系
憲法は統治。条例と法律の関係。いわゆる上乗せ条例。判例そのまま書いてあてはめておわり。
行政法は行政庁が民事訴訟を提起できるかのやつ。バイパス理論と、行政権の主体として行政上の義務の履行を云々いう判例書いてあてはめておわり。でも判例は法律上の争訟の問題としてるのを失念して当事者適格の問題として書いちゃった。中身は変わらないので減点は少ないと信じたいです。


民事系
民法は請負代金の保証とか債権譲渡とか。事案の処理に追われて債権譲受人が対抗できる「事由」の論点おとしました。書くべき論点の数が少ないので、これはかなり減点されそうだなあ。でも請負の方はちゃんと処理できたはず。商事保証で連帯保証になるから催告の抗弁なしって書いたんですけど合ってるんでしょうかね。
民訴は証拠共通と擬制自白?よくわかりません。今年の東大ロー入試で一番難しかったのは民事系第二問じゃないでしょうか。共同被告の事案なのですが、問題になってる事実は原告が主張してるので主張共通云々は特に関係ないかと。証拠共通は認めるとして。ただ一方被告が欠席して擬制自白が成立するんですよねえ。擬制自白と自白の拘束力との関係、自白の拘束力と共同訴訟人独立の原則との関係を論じるのでしょうか。知識がなかったのでその場ででっちあげました。



得意なはずの民事でけっこうやらかしたので、もしかしたら適性でカバーできなくて落ちてるかもしれません。そしたら予備試験より難しい東大法科大学院、ということで。


再現答案は書くかわかりませんが、書いたらlivedoor Blogのほうにあげてこっちにリンク貼ります。