若者は真っ直ぐだから、見て見ぬ振りが嫌いです。
見て見ぬ振りをしている大人も嫌いです。
そして当たって砕ける。。
それを繰り返すうちに年とともに人は「もうどうせ無理だし」って見て見ぬ振りをするようになる。
私もそれです。
今、見て見ぬ振りをしていることが沢山あります。
見ちゃったらどうしていいかわからないので。
しかし。
ふとした時に見えちゃう。
1、2回なら「見てない、見てない」って自分に言い聞かせるけど3回目くらいから「見えてしまった…」と心の声がつぶやき、4回目には「見たよね、見ちゃったよね、わかっちゃったよね」と見たことを否定出来なくなり、もう5回見ちゃうとコマーシャル効果を証明するがごとく「見なくてどうする!」と、高校生の正義感がむくむく湧き上がってくる。
大人の私としては、もう見ちゃったら今度はどの辺りまで見ちゃってどの辺りまで見て見ぬ振りをするか、高校生の心を制御するしかありません。
社会の仕組みも人間関係も、
いつの世も解決できないことは普遍的で
例えば原発のこともそうだし
ワンちゃん猫ちゃんのこともそうだし
食べ物のこともそうだし。
本気になったらその先は闘いですね。選挙に立候補するしかありません。いや、政治家になったら余計当たって砕けるか、もっと正義から遠ざかるかどっちかかもしれません。
そして今思うのです。
見て見ぬふりをしているのは良くないけど、見て見ぬ振りをしている自分を見て見ぬ振りするのはやめよう、と。
見て見ぬ振りをしている自分にも、もしかしたら一つ、ほんの小さな事でも、変えられることがあるかもしれない。
せめて今出来る一つくらいはきちんと見て、高校生の自分に折り合いをつけよう、とそう思うのです。