はじめてピアノの会では
「聴く楽しみ、弾く喜び」
をスローガンに掲げています。
でももう一つ大事なことがあります。
それは
「聴いてもらう幸せ」です。
「誰かに聴いてもらうために弾いてるわけではない」と多くの方がおっしゃいます。
でも。
家で練習してて上手に弾けたとき、なんだか誇らしくて、誰かに聴いてもらいたいと思いませんか?
「あー!今の演奏をレッスンで先生に聞いてもらいたかったー!」と思いませんか?
心優しいパートナーがそばにいたら「ねえ、聞いて聞いて!」って言いたくなりませんか?
「今、すごくよく弾けたのおお!」って。
いいことがあった日に、それを誰かに言いたい。
綺麗な景色を誰かと共有したい。
それと同じだと思います。
ではなぜ、聞いてほしくないのか。
それは「自分は下手だから」なんだと思います。
私より上手なあの人の前では弾けない、って。
「そういうの、どっちでもいいかなあ、、、」と、私はようやく思えて来ました。
頑張ったピアノを、聴いてくれる人がいる。
こんな幸せなことない。
ピアニストみたいに上手でなくても、自分を認めてくれる人がいる。
充分幸せ。
聞いてもらえるということは、そういうことなのです。