あけましておめでとうございますと申し上げるには少し遅くなってしまいました。
今年も「はじめてピアノの会」およびこちらのブログ「ピアノろまん」をよろしくお願いします。
新しい年になるということは、昨年より1年歳を重ねると言うこと。
となると、「1小節弾けるようになるまでに以前の何倍も時間がかかる」「根気が続かなくて新しい曲の楽譜が読めない、、、」「体が疲れて練習する気にならない、、、」と言う皆様の悩みが1年分増えるわけで。
今年の初レッスンでも早速その言葉を聞きました。
そりゃそうです。年取っていくんだから。ピアノに限らないし。なんでもどんどん出来なくなるのが当たり前。
嘆く気持ちは大いにわかります。
でも受け入れる以外に100パーセント手段のない案件。
もちろん私も同じで、目が見えないし、忘れっぽいし、手が痛いで、楽譜読めないし、覚えられない、練習できない。
休み休み、やっとこさ。
2倍の時間では済まない。
でもそれでいいのです。
私は朝起きて、日本茶を飲みながら、朝日の当たる椅子で本を読むのが日課です。
仕事の日も朝は大抵そうしています。
というとゆったり読書を楽しんでいるかのように受け取られるかもしれませんが、実情は全然違います。
外が気になったり、スマホいじったり、花の水換えたり、朝ご飯の支度しにいったり、お茶のお代わりしたり。まともに本は読んでいません笑。
翌日に2ページくらい読んでから「あれ?ここ昨日読んだ気が、、、」と気づく。
集中力ゼロです。
それでも読むのは、本を読みたいから。
若い頃は、早く先が読みたくて、早く情報を得たくて、はやる気持ちで読み進めていましたが、今は本を読む時間そのものに身を委ねている。かっこよく言えば笑。
ピアノも同じで、2倍でも3倍でも時間かけて弾けばそれで良いのではないでしょうか?
たとえ3倍、4倍時間かけて弾けるようにならなくても、「ピアノを弾く時間」を3倍4倍楽しむことはできるはず。
ピアノがどんどん弾けなくなるのは当たり前。
人間ですから。
人生は所詮暇つぶし。
出来ること=楽しい だけではないはずです。