【大会】第43回全日本選手権 part2 | 九州オセロ部♪

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1戦目の惨敗によりライフを半分以上削られたはじぽん。

次やられたら「もうやめてはじぽんのライフは0よ」を言おうそうしよう。



会場を見回すと、お通夜モードが漂う身内が多い。

無差別勢NAKATAKAさんがなぎりん七段に惜しくもやられたとか。

でーす君三段は圧勝していたのに、相手もぐれないと勘違いして他打ったらもぐられたって言ってたかな。
とにかく大ポカして逆転されたらしい。

devicoさん初段も初めての無差別で意気揚々なところ一戦目からダメージを追っていたので、昆布でストレス発散をしていた(謎

天空の女帝、初数殺しもかっこいい異名を獲得したばかりなのに惨敗なうだった。

一方白星を手にしたのは・・・

我らがボスのだーさん。このまま昇段お願いします!

ネタ王も勝ってる。相手は・・・な、なんとひっしー三段。これはすごい。今年は真面目な方面でネタ王になるのか!?

お、その僕(ネタの力を受け継いだ意味で)も勝ったらしい。
・・・ん?いや、不戦勝・・・だと?w
九州からわざわざ来て不戦勝とか嫌なパターンではあるw今年はついてますね!


さぁ次だ次!

■二回戦 VS S木五段(神奈川)

もうやめてはじぽんのライフは0よ

連続五段ですか。やはり無差別はそういうところ。


伏せ石がまた当たったので引き分け勝ちを取り、黒番ゲット。これぞ最高コンディション。
さらに相手縦取りなので、新型馬発動!
この条件下では、はじぽんの力が30ポイントアップする。
ちなみにポイントは連盟レート的な。(つまり誤差の範囲)

と、その次の白で研究範囲から外れる。
外れるとはいえ次善なので、そもそもがはじぽんの研究範囲が狭すぎるのだ。
覚えたところで忘れるしねぇ。そんな無駄なことはしないのさー(クズ顔

とはいえ、打ったことのある進行で黒は間違わず。
そして慣れないであろう白は、間違えててくれた。

大体黒が-5~-7になってしまう中盤の入りが-1くらいの互角形成になったのだ。

ここさえ正解打てればな!

【黒番 >>で進める】
-------------X-----XX--O---XXOO---XXXXOO---XXXO---OOXO----O--O-- X
ここの正解はH7
これは研究なしでは打てなかった。けど確かにC6入れないのは強い。
でもやっぱり研究なしでは打たないなぁ。先が見えないもん。
ここは無難にF3

それでも白が慣れないというだけでチャンスが降ってくる。
ここでX打ち決めちゃおうかと考えたが、先にH4G3と交換しておこうと思ってH4

あ、B4打たれた。そうかそうだよ、相手余裕手だもんそら打たないよ。
最近余裕手にすぐ着手する思考が抜けなくて困る。
G7X打ちをしなかったおかげで6列の種が無いし後々困るなぁ。


【黒番】
-------------X-----XXX-O-O-XXXXX--OXXXOO--OOOOO---OOOO----OOOO-- X
で、C4白がおいしくなってしまったのでここを悪化させよう。
B5かB6だなぁ。
B6C4B5って入ればいいのかな。B6っと。

この時はこの選択が大きいとはまったく思わなかった。
というかどっちでも同じだろうと思っている。
しかし試合後の評価を見た限りここが互角状態を崩した大悪手であった。

いったい何がどう違うのだろうか?

実戦ではこの後置ける場所が限られ、左下X、右下X、右上Xを打たざるを得ない状況で散々な状態であった。

もしB5に入っていたなら。左辺である。
B6を打った場合左辺に入る手段を無くしてしまうのだ。しかしB5なら左辺を取れる分の手数が残る。
この差がとてもでかかった。

相手が次どう打って、自分が次どこがおいしいか くらいの読みでは全然ダメダメなのであった。
無差別でまともに打つには。

と、そんな感じで23対41で敗北。
【終盤石損 自分-10:相手-12】


もうやめてはじぽんのライフ(石差)は-56よ



連敗フラフラで控室のほうを覗いてみるとリバー七段がおにぎりを食べていた。
最近胃の調子が悪いようだがおにぎり食べれるくらいの食欲はあってよかったよかった。

あれ、もしかして昼飯?
りばー「そう思ってるけど・・・」

はじぽん「いや、3回戦の後って書いてるね。」
りばー「そうなんだw ・・・あれ、ってことは3回戦そろそろはじまるんじゃね?」

昼休みと思い込んでくつろぎ過ぎていたりばーさん、急いで食べかけのおにぎりを詰め込んでいたがここまで全勝中であった。


■3回戦 VS F田三段(東海)

ようやく段位が現実的な人に当たった。
これまで倒すことができた最高段位は四段までなのです。
個人的に五段以上は人間やめてると思う。

F田氏、ブログも読んでくれてるみたいで嬉しかった。
はじぽんはこのブログで最大限オセロ界に貢献してるつもり!
3連敗からの4連勝を果たした名人戦のようなスカッとするやつも人気あるだろうけど、
ボロッボロになったはじぽんの姿もニヤニヤしながら読んでくれてるに違いない!
とんだドSだな!読者さん達!

伏せ石を外して引き分け勝ちを取られた。
色を選択するとしたら・・・当然黒。

さっきはボロボロだったが、くじけることは無い。行くんだ新型馬!
(名前のついてない定石なら命名したいなぁ。)

ちなみに新型馬と読んでるのはこれである。
【大公開!はじぽんの新型馬】
f5d6c5f4d3e3g4g5f2

この進行、白が一か所最善うちにくい部分があり、次善を打ってしまうとすぐ互角になるのだ。
互角が良ければメジャーな定石打てば となるだろうけど、はじぽんの記憶力を舐めないほうがいい。
物覚えの悪さには定評がある!

ともかく、馬の不利進行から互角になったときに、初めて勝負の土俵に上がれるのがはじぽんなのだ。

そしてこの対局も中盤差し掛かりで互角になるのに成功。

ここからお互いに悪手を打ちまくりorz
それでも黒の有利が保たれこの局面。

【白番 >>で進める】
-----O------OO-X---OOOXX--OOOXOXX-OOOOX--XXOOXX---OXXX---O-XXX-- O
ここでB7でライン通しを避けてしまったので黒が逆にG2でライン通しをお見舞いする。

これでもう、完勝でしょう。どう転んでもいけるいける!初勝利目前だ!

今思えばこれがフラg



あと1手だ。白の打つ場所を無くしてB7打ったら確定。しかし白の置ける場所はそう簡単になくならない。
この時、完全に黒のラインを維持することしか考えが無かった。

【黒番 >>で進める】
--X--O--O-XXOOXXO-OOXXXXOOOOXXOXOXXXOOO-OXXXOOO-O-OOXOO--O-XXX-- X
う、うーん。どこ打ってもラインが切れる。。。
こうなるんだったら最初からライン切れるのを織り込みで考えていけばよかった。。。

とりあえず白ラインを切って黒もH8に入るようにしていこう

さて・・・足りるのか?う、うーん。。。
怖くて数えられない!

というか、実はお互い秒読みに入っていた。
初めての秒読み。
無差別には、持ち時間20分を使い切るとその後は1手30秒制限で続行できるのだ。
かといって30秒なので思考してる時間はほぼ無い。
ラインを切られないように考えてるうちに持ち時間を使い切ってしまったのだ。

後は連打等無いか気をつけるくらい。
石数は微妙に見える。もはや勝ってるのか負けてるのかはわからない。

そして・・・打ち切って終局。さてどうかな。

2,4,6,8,・・・30,32,34,35!
よかったぁぁぁあそこから逆転許してたら全日本もう帰りたい協会に加入するしかなかった。

評価を見直しても、一時は+30超えまで行ってたのに終盤石損ガリガリ削って最後は+6と。
たぶん今大会一番ひどい終盤じゃないかと思う。
35対29
【終盤石損 自分-32:相手-2】




全敗を免れて昼食休憩となる。
しかし今の一戦は勝っていたところを負けてはならない と、相当消耗していた。

去年の今頃は
ねむ「全勝」
梁「全勝」
虹色「全勝」
なんて言ってて盛り上がってた昼休みのメンツは、今日はどんよりモードだった。

さらにどんよりしていたすずちゃん。初めての全国三連敗かしら。
その隣にいるのは対極の三連勝つれづれ初段。
今年はやってくれるかつれちゃん!希望の光だ!



■四戦目 VS T沢九段(新潟)


・・・ん?

もう一度言います。九段。

ほっほー

いやいやいや他人事じゃなくて、九段と当たるんですか!1勝しただけで!

これが無差別。
さすがブロック王者に匹敵する今回の枕詞になってる「これが無差別」

まぁでも、そんなすごい人に当たる可能性があるのが無差別。
されど無差別。

しまった。オセロ関連の本買いあさっておけばよかった。
著者に当たった時に「本読んでます!」が言えたじゃないか。
読んでないために本というキーワードすら言えなかった。
(ここに書いちゃってるので読んでないのバレバレである)
(ついでに言うとオセロ本買って無いので、会長、M九段、N八段、T八段の本も読んでないわけで汗)

来年までには全部買います読みます!


さて、伏せ石また外して引き分け取られたので、またまた黒選択。
新型馬の今日の戦績は一勝一敗。

いけ!ユニコーン!(とりあえず命名してみた。)
F2がユニコーンの角っぽいでしょ?

12手目にて互角進行に乗る。やはりユニコーンだと不利進行になりにくい!
ネットではよく不利進行になるけどねぇ。
とはいっても、互角をキープできる実力がなく、若干不利になっていきこの局面

【黒番】
-------------X----XXXXOO-XXXXOXO--OXOXXO--OOOOXO---OOO-O--O--O-- X
B5打つとどんどん白に左側に侵入されるという考えでここらでX打ちをしてみた。G7

しかしT沢さんに後に検討してもらったところ、ここは早すぎとのこと。
B5に対してB6に行けるわけでもなく、左辺に行くと上側入りにくくなるので、結果上に行くしかないと。
なので、上を進行させてからで十分であるらしい。
なるほどぉぉぉ

この時点で-10ほどの不利。

そして、追い詰められてる感があるこの局面

【黒番 >>で進める】
--OO-X-----OXX----XXOOOO-XXOOOOO-XOXOXOO-OOOOXXO---OOOXO--O--O-- X
G2くらいしかないかなと思っていたが、次E1来られたらG1もH2もCラインが通っていてやだなと思って別の手を考える。
C2はA5に入りやすくなるだけなので却下
E1はG1と来てG2打つと死ぬので却下
下はまだ入れるタイミングじゃない。

うーん。ならば、単独C打ちA7!
左上の黒をなるべく白くしたい。

左辺を取りに来るならA3だろう。
その次にA5とくればA8取りのパターン。

どちらにせよ、左辺取りに来るなら上辺を先に白くはできないのでE1を打っておく。
上辺放置になるだろうし一応上辺連打かな?


【白番】
--OOXX-----XXX--O-XXXOOO-OXXOOOO-XOXOXOO-XOOOXXOX--OOOXO--O--O-- O

さて白はどこへ来るか。
自然に考えたらA5だろうねぇ。A8取れるわけだし。
まぁ九段の思考がはじぽんの自然の思考と一致してるとは思えないけど、、、

それでも・・・白A5が来た。

だから。

だからこそ。

それを。








・・・それを待っていた!!!

は じ ぽ ん ト ラ ッ プ 発 動 ! ! ! !

B7

T沢氏「あっ」


うぅぉおおおおおおおおぉぉぉぉぉおおおおお!!!!!

-12から一気に+-0に戻る。

振り出しに戻った!!!


【白番 >>で進む】
--OOXX-----XXX--O-XXXOOO-OXXOOOO-XOXOXOO-XOOOXXOX--OOOXO--O--O-- O


単独C打ちのA7はB7とセットだと思っていた。
白のC8があったからである。そうするとA6を封じれるのだ。


そして左辺も解決し、下辺を解決する大事な局面。

【黒番】
--OOOOO----XXO--O-XXOOOOOXXOOOOOOXOOOXOOOXOXXXXOOOOOOOXOO-O--O-- X
14マス空き。
後で見た評価ではドローをキープ(一度-2を踏んだらしいが)
引き分け負けなのでドローのままではだめだが、この時点で数えてるわけではなかった。

ただ、終わってない。それだけは確信していた。

どこを稼ぐか。まずB列は死守しよう。
右上のハイパー3個空きは残す。
きっとそれが鍵だと思う。
まず思うのがB8だが、D8でB列に種を作らせるのが不吉だなぁ。
ならば、先にE8打って、D8B8とすればいいか。


E8


H8


あっ

【黒番 >>で進む】
--OOOOO----XXO--O-XXOOOOOXXOOOOOOXOOOXOOOXOXXXXOOOOOOOXOO-O--O-- X
うわああああぁぁぁぁんんん


せっかくのチャンスを単純な読み漏れで落としたorz

検討のとき、ここでB8を打った場合、白H8は考えていなかったらしくB3を考えていたそうで。
そうすると白-2で12マス空きになっていただろう。

はぁぁぁぁ。ただ負けるよりチャンスを逃すのが一番悔しい。

37対27
【終盤石損 自分-12:相手-2】



まぁしかし九段相手にここまでやれた自分は褒める。よくやったはじぽん。堂々と九州に帰れるぞ!


いやまだあと2戦あるんだがね。
全日本もう帰りたい協会に入会しそうになった。



こうして1勝3敗のまま三段昇段のためにはもう負けられないまま四回戦を迎えるのであった。

いや、こんな反省点多いまま三段とか、だーさん、NAKATAKAさんだけでなく九州の守護神ばく。さんにも申し訳がたたない。
普通にあと1勝だけが目標。


俺、この大会が終わったら実家(水戸)に帰るんだ。

今年の王座戦は水戸で行われ、しかも出場資格が無差別2勝。
これは最大のチャンスなのだ。逃すわけにはいかない!
俺たちの戦いはこれからだ!(打ちきりEND)

だがつづく