最初からスッと音楽に入るのは、簡単なことではないですね。

 

 

だからとりあえずちょろっと弾いてみる。

もう少し最初の1.2小節くらい弾いてみる。

これなら行けそう、と安心して最初から弾き直す…。

 

弾く方はこれくらいなんてことないと思ってるんですが、でもこれ、聞いている人にとってはその時点で99%くらい緊張感と集中力が削られてます笑。


例えば、アナウンサーが「きょ、きょ、今日、、、」と何度も言い直したら聞きづらいですよね。「ええと、今日のお天気は、ええと、今日のお天気はですね、、、」といい直してる予報士がいたら「なんか信用出来ない」って思ってしまうかも。


これと同じことをしてしまっているんです。しかもそれがただの情熱収集目的でなく「美しいものを聞こう!」という場であったらなおさらです。

 

自分はやり直してスッキリするかもしれないけれど、聞いている人は全然スッキリしない。何より美しさという点で、もうマイナス100。


 そのためにやっぱり最初の1音から、1回目で弾けるようにすることはとても大事です。


ただ、1回目で弾けるようにするには、2回目で弾けるより何十倍もの努力をしないといけない。

ほんとに何十倍笑。

 

でもその努力は、間違いなく音楽を美しくします