ゆったりとした気持ちで、お子さんに接するためには、
接する側はものすごい準備を必要とすると思う。
だから、24時間お子さんに接している親御さんには
非常に頭が下がります。
私は半日もそばにいてあげることが出来ません。
ですから、多分私が注いでいる準備の
12倍から16倍くらいは、
物の準備、お金の準備、精神的な余裕の準備、
進路について考える、人生について考える、
いろいろ、もろもろ、本当に大変です。
でも、試験の結果については
本来お子さんがわー!となり、落ち込むものです。
そこを担当してしまうと、お子さんは自分の役割を失います。
試験の結果が悪いとき、お子さんは自分のやってしまったことを、
自分の結果として受け止める能力を持っています。
でも、それを常に親御さんがまず受け止めることを担当してしまって、
お子さんは反省することを担当させられていると、
反省しておく型だけを身につけて、
自分をどう変えればいいのかを考える能力が身につきません。
ですから、私は試験が終わった直後、
ケアレスミスをしたことに気づいたお子さんについては
そのことを受容しつつも、次にどうすればいいかを考えさせますが、
テスト返しの後は、怒るも何もなく、
間違えたものをただ淡々と直し、
間違えた理由を考えることだけに集中します。
せいぜいテストの感覚は1,2日しか残っていませんから、
間違えたものは新たな問題だと意識したほうが
話が早いです。
反省はしているひまなどありません。
反省をさせることは、もっと意味がありません。
親御さんの自己満足以外に、どういう効果がありましょうか?
反省して、自分は出来ないという意識を持って、
それから、自分のもっている力を信じることは出来るでしょうか。
子供は、常に進化しています。
その進化を、試験の当日のところまで無理やり引きずり戻して
いやな感覚にさせる時間を、
換算してみてはいかがでしょう。