ふたことみこと:日韓中の上陸演習と選挙:狙いは「政府支持率アップ」と「軍事予算への国民的合意」 | 端事些事のブログ

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有る事、無い事、徒然なるままに妄想して書いてます。ご利用の際は、軽重を問わず自己責任で宜しく。

まずは、ニュースのタイトルを並べると。

日米合同で島への上陸訓練 尖閣問題を念頭か(2012/09/24 09:58 朝鮮日報)
/*先月以来、西太平洋の米国領グアム島一帯で合同軍事演習を行っている日米両国が、島への上陸訓練を行う様子をメディアに公開した*/

東シナ海で上陸演習=日本をけん制か-中国(2012/09/21-19:37 時事)
/*中国中央テレビは21日、中国海軍の東海艦隊がこのほど東シナ海で、島への上陸作戦を想定した実戦演習を行ったと報じた*/

韓国軍、7日から竹島訓練 戦闘機参加、上陸演習も(2012年9月2日 18:40 西日本新聞)
/*聯合ニュースは2日、韓国軍と韓国海洋警察が島根県・竹島(韓国名・独島)周辺で計画している定期訓練を予定通り7日から4日間実施すると報じた。軍関係者の話として伝えた*/

中国 空母を海軍に引き渡し(9月24日 0時44分 NHK)


米日、韓国、中国、各軍が島への上陸を想定した訓練をやっているというニュースと、

中国が、軍備増強を目指しているというニュース。だ。



何をしようとしているのか?

俺的な妄想によれば、これらは、主に米中の共同のシナリオに基づいた茶番劇である。


米側からすれば、かねてよりの「東アジア戦略」という収奪計画の一部だ。

中国との覇権を争う事になるが、出来るだけ「効率」よくカネ儲けしたい。

日韓の政府、軍隊は自分の手下だ。中国との合意が出来れば茶番劇の公演は決まりだ。


中国は、資本主義的な経済成長が落ち込む中、「反日デモ」にも見られるように、国内の圧倒的多数の一般人の不満が急激に増加した。(周知のようにデモの主因は「格差拡大」や「賃金や、労働環境、生活環境の悪化」である)

その中で、中国の支配層は、どうやって、政府への支持を繋ぎ止めるか、
また、アジアでの覇権を進めるための軍備増強という税金の無駄使いに対してどう「国民的合意」を得るか、
あるいは、どうやって周辺国の反発を抑えるか、
という問題に突き当たった。

その問題の解決法として選んだものの一つのが「尖閣」茶番劇である。


中国政府にとって、「尖閣」茶番劇をどれくらいの程度の演出でやるかというのは、日本政府との絡みであるが、
シナリオは米政府と話すのが一番だ。

クリントンの訪中が9月4日、習近平国家副主席とパネッタ米国防長官との会談が9月14日だった。


日本では、周知のように、原発、TPP、消費増税、オスプレイ、等々の問題に見られるように、
民主党政府を使った「むら」のなりふりかまわぬ、人権無視、国民無視、米日独占大資本優先、等々の政治に対して、圧倒的多数の一般人の不満が増大している。


韓国でも、一時期持ち直したとは言え、イミョンバクの支持率は最悪だ。


またこれら全ての国が、資本主義的経済的不況の状態だ。


各国政府は、これらの問題を根本的には解決できないが、場当たり的な一時しのぎとして、引き続き「領土問題」を使おうとしている。

勿論、政府や国のこうした「場当たり的な一時しのぎ」的政策が、圧倒的多数の一般人にとっては更なる犠牲を強いられることになるというのは、何も日本に限ったことではない。



要するに、米中合作シナリオによる、米日韓中合作の「領土問題」を扱った、ちょっとドキドキする、茶番劇を見せ、怖がらせ、国内問題を忘れさせ、各国政府の支持率アップと、軍事費等に対する税金の無駄遣いに対する「国民的合意」を得ようとするものだ。

勿論、この茶番劇自体が税金の無駄遣いだ。



日本では、マスコミが一般国民には投票権の無い「党首選」とかを取り上げ、まだ決まっても居ない選挙に向けて、XXな「政治家」の話を垂れ流している。

要するに、「領土」問題を、TVに出てたり、注目を集める道具として利用して、
原発、TPP、消費増税、オスプレイ、等々の問題を忘れさせ、
圧倒的多数の一般人の、政府への依存度を上げさせ、不満を押さえつけ、
あわよくば、原発とか侵略的軍備増強とかとかさまざまな税金の無駄遣い、つまり「むら」の収入源を維持拡大しようとしているのだ。

その狙いは、各国政府とも同じようなものだ。