「ホールの会」が終わりました。
曲や音色の美しさを伝えるには高度な技術が必要です。
けれどそんな一流の技術は、一部の天才にしか与えられていない。では普通の私たちはどうしたらいいのでしょう?
ご出演の皆様の演奏を聴いて思いました。
やはり同じ。
伝えたいという気持ち。
この曲が好きという気持ちは自分のものです。自分がその曲が好きなら自分で伝えるしかないのです。
そのために、努力する。
間違えるとか、緊張するとか、恥ずかしいとか、カッコ悪いとかそういうことを全部飛び越えて、例え一流の技術を持たなくても「自分の手で伝えよう」という勇気を出す。
でも、努力しても結果がうまくいくとは限らないです。
願いも夢も、むしろ叶わない人の方が多い。
では結果が出なかった努力は無駄なのか?
勇気は無駄なのか?
私は、無駄かもしれない努力の時間が、その人となりを作ると思っています。
仮に思うように行かなくても、伝えるために真摯に向き合ったことは事実です。
その事実がその人を強くします。
強さは人生の荒波を乗り越えやすくします。
結論。
努力は報われる。
皆様を見て、私も挑戦しなきゃって思いました。