数学が苦手? | 話題満載 池ちゃんの『破常識』で行こう!

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「私は数学が苦手で・・・」
数学嫌いの人、結構多いですね。
「数学」は積み重ねの学問ですので「算数」の段階でつまずくと、そのあとが続かなくなり嫌いになってしまいます。
このケースは九九をしっかり覚えなかったことから始まる「数字アレルギー」も多いので、今回はあくまでも中学からの「数学」に限定いたします。

でも、どこまで苦手なのでしょうか?
これは「英会話」に通ずるものがあります。
例えば「あなたは英語が話せますか?」と訊かれると、多くの日本人は「いいえ」と尻込みしてしまいます。
ところが、外国人に「日本語が話せますか?」と訊くと「オー・イエース。ふじやま・・・すし・・・げいしゃ・・・」と得意げに単語を並べます。
でもせいぜい「おはよう、こんにちは」あたりまで。
しかし、です。我々は数字から曜日、挨拶から簡単な会話、沢山の英単語を知っています。にも関わらず口をついて出る「苦手」。

数学だって一緒です。苦手な分野、得意な分野があって良いではありませんか。
思い出してください。あなたは一体、どの時点で理解出来なくなりましたか?
「因数分解」「一次・二次方程式」でお手上げだったのか、或いは「微積分」でつまずいたのか。
高校の教科書も数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲとあり、どれを学んだかで難しさが違います。
つまり、一口に数学と言っても幅が広く、上を見ればキリがありません。
ちょっと例を挙げてみましょう。

Aさん・・・中学で100点。高校に行かずに就職。今でも数学が好き。
Bさん・・・中学で90点。高校で数Ⅰを95点。そのまま就職。今でも数学が好き。
Cさん・・・中学で95点。高校で数Ⅲを60点。以降苦手意識があり。
Dさん・・・中学で80点。高校で数Ⅱを80点。しかし、苦手意識あり。
Eさん・・・中学で75点。高校で数Ⅱを75点。でも大好き。

どうでしょうか。「得意・苦手」「好き・嫌い」「成績が良い・悪い」。
どれも微妙に近いようで違いますよね。
知識・理解の度合いと直接結びついているようで、実はあまり関係ないのが解ります。
ただ言えるのは「苦手」が「嫌い」を生み、「嫌い」が「勉強嫌い」を生むということ。

「数学」は、理解できればこんなに楽しい教科はありません。まるでパズル・クイズの様に、問題が解けた時の爽快感があります。
時にはテストで「おっ、ひっかけようとしているな? 誰がこんな手に乗るか。しめしめ・・・」などと出題者との駆け引きを楽しむことも出来るのです。

「数学? 大好きだったよ。分からない事も多かったけどね」
こんな風に子供の前では胸を張りましょう。
「僕も好きだよ。よく解らないけど面白い」
そう言ってくれたらしめたもの。
人は「好きなもの」に関しては積極的に脳が動きます。あとは解らない部分を理解させるだけ。
では、どうすれば理解出来るか。具体的にはどういうことなのか。

それは、実感として数字や公式を理解する事から始まります。

次回から始まる「算数」に挑戦! で解説いたしましょう。