どう弾くか、はどう生きるか、です。
今日は子供の演奏を聴くお仕事がありました。
みんなすごく丁寧にきちんと練習してきていて感心しました。そしてそこまで熱心にご指導して送り出されている先生方にも感服いたしました。おかげで素敵な演奏がたくさん聞けました。
楽器の演奏は一夜漬けではできません。日々の積み重ねです。毎日の練習は好きだけでは出来ません。
練習をしよう、という意思と決意と覚悟、そして行動です。
楽器を演奏するということは、それに加えて挫折に強くならないといけません。どんなに練習していても上達が目に見えない時があるし、失敗することもあるからです。
そんな自分も受け入れないといけません。
そんな時でも希望を失ってはいけません。
もし「良い演奏をしたい」と思ったら毎日練習する。
結果的に失敗しても諦めない。
いつかいい演奏をしたいと思い続ける。
これが大事ですね。
これは人生と同じです。
「よい人生を送りたい」と思ったら、毎日「良い人生になる生き方をしよう」と思う。とりあえず、思う笑。
そして意志と決意と覚悟と行動。
「良い人生」につながることを、できるだけ毎日積み重ねる。「良くない人生」になることを出来るだけしない。
結果が希望通りでなくても、自分で決めたことに責任を持って受け入れる。チャレンジした自分に誇りを持つ。終わったものはすっかり手放して次に進む。
どう弾くかはどう生きるか。
人生には迷いも誘惑も恐怖もいろいろあるけれど、決めるのは自分。逃げるのも自分、やるのも自分。
逆に言えば、どう生きているかがピアノにも現れます。
今日、たくさん練習をして人前で素敵な演奏を披露してくれた子供たちは、練習の大切さと日々の努力の大切さを実感していると思います。
「意志と決意と覚悟と行動」にしっかり向き合った小さなピアニストたちに拍手を送ります。